- Established: 1908
- Nation:デンマーク
- Website:http://www.carlhansen.jp
ブランド評価
当サイトに掲載しているブランドは世界的に通用する一流ブランドばかりですですが、
ブランド評価は独断と偏見に基づきながらも、当サイトに掲載しているブランドの相対評価を元に可能な限り客観的な視点で行っています。
不快感を感じられる方もいらっしゃるかも知れませんが、ご了承願います。
ブランド力 | 高級感 | 価格 | デザイン性 | 技術力 | 独創性 |
---|---|---|---|---|---|
7 | 6 | 6 | 7 | 7 | 6 |
総合評価:7
ひと言コメント
カール・ハンセン&サンといえばハンス・J・ウェグナ―の才能を見出したことで有名なブランドです。
そして、またウェグナ―の代表作でもあり、北欧家具のアイコンとなっている「Yチェア」の取り扱いブランドでもあります。
デザインとしてはやはり北欧家具を代表するブランドらしく木を使い、そしてその木の良さ、上品さ、美しさ、そういったものが伝わる家具を作っていると思います。
日本人からすると興味深い点としては建築家 安藤忠雄がはじめて家具をデザインしたのがこのカール・ハンセン&サンに対してだということです。
日本が誇る世界的建築家がデザインした家具というもの、そして安藤忠雄ファンの方からするとかなりほしい作品ではないかと思います。
北欧スタイルを目指すなら必ずチェックしておかないといけないブランドのひとつです。
ブランドストーリー
Carl Hansen & Son (カール・ハンセン&サン)について
(出典:http://www.carlhansen.jp)
Carl Hansen & Son (カール・ハンセン&サン)は、ハンス J.ウェグナー、コーア・クリント、アルネ・ヤコブセン、ボーエ・モーエンセン、オーレ・ヴァンシャー、モーエンス・コッホといった偉大なデザイナーたちと共に100年以上に渡りデンマークの歴史的なデザインを生み出してきた北欧家具のトップブランド。
さらに時代と共にその創造性を継承する新しい才能との協業もしており、ストランド+ヴァッスやトーマス・ボー・カストホルム、ナヤ・ウッソン・ポポフといった次世代のクリエイターと一緒に新しいモダンクラシックを生み出すチャレンジを続けています。
ハンス J.ウェグナーの名作「Yチェア」をはじめ、イームズの影響を受けたシェルチェア、ウイングチェア、サファリチェア、エンプレイスチェア、ダイニングテーブルの名作CH002/CH006、3本脚のコーヒーテーブルCH008など数えだしたらキリがないほど名作が揃っています。
いかにも北欧ブランドらしいミニマルで木の温かみを感じられるデザインが多く、シンプルな中にも機能性やクラフトマンシップがしっかりと詰まった至極のデザインばかりです。
デンマークにおけるシェアは当然ながら非常に高く、もちろんそれだけでなく日本、ヨーロッパ、アメリカ等の海外への進出も盛んに行なっています。Carl Hansen & Son (カール・ハンセン&サン)は、今や北欧家具ブランドの代名詞として、ウェグナーの伝統を守りながら、世界へと躍進し続けています。
C100年以上にもわたるモダンデニッシュデザインの伝統
(出典:http://www.carlhansen.jp)
1908年デンマーク・オーデンセで創業され、創始者であるカール・ハンセンの名前を冠した小さな家具工房からスタート。当時の主流であったヴィクトリアンスタイルの注文家具を白や貴族のために手作業を作っていました。
高い品質は評価を得て、機械を導入し徐々し注文家具だけでなく、量産品のコレクションも手掛け始めます。
1930年代から続いた世界恐慌の時には家具消費も落ち込み、苦しい時期となりましたが2代目のホルガー・ハンセンはその情熱とアイデアを持って見事に難局を切り抜け、新しい時代へと進んでいきました。
そして、1949年に大きな転機が訪れます。当時は無名だったハンス・J・ウェグナーの才能を見抜いたホルガー・ハンセンが、彼に声をかけたことから始まり最初3週間でCH22/CH23/CH24/CH25という「最初の名作」として知られるコレクションを作りました。
モダンデザインへと完全に舵を切ったカール・ハンセン&サンですが、その中でもウェグナーの代表作となり現代においても屈指の名作と言われている「Yチェア」もこの時に生み出されたCH24なのです。
1963年には、ミッドセンチュリーを代表するデザイナーとして名高いチャールズ&レイ・イームズの影響を受け、CH007シェルチェアをコペンハーゲンの家具職人ギルド展で発表。
これは成形合板を使用したそれまでにない新しい表現として大きな注目を集めますが、当時としては斬新すぎたので一般的に受け入れられるまでかなり時間がかかり、1990年代に復刻されるまではあまり人気はありませんでした。
(出典:http://www.carlhansen.jp)
世界的な展開が始まったのは2000年以降で、大型の工場を設立し、世界に向けての発信を強め始めます。
この頃からハンス J.ウェグナーだけでなく、他の巨匠であるコーア・クリントやオーレ・ヴァンシャー、アルネ・ヤコブセン、モーエンス・コッホなどのコレクションがブランドに加わりました。
実は最初の直営店が出来たのは2013年で、フラッグシップストアをデンマーク・コペンハーゲンにオープン。
北欧デザインを世界に発信するための拠点とし、その後はニューヨーク、サンフランシスコ、東京、大阪、ロンドン、ミラノ、ストックホルム、オスロと世界各地に店舗を展開しました。
現在では多くの作品は世界中の人々から高い評価を受け、ウェグナーに秘められた家具デザイナーとして突出した感覚と発想力に世界トップレベルの技術で対応し、彼を一流デザイナーとして北欧家具業界に知らしめたと共に北欧デザインの顔として支持されているブランドとなっています。
椅子の詩人 ハンス・J・ウェグナー
(出典:http://www.carlhansen.jp)
「椅子の詩人」と呼ばれる、世界的に有名なデンマークのデザイナー(家具職人)です。
1940年より椅子のデザインを始め、以降現在に至るまで500種類以上の椅子をデザインしています。また、この間に国内外を問わず多くの展示会に出展し賞を受賞し、その作品はニューヨーク近代美術館を始め多くの公共機関にコレクションされています。
代表作としては「The Chair」や「Y-chair」などは世界中に広まっています。
木材の資質を見極めることで、ウェグナーの右に出るものはいないでしょう。
それくらい卓越した家具職人ですが、その想像力と独創的な表現力という点でも比類なき力を持っています。
今の北欧デザインを象徴するような、オーガニックなフォルムで機能的でありながらモダンなデザインは、特別に作り出したものではなく余計なものをできる限り取り除き、ミニマルを追求する簡素化のプロセスから出来上がったと語る通り、シンプルでありながらも唯一無二のデザインを生み出しています。
Yチェア(ワイ・チェア)
(出典:http://www.carlhansen.jp)
1950年にデザインされた歴史に残る名作椅子「Y Chair」。
名前の由来となる「Y字」の背とフレームのバランスがとても美しく、また座り心地もとてもよい椅子です。
アームから背にかけての曲木は、背中が痛くないよう平面に削られるという細かな工夫が施されています。
また手作業で1本1本編まれている座のペーパーコード(樹脂を含浸させた紙を撚った紐)は弾力があり、程よい座り心地、木部の色合いの経年変化も楽しみながら、長く付き合っていきたい椅子の一つです。
CH07 シェルチェア
(出典:http://www.carlhansen.jp)
1963年にウェグナ―ガデザインした椅子で、3本脚の彫刻的な造形は、非常に美しいです。
まるで三日月のようなフォルムをした座面とゆるやかなカーブを描く背もたれが見事にマッチし快適性を生み出します。
さらに3本の脚のディテールに注目すると見事なまで曲線のラインは見ているだけでうっとりとしてしまうくらいの最高のラインです。この美しい造形美はウェグナ―でしか作り出せない至高の逸品です。
CH445 ウイングチェア
(出典:http://www.carlhansen.jp)
ウェグナ―の1960年デザインの作品で、ビーチ材で構成されたフレームに首、肩、背中をしっかりとサポートするクッションが構成され、最高のくつろぎを与えてくれるイージーチェアです。
かなりゆったりとしたサイズで作られているため、どんな体勢でもくつろぐことが出来ますし、職人が手間ひまかけて作っているため、細部に渡ってきめ細やかな仕上げになっています。ファブリックとレザーがありますが、レザーの方がより高級感溢れる仕上がりとなります。
余りにも手間がかかるため50年以上の廃版となっていましたが、復刻されるとたちまち人気化した名作チェアです。
ウェグナーだけじゃない他にもある名プロダクト
カール・ハンセン&サンはなにもハンス・J・ウェグナ―だけの作品を取り扱っている訳ではありません。
他にも名作と呼ばれる作品を発表していますので、その一部をご紹介します。
コロニアルチェア オーレ・ヴァンシャー
(出典:http://www.carlhansen.jp)
オーレ・ヴァンシャーのコロニアルチェアもシンプルながら美しいフォルムを持つ名作チェアです。
アーム部分や後脚部分の木の柔らかな曲線やジョイント部分など見事な仕上げで丁寧に作りこまれていることを物語っています。
重量感たっぷりの座面と背面クッションもこの椅子のデザイン的な重厚感と快適性を両立させています。
TA001T ドリームチェア 安藤忠雄
(出典:http://www.carlhansen.jp)
さすが安藤忠雄と思ってしまう彫刻的なフォルムを持った、なんとも言葉に出来ない大胆なチェアですね。
安藤忠雄がはじめて手掛けた家具というだけでも日本人の我々からするととても貴重な逸品です。
プライウッドを3次元加工して、その限界に挑戦したという意欲作で、カール・ハンセンの技術力と安藤忠雄のこだわりによって成り立った素晴らしい作品です。
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