- Established: 1914
- Nation:フランス
- Website:https://intl.patou.com/
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パトゥ Overview
復活したフラッパー・ルックにファッション業界も大注目
Patou(パトゥ)というブランドをご存知の方はかなり少ないのではないでしょうか。
というのも2018年にルイ・ヴィトンの親会社でもあるLVMH(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー)が買収したことでブランド名が変わっているから。
以前はジャン・パトゥというブランドなので、香水でご存知の方も比較的多いかもしれません。
LVMHはものすごい勢いで買収を重ね、ブランドの幅を拡充し、さらに有名デザイナーを送り込むことでブランドを再生や拡大を図っていますが、パトゥもそうしたブランドのひとつとなっています。
LVMHが買収したときにブランド名をこれまでの「ジャン・パトゥ」から「パトゥ」へと変更し、さらにアーティスティック・ディレクターとしてNINNA RICH(ニナリッチ)やCARVEN(カルヴェン)などで活躍していたギョーム・アンリを送り込みました。
パトゥへとブランド名が変わった理由は明確ではないですが、LVMHからのオファーが来る前に少し前にギョーム・アンリが散歩中にたまたま訪れたジャン・パトゥのお墓で「パトゥ」という響きが気に入って思わずほころんでしまったという運命的な逸話からかもしれません。
ジャン・パトゥはクチュールメゾンとして名を上げたブランドでしたが、一般的なクチュールメゾンにあるような貴族向けのドレスルックというよりは、フラッパールックと呼ばれる袖なしショートドレスやミニスカート、ウエストを絞らないチューブラーなどが少しやんちゃな雰囲気のあるスタイルで、さらに女性向けのスポーティー、カジュアルウェアを先駆けて提案していた現代的なルックの先進的なクチュールブランドだったのです。
新生パトゥもこうしたブランドのDNAを引き継ぐようにストリート、カジュアル、スポーティーとロマンティックなガーリースタイルがちょうどよいラインでミックスされたフレンチスタイルが注目を集めています。
特に2015年前後からラグジュアリーブランドへと浸透してきたストリートやスポーティーとの急速な融合を考えると「今」のスタイリングにとても相性のよいブランドとなっているのです。
「かわいい」を体現するフレンドリーなウェアがパトゥの魅力
新生パトゥはギョーム・アンリが作り上げたと言っても過言ではありません。
ブランドのデザイン、そして方向性を定めていくアーティスティック・ディレクターというのはそれほど大きな存在です。
ギョーム・アンリはマダム・カルヴェンがブランドを去った後CARVEN(カルヴェン)を人気ブランドに押し上げたデザイナーとして有名で、ジバンシィではあのリカルド・ティッシの下でも活躍していました。
そんなギョーム・アンリがパトゥで追求したのはフレンドリーなメゾンであること。
フレンドリーなメゾンというのは、ユーザーに優しいということなので価格帯もラグジュアリーメゾンではありますが、価格帯は比較的抑えめでかなりアクセシブルに設定されています。
そして、『カワイイ』という言葉が似合うようなウェアラブルで、フィット感のあるフレンチガールのワードローブというところを目指していきました。
デニムを使ったドレスやクラシックな雰囲気がありながらもリラックスして着られるジャケット、ドレッシーな雰囲気を出しながらも気取らずにTシャツのように着られるトップス、バックプリントのシャツドレス、ギャバジンのワイドパンツ、ドローストリングのパフスリーブなどゆるく、カジュアルにでも高級感やキッチリ感も忘れないような大人がかわいく着られるウェアがたくさんあります。
定番アイテムは長く着られるように、「エッセンシャル」を重視
洋服というのはトレンドの移り変わりが激しく、特徴的なウェアであればあるほどトレンドが去ってしまうと着られなくなってしまうことが多いです。
そういったことを極力なくすために、今あるアイテムと同じようなアイテムは作らないように、常に「新しさ」があるアイテムをリリースするようにしていること。
そして、『エッセンシャル』と呼ばれるパトゥらしさが分かりやすく表現された定番アイテムというのをコレクションの10~15%くらいの構成比で作るようにしています。
例えば、ピーコートやトレンチコート、デニムジャケット、シルクブラウス、マリンニット、ユニフォームジャケットのような定番ラインでシーズンが終わったから消えてしまうのではなく、いつまでも長く愛用してもらえるということも大事に考えているのです。
ジャン・パトゥからパトゥへ引き継がれた歴史
Patou(パトゥ)というブランドには歴史的に見ると3つの大きな時代があると言えます。
ひとつは、創業者であるジャン・パトゥの黄金時代、そしてジャン・パトゥ死後の激動時代、さらに復活を果たした現代です。
メゾンの立ち上げは1914年で、ちょうどココ・シャネルやジャンヌ・ランバンなどが活躍したのと同じような時代です。
女性のシルエットを自由にするという理念を掲げ、コルセットを排除してウエストを楽にするドレスや女性用のスポーツウェアといった着心地に徹底的にこだわったウェアを作り、女性服に革命をもたらしていったのです。
ブランドは短期間で爆発的に成長したのですが、世界恐慌によるブランド存続の危機に見舞われ、さらに1936年には49歳という若さでジャン・パトゥはこの世を去ってしまいました。
その後はカール・ラガーフェルドやクリスチャン・ラクロワなどといった誰もが知っているような大物デザイナーがジャン・パトゥのかじとりを任されたのですが、全盛期にははるかに及ばずクチュールは1987年にブランド休止状態となります。
その状態からLVMHの買収によって2018年に復活を遂げ、ギョーム・アンリをアーティスティック・ディレクターに迎えたことによって新生Patou(パトゥ)として新たなスタートを切ったのです。
日本への展開もとってもスピーディー
Patou(パトゥ)は、2018年に復活したばかりのブランドですが日本への展開はとてもスピーディーに行われています。
N°21(ヌメロヴェントゥーノ)やNINA RICCI(ニナリッチ)などの日本展開も手掛けているグルッポタナカが2020年に日本の販売権を取得しています。
純粋な意味でのサスティナビリティにも力を入れているパトゥですが、日本でも定番アイテムのエッセンシャルも毎シーズン展開していくことで長く愛用していけるというブランドコンセプトも大事にしながら日本へも根付かせていくという方針です。
すでにセレクトショップのグルッポタナカのグループ会社でもあるセレクトショップ「イザ」をはじめ、ユナイテッドアローズやESTNATION(エストネーション)、BIOTOP(ビオトープ)など様々なショップで購入することが出来るようになっています。
それ以外でも伊勢丹や阪急といった百貨店でもポップアップストアが開催されるなど一気に日本での知名度を上げてきています。
みんなで考えようサスティナブルな社会
昨今ではサスティナビリティに配慮した運営をするのがラグジュアリーブランドでも当たり前に求められる社会的責任になってきていますが、パトゥも例に漏れずしっかりとサスティナブルなブランド運営を行っています。
革新的すぎるエコパッケージがすごい
パトゥの環境配慮というのをもっとも身近に感じられるのは革新的ともいえるパッケージ。
材料は100%リサイクル可能な原料が使われていて、ユニークなフォルムをしたパッケージですが紙と革の残りの部分で作られた再生紙のジュエリーボックスにリサイクル素材の緩衝材、オーガニックのラッピングリボンというこだわり。
保管やパッケージ用のバッグにと包み紙は全てじゃがいものでん粉から作られたバイオプラスチックです。
ハンガーも木材と再生ポリプロピレンを使い、ショッピングバッグにもリサイクル材料とリサイクル可能な材料からのみ作られ、ラベルやタグなども全て再生ポリエステルです。
もちろん原材料にもこだわり、ロスを出さない心がけ
コレクションのすべてというわけにはいきませんが、プレタポルテコレクションの1/3以上にオーガニックコットン、再生ポリエステル、ウールなどのエコ原料が使われています。
デニムなどは100%オーガニックコットン、服製作の際に出る余り生地でコットン繊維を再生しているのです。
もちろんファーやレザーといった材料は使用されておらず、ジャケット、パンツ、コートなどリサイクルウールと天然のオーガニック繊維から作られているのです。
そして、コレクションの点数を絞ることにより作ったものをしっかりと販売できるようにしており、コレクションの10%程度になるエッセンシャルという定番ラインは翌年までそのアイテムを維持することで無駄を省くという試みも行っているのです。
エッセンシャルは、普遍的な定番製品として長く愛用できる点からもサスティナブルですね。
農産食料品と同じようなトレーサビリティ(追跡)まで!?
トレーサビリティとも関係するのですが、実はパトゥのプレタポルテコレクションは100%「メイド・イン・ヨーロッパ」なのです。
ラグジュアリーブランドとしての高い品質を維持するというのもありますが、環境フットプリントの削減にもつながります。
そして、各製品にはQRコードからアトリエで製作したスケッチから工場での製作現場などの製品が出来上がるまでのライフサイクルまで公開しています。
パトゥのファッションは可愛さが爆発していてファッションブランドとしても素晴らしいのですが、こうしたサスティナブルな取り組みをする企業という点でもとても優秀なのです。
ジャン・パトゥというブランドを引き継いでいるとはいえ、Patou(パトゥ)というブランドだけで見れば、2018年に新しく始まったばかりの超新興ブランド。
しかし、だからこそ過去のしがらみにとらわれない全く新しい世界・クリエイションで魅せてくれるのではないでしょうか。
この記事を監修しているのは?
ラグジュアリーブランド・ハイファッション調査部門
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