目次
1. あなたはマットレスに何を求めているでしょう? 2. マットレスの構造を知っておこう 3.マットレスと聞いてすぐに思い浮かぶブランドは? 4.最高のマットレスブランドを抑えよう
あなたはマットレスに何を求めているでしょう?
こう問いかけてみると、ほとんどすべての方が『快適さ』や『寝心地』と答えるのではないでしょうか?
マットレスと他の家具の選び方でもとっとも違う点は、それが身体に影響を与えるかどうかというところ。
人生の1/3を費やすと言われる睡眠時間を快適に過ごす、そして睡眠によって健康を妨げないということがマットレスに求められるのです。
単純に価格が安いからとか、デザインがいい(マットレスにあまりデザインはないと思いますが・・・)だけの理由で選べないのです。
体を休めるはずの睡眠が、身体に合わないマットレスで寝ることで逆に負担をかけてしまうといったことがないように注意しましょう。
ただ快適さや寝心地というのは人それぞれ違っていて、感じ方も違うものです。
人によっては体を包み込むような柔らかいマットレスが良いという方もいらっしゃるでしょうし、固いマットでないと寝にくいといった方もいらっしゃるでしょう。
ご自身が寝る環境を改めて意識してみると、具体的なマットレス選びの条件につながっていきます。
例えば、以下のような質問をご自身、パートナーに投げかけてみるのはどうでしょうか?
❖ マットレスは固いほうがいい?柔らかいほうがいい?
❖ 暑がり?寒がり?
❖ 縦幅はどれくらい必要だろうか?
❖ 1人で寝る?2人で寝る?
マットレスは固いほうがいい?柔らかいほうがいい?
この質問は最近の流れでもありますが、身体が沈み込んで優しく包んでくれるような低反発マットレスを好むのか、それともある程度の反発力を持って、身体が沈み込まないような高反発系のマットレスを好むのか、という質問にもなってきます。
一般的には適度な反発力があったほうが、最適な睡眠姿勢をキープし、寝返りを楽にうつことができるので腰への負担が軽く、腰痛が改善すると言われています。
適度な反発力を生むのは、やはりSerta(サータ)やSealy(シーリー)のような高品質のコイルスプリングや高密度ウレタンなどになってきます。
ただ、あまり腰痛などを感じない方や身体にフィットする感じが好きだという方は、柔らかいマットレスの方がいい場合もあるでしょう。
ただテンピュールのような完璧に計算された低反発マットレスであればいいですが、単純に安い低密度ウレタンを使っているようなものは避けた方が懸命だと思います。
高反発マットレスに関しては、「高反発マットレスってなにがいいの?」で詳しく解説していますのでご興味ある方は御覧ください。
暑がり?寒がり?
この質問の意味するところはマットレスの通気性です。
当然通気性がいいにこしたことはないのですが、特に暑がりの方ですと大量に汗をかきますので通気性のいいマットレスが必須になってきます。
通常の汗程度であれば、自然に乾燥して乾きますが、あまりにも大量の汗や湿気の多い部屋の場合は要注意です。
また低反発マットレスで使われるウレタンフォームは、夏は身体にまとわりつくような感覚もあるため暑苦しく感じることもあります。
スプリング型やメッシュ素材のマットレスの方が通気性は格段に上がりますので、暑がりだと思う方は寝心地だけではなくて、通気性のよい素材も意識しておきましょう。
別の方法としてマットレスだけで通気性を確保するわけではなく、すのこ型になったベッドフレームや底面に空気を通しやすいベッドフレームを選ぶことで寝心地と通気性を両立させることも出来ます。
テンピュールのような低反発ウレタンは寝心地は最高ですが、こうした通気性を確保する工夫も必要ですね。
縦幅はどれくらい必要だろうか?
意外と見落としがちなのが縦幅です。
横幅は、シングル、セミダブル、ダブルといったサイズを意識して購入するので、確実にどれくらいのサイズが必要かを検討すると思いますが、縦幅はメーカーによってあらかじめ決まっていることがほとんどです。
例えば、日本の標準的なベッドの縦幅は195cm。
一部の輸入マットレスだと201cmのものもあり、Simmons(シモンズ)だと210cmのロングサイズもあったりします。
一般的な身長の方だとほとんど意識することはないかもしれませんが、背の高い方は縦幅が数cm違うだけでもかなり感覚が変わってくるので、ロングサイズもあるということを覚えておいたほうがいいです。
1人で寝る?2人で寝る?
ひとり暮らしの方であれば、あまり意識する必要もありませんが、ご夫婦の場合だとこの質問が必要になってきます。
なぜなら仕事で遅くなったりすると寝るタイミングが違ってきますし、寝返りを打った時などの振動がダイレクトにパートナーに伝わってしまうからです。
とくにコイルスプリング型のマットレスの場合は、この振動の伝わりが顕著なので一緒のマットレスで寝る場合は、振動というのも考慮に入れておく必要があります。
ウレタン系のマットレスの場合は、振動を吸収してくれるので、そこまで伝わりません。
また、2人の場合はサイズもクイーンやキングなどの大きめのサイズを選ぶのか、シングルを2つ並べるのかというのも考える必要がありますね。
シングルを2つ置くというのは、実はけっこういい選択肢で、好みのマットレスの硬さや素材を選べるというメリットがあります。
ただ、マットレスの高さが違うと段になってしまうので、高さや縦幅はきっちり合わせておくようにしましょう。
次は、マットレスの構造比較とおすすめマットレスブランドの紹介です。
マットレスの構造を知っておこう
マットレスを選ぶにあたって、それぞれ着目するポイントは違うと思いますが、快適な睡眠環境を手に入れたいという思いは共通だと思います。
マットレスがどんな構造になっているのか?
これを知ることは、マットレス選びにあたってとても重要になってきますので、おさらいをしておきましょう。
マットレスの構造としては大きく分けると2種類です。
スプリングを支持層として使って、表面のソフト層をウレタンなどの詰め物で覆います。
これがベーシックなマットレスの構造といっていいでしょう。
他にはスプリングを一切使わずにウレタンフォームや独自の素材を支持層としているマットレスがあります。
例えば、テンピュールであればウレタンのみの構造ですし、TVコマーシャルでおなじみのエアウィーヴなどは独自のメッシュ素材を使って作られています。
どちらがいいのか?というのは賛否両論ありますが、価格としてはスプリングを使った構造のほうが高くなる傾向にあります。
また、スプリングにも色々と種類がありますし、ウレタンにも低反発や高反発、独自素材の場合でもピンきりではあります。
スプリング系マットレス
ボンネルコイル
大きめのコイル状のスプリングを連結させたもので、圧力の分散がされるのでスプリング自体の耐久性は高いです。
ただ寝ころぶとかなりスプリングを感じてしまうので、寝心地はあまり良いとは言えませんが、身体を面で支える感覚を好む方もいます。
ただ、硬めのマットレスがいいなら高反発系のマットレスを選んだほうがいいでしょう。
高密度スプリング
目の細かい連続構造のスプリングマットレスで、ボンネルよりも圧力分散がされているので、よりスプリングの耐久性は高いです。
ボンネル同様にスプリングが硬く感じ、寝がえりをうつと振動がかなり伝わります。
ボンネルよりは寝心地はいいですが、ポケットコイルに比べるとやはり劣る感じはします。
ポケットコイル
小さなコイルスプリングを布に包んで連続して並べたもので、ボンネルや高密度スプリングとは違い、面ではなく布で包まれたポケットコイルそれぞれが身体を点で支えるので、身体のラインにそって変形してくれるような快適な寝心地になります。
点で支える分、スプリングに負荷がかりやすいので耐久性は落ちますが、振動も伝わりにくくスプリングの中では断トツの寝心地です。
サータやシーリーといった高級ブランドのマットレスもベースはポケットコイルになり、さらにそれを改良したものになっています。
ウレタンマットレス
低反発ウレタン
テンピュールに代表される低反発のマットレスですが、NASAによって開発された形状記憶素材がベースになっています。
身体にフィットして沈み込むように形状が変化し、ゆっくりと元のカタチに戻っていきます。
寝心地だけだと低反発が一番いい人が多いと思うのですが、この身体が沈み込むことが合わない人もいます。
振動は伝わないですが、形状が変化するので2人で寝るとパートナーが寝返りをした後はその部分が沈んでしまいます。
高反発ウレタン
低反発よりも硬いウレタンマットレスとして高密度のウレタンフォームや多層のウレタンを使った高反発マットレスが生まれました。
低反発よりも身体が沈まずに、一定のラインで反発して元に戻ります。
これが最適な睡眠姿勢をキープすると言われており、低反発を凌ぐ人気となっていて、腰痛に悩まされている方などは高反発がおすすめです。
ウレタンなので通気性が悪いというのがどうしてもありますが、それを補って余りある快適な寝心地になります。
独自素材
メッシュファイバー
こちらも高反発マットレスに位置づけられるのですが、ウレタンではなく、独自開発のメッシュ状に張り巡らされたファイバー素材を使っています。
高反発ウレタン同様に身体が沈み込まずに適度に反発して戻るということと、メッシュ素材なので通気性に優れていて、丸洗いができるものが多いので衛生面はかなりいいです。
ただ、素材の構造上、すぐにへたってしまうことが多く、耐久性が低いのが難点です。
それぞれのタイプについて以下の表にまとめてみました。
ボンネル コイル |
高密度 スプリング |
ポケット コイル |
低反発 ウレタン |
高反発 ウレタン |
高反発 メッシュ |
|
寝心地 | ☓ | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
硬さ | 硬 | 硬 | 中 | 柔 | 中 | 中 |
体圧分散 | ☓ | △ | ○ | ○ | ◎ | ◎ |
通気性 | ○ | ○ | △ | ☓ | ☓ | ◎ |
耐久性 | ○ | ○ | △ | ○ | ◎ | ☓ |
振動 | ☓ | ☓ | ○ | ◎ | ○ | ○ |
価格 | 低 | 中 | 高 | 高 | 低 | 中 |
マットレスと聞いてすぐに思い浮かぶブランドは?
ここまでたびたび名前が挙がっていますが、マットレスの有名ブランドというとまず思い浮かぶのは、アメリカの御三家Serta(サータ)、Sealy(シーリー)、Simmons(シモンズ)です。
この3つのブランドは常に全米のマットレスシェアで上位3位を独占していて、熾烈な首位争いを続けています。
3社ともに世界各国のラグジュアリーホテルでは、当然のように使われていて、アメリカだけではなく世界的に見ても圧倒的なシェアを誇っています。
おそらく、海外旅行や国内旅行でフォーシーズンやリッツカールトン、ヒルトンなどのラグジュアリーホテルに泊まったことがある方は、御三家で寝たことがあるのではと思います。
以前はSealy(シーリー)がずっと1位だったのですが、最近はSerta(サータ)が逆転して1位になっています。
ここにテンピュールが猛追をしていて、御三家に迫ってきているという状況です。
ここで2018年に発表された全米上位5社の市場シェアを見てみましょう。
上位5社の米国ベッドメーカー 2017年度売上(100万$単位)
順位 | 会社名 | 2017年度 市場シェア |
---|---|---|
1 | Serta(サータ) | 19.8 % |
2 | Simmons(シモンズ) | 19.5 % |
3 | Sealy(シーリー) | 16.1 % |
4 | Tempur-Pedic(テンピュールペディック) | 10.2 % |
5 | Select Comfort(セレクトコンフォート) | 5.5 % |
なんとSerta(サータ)、Simmons(シモンズ)、Sealy(シーリー)、Tempur(テンピュール)の4社で全米シェアの70%近くを占める寡占状態ですね。
実際これらのブランドのベッド、マットレスは上にも書いたように世界各国のラグジュアリーホテルで採用されていて、その寝心地の良さは折り紙つきです。
この傾向は長年続いているので、この牙城を崩すのは容易なことではないでしょう。
最高の眠りを手に入れるためには、マットレス選びだけは絶対に手を抜けないですね。
最高のマットレスブランドを抑えておこう
ここまでマットレスの選び方や構造などを見てきましたが、どういったマットレスを選べばいいか大体見当がついてきましたか?
おすすめのマットレスブランドをタイプごとにご紹介していきますので是非参考にしてください。
ラグジュアリーを求める方には『Serta(サータ)』
(出典:http://www.serta-japan.jp/)
アメリカでもトップシェアをひた走るサータは、リッツカールトンやインターコンチネンタルホテル、ラスベガスのベラージオやベネチアンといった世界最高峰のホテルへベッド・マットレスを導入しています。
このクラスのマットレスをご家庭で使えるのは、選ばれた方のみの特権です。
業界で初めてピローソフトと呼ばれるスプリングを補助するソフト材を開発したパイオニアでもあるサータは、異なるサイズのポケットコイルを場所によって使い分け最高の寝心地を提供してくれるブランドです。
最高の寝心地を求めるなら『テンピュール』
(出典:http://jp.tempur.com/)
低反発マットレスのパイオニアとして、長きに渡り最高の寝心地を追求してきたテンピュール。
もともとNASAがロケットの座席の衝撃を和らげるために開発した素材を応用して、さらにNASAから公式認定受けてしまったということを考えれば、その技術力と体圧を受け止める寝心地を疑う余地はありません。
なんとマットレスの保証期間が15年というとんでもない長期保証を実現しているのは自信のあらわれでしょう。
安いものではありませんが、人生の1/3を過ごすマットレスなので、いいものを買ったほうが人生を有意義に過ごせるのです。
腰痛に悩む方は高反発の新星『モットン』
(出典:http://motton-japan.com/)
高反発マットレス業界に彗星の如く現れ話題をさらっていったモットン。
一般的な他の高反発マットレスと比べても高い反発力があり、実証実験の結果、クチコミでも腰痛改善に対する評価がとても高いのが特徴です。
価格的に考えても、かなりリーズナブルな上、公式サイトから購入すると20,000円OFFになるという特典が付いています。
しかも90日間の返金保証サービスがあり、実際に腰痛に効果があるかどうかや、本当に寝心地がいいかを確かめることができるというのがとても安心できるのです。
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