クイーンアン様式データ
- 年代:18世紀初頭
- 主な地域:イギリス
クイーンアン様式の解説
イギリスが経済的にも政治的にも安定した時代であったアン女王の時代に、フランスのロココ様式をイギリス化したスタイルとして発展しました。
建築
リチャード・ノーマン・ショウがこの時代の代表的な建築家で大きな切妻屋根やアシンメトリーの建築配置など、イギリスで受け継がれてきた伝統的な建築の要素を集大成しました。
代表作としては、「リーズウッドの住宅」などがあり、その後の住宅建築に大きな影響を与えたことでも知られています。
家具
貴族趣味であったフランスのロココに比べ、洗練度には欠けますが、安楽性や機能性への配慮がなされ、より実用的なデザインが特徴的です。
素材にはウォールナットが多用され、「ウォールナットの時代」と言われています。
椅子の脚は、太目の猫脚で、その先端は、当時流行していた東洋の文化を反映し、中国椅子の脚を模倣しておりポール&クロウが多いです。
また、花瓶型の背板も特徴的です。