アメリカンモダン American Modern

アメリカンモダン様式データ

  • 年代:1950年代
  • 主な地域:アメリカ


アメリカンモダンの解説

1950年~1960年台のアメリカで、合板、プラスチック、スチール、ワイヤーなどの新素材の実用化が盛んになることによって生まれたシンプルでローコストなデザインスタイルです。
戦後のニューテクノロジーの波を受け、量産に向く家具デザインが次々と発表され、軽快で遊び心のあるカジュアルなスタイルで、はっきりとした純色を強く対比させた色使いが特徴的です。

アメリカンモダンの代表的なデザイナーとして真っ先に挙げられるのは、チャールズ&レイ・イームズでしょう。
ローズウッドの成形合板とアルミニウムの脚にボタンつき革張りという、異素材を組み合わせたラウンジチェアとオットマンが代表作で、ほかにも重厚なイメージを持つ「イームズチェア」が有名です。

他にもイームズと同世代のエーロ・サーリネンも有名で、建築家の父とフィンランドからアメリカへ移住しており、北欧モダンの影響を受けたデザインで知られます。
建築作品には、流れるような自在な彫刻的造形をもつ「ケネディ空港ターミナル」、「エール大学室内ホッケー場」などがあります。
家具では、チューリップの花びらに似た形から「チューリップチェア」と呼ばれる清楚で優雅な椅子があり、アメリカンモダンを代表する傑作として知られています。

アメリカンモダンでは、「ネルソンソファ」、「ネルソンキューブ」などをデザインしたジョージ・ネルソンや日系アメリカ人で「ノグチーテーブル」や岐阜提灯を近代化した「あかり」シリーズで有名なイサム・ノグチ、スチールメッシュを使った「ダイヤモンドチェア」をデザインしたハリー・ベルトイアなど代表的なデザイナーです。




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