- Established: 1968
- Nation:ドイツ
- Website:https://www.jilsander.com/
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ジルサンダー Overview
ミニマルファッションのパイオニア「ジルサンダー」とは?
JIL SANDER(ジルサンダー)は1990年代にミニマリズムの代表格として一世を風靡し、アクティブに活きるキャリアウーマンだけでなくメンズラインでもハイエンドな男性の制服のような存在だったブランド。
黒と白のモノトーン、グレーなどをベースに過剰な装飾はせず、質の高い素材と洗練されたシルエットによってシンプルながらも気高いスタイルがファッショニスタを魅了してきました。
今では断捨離やミニマルという言葉が当たり前のように使われていますが、ジルサンダーがデビューした70年代というのはゴージャスで装飾的な攻めるデザインが主流だった時代、見向きもされなかったミニマルデザインを提唱し続け、80年代後半から90年代にかけてヘルムートラングやニールバレット時代のプラダなどと共にミニマルなリアルクローズとして大ブレークを果たしたのです。
ハイファッションにおいてミニマリズムという概念を世の中に決定的に根付かせた立役者でもあり、パイオニアでもあります。
ちなみにジルサンダーは2008年にオンワードホールディングスによって買収されており、実は日本のブランドになっていたのですが、2021年にDIESEL(ディーゼル)の親会社でMAISON MARGIELA(メゾンマルジェラ)やMARNI(マルニ)も傘下に収めて勢いに乗っているOTBに買収されています。
度重なるデザイナーの交代や買収などもあり、ラフ・シモンズの退任後はじわじわと人気に陰りが出ていたのですが2017年にクリエイティブ・ディレクターに就任したルーシー&ルーク・メイヤー夫妻によって復活を遂げています。
ルークはストリートブランドのSupreme(シュープリーム)出身で、自身のブランドOAMCも立ち上げたストリート業界出身のデザイナーであり、ルイ・ヴィトンやバレンシアガ、ディオールといったトップメゾンで経験を積んできたルーシーとの相乗効果によってジルサンダーが本来持つ洗練された力強いミニマルスタイルに、スポーティーやストリートのエッセンスがプラスされたことで現代的なジルサンダーが生まれているのです。
CHLOE(クロエ)、CELINE(セリーヌ)とクリエイティブ・ディレクターを歴任し、大人の女性のためのリアルクローズとして絶大な支持を集めたフィービー・ファイロがファッション業界から去ったことで「フィービー・ロス」が起こり、ポスト・フィービーを業界全体、リアルクローズを求める大人の女性たちが探していた中でルーシー夫妻の提案するジルサンダーが一気に浮上してきました。
時代と共にトレンドやファッションに対する趣味嗜好は変化しますが、ジルサンダーの持つ普遍的なミニマリズムというのは、その時代に沿うカタチで再解釈されています。
デザインは引き算「ミニマリズム」を追及したスタイリング
ジルサンダーの特徴を今さら説明する必要もないほどですが、無駄な装飾を極限まで省いたミニマルなデザイン。
創業者のジル・サンダーが世の中の流れとして主流ではなかったミニマルなデザインを追及し、それが時代のスタンダードとなり、ジル・サンダーがクリエイティブ・ディレクターから退任した現在でも脈々と継承されている。
ミニマルというのはジルサンダーというブランドのDNAそのものです。
そんなジル・サンダーが語っていたのは、
「ファッションには引き算が最も大切」
ということで、デザインを足していくのではなく、削っていくことで合理性を追及する機能主義的なポリシーなのです。
もちろん引き算をしていくことでデザインとしてはどんどんシンプル化していくので、そこに価値を見出すためには上質な素材や美しいシルエット、丁寧な仕上げ、着ることによって得られる快適性などが必要です。
ミニマルを追及するために絶対に譲れなかったものが『クオリティ』です。
ジルサンダーはラグジュアリーファッションブランドとしては珍しいドイツ発祥なのですが、こうした考えを聞くとドイツにあった世界で初めてモダンなデザインの枠組みを確立した美術・建築学校「バウハウス」の考えが深層にあったのではないかと考えてしまいます。
バウハウスの考えが合理性を追及するモダニズムの中で、ミニマルな建築や家具デザインを提唱していましたし、近代建築の3大巨匠にも数えられるバウハウスの第3代学長ミース・ファン・デル・ローエの名言「神は細部に宿る」というのはジルサンダーにも通ずるところがあるのではと思います。
そして、ただ合理的なミニマルファッションというだけではなく、どこか洗練された都会的な雰囲気が漂うのはジル・サンダーがブランド立ち上げ前に過ごしていたニューヨークの影響もあるのでしょう。
ニューヨークで働くキャリアウーマンのアクティブでパワフルな熱量もプラスされたことでジルサンダーは本物のリアルクローズへと昇華しているのです。
ジル・サンダーが積み上げてきたベースラインに、ラフ・シモンズもそうでしたし、メイヤー夫妻もそうですし、時代を彩るデザイナーがそれぞれの感性をプラスすることで『今』のジルサンダーが創り出されていくのです。
ユニクロとのコラボはジルサンダーとは関係ないよ
日本のファストファッションの最大手UNIQLO(ユニクロ)が2009年にジル・サンダーとのコラボレーションによって発表した「+J(プラスジェイ)」。
世界的なデザイナーであるジル・サンダーとユニクロがコラボレーションしたということでファッション業界のみならず一般消費者まで含めて驚きを隠せなかったというのは記憶にも新しいです。
これまでのユニクロとはうってかわってファッション性の高いアイテムを800種類以上リリースし、ジル・サンダーらしい美しいシルエットやクオリティの高さに人気が爆発し、常に品薄状態のスマッシュヒットを記録しました。
「+J」は2011年まで続き、その後も何度か再生産がされ、そのたびにファンが歓喜して買いだめするという状態です。
しかしこのコラボレーションでよく勘違いされるのは、ブランドのジルサンダーとコラボレーションしていると思われること。
あくまでデザイナーとしてのジル・サンダーとコラボレーションしていただけで、ジルサンダーというブランドとは全く関係がないのです。
この時にはすでにジル・サンダーはクリエイティブ・ディレクターから退任していますし、この当時はラフ・シモンズがジルサンダーのクリエイティブ・ディレクターをしていました。
一度は終了していた+Jですが、2020年秋冬で突如として蘇り、またもや激しい争奪戦が繰り広げられれ、そして、翌年の2021年の冬に最終章を迎えました。
メイヤー夫妻によってジルサンダーがブランドとして再評価されてきた最中の「+J」復活なので、うまい具合に勢いに相乗りされたような感じにもなっています。
「+J」自体はとてもよいものですが、ブランド「JIL SANDER」とは無縁なのです。
都会から抜け出した普段着の「ジルサンダー+」
ユニクロとのコラボレーションである「+J」がある中で、ややこしいブランド名がJIL SANDER+(ジルサンダープラス)。
2019年にスタートした新ラインで『自然』をコンセプトに掲げたジルサンダーの新しい世界観を伝えるコレクションとなっています。
一般的にイメージするディフュージョンラインやセカンドラインというわけではなく、都市型のアクティブウェアを提案するジルサンダーとは違い、山や海、田舎などの都市から離れた生活を送るのにふさわしいジルサンダーウェアということでメインコレクションを補うものです。
クリエイティブ・ディレクターのルーシー&ルーク・メイヤー夫妻は、幼い頃から自然に囲まれて育ちスキーやスノーボード、登山やハイキングといった自然の中で暮らすということが根付いています。
そんな2人のライフスタイルをジルサンダーに反映させたのが「ジルサンダー+」
ユニセックスなデザインで、ジャージー、モールスキン、リサイクルカシミア、シルクなどの天然素材かテクニカル素材を用いて、実用的で着心地のよいリラックスしたムードはジルサンダーとはルーツを同じくしながらも正反対のもの。
メインコレクションでは見られないデニムラインやパステルっぽいナチュラルなカラーなど普段着として着たくなるものばかり。
特徴のひとつとして自然を愛するというサスティナビリティに対して同じ考えを持つブランドとのコラボレーションも積極的に行っていき、第一弾としてはイギリスの老舗ブランド「マッキントッシュ」
名作のゴム引きコートをジルサンダー風にアレンジしたクリーンかつラグジュアリーな佇まいのアイテムに仕上がっています。
「+」にはパートナーシップという意味も込められており、ジルサンダー+はシーズンごとに他ブランドとのコラボレーションを行う予定となっています。
ミニマルファッションというDNAを継承しつつも、新しい才能によってその価値を高めていくジルサンダー。
今後もリアルクローズを提案するラグジュアリーブランドとしてその輝き続けてくれるのではないでしょうか。
この記事を監修しているのは?
ラグジュアリーブランド・ハイファッション調査部門
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