- Born in: 1912
- Nation:デンマーク
- Website:
デザイナーストーリー
Finn Juhl(フィン・ユール)とは
1912年デンマークのコペンハーゲンに生まれます。
デンマーク王立美術大学で建築を学び、1934年に卒業後、建築家のヴィヘルム・ラオリッツェンの事務所に勤務しました。
建築学を専攻していたフィン・ユールは確かな知識も持つインテリアマイスターとは異なり、当時の彼のデザインは形状のユニークさが先行し家具構造の脆さを感じさせるものがありました。
彼がインテリアデザイナーとして陽の目を浴びるのは、1937年にスネーカーマスター(技を極めた家具職人に与えられる最高位)のニールス・ヴォッダーとパートナーを組み、キャビネットメーカーの展示会に出展したことに始まります。
ヴォッダ―とパートナーを組んだ事により、フィン・ユールのユニークと脆さを併せ持つデザインが独創的という特長となった上、加工が難しいとされたチーク材を主要素材と扱うことにも成功しました。
その後2人は数多くの傑作を世に送り出す事になります。
1940年の「ペリカン・チェア」、1941年の「ポエト」と相次ぐ名作を発表、彫刻を思わせる有機的な曲線で構成された椅子は当時のデンマークでは斬新すぎたためか、評価は低かったようです。
この評価を一変させたのが、第二次世界大戦後のアメリカ、まさにミッドセンチュリー時代でデンマークをはじめとする北欧家具への評価の高まりでした。フィン・ユールの作品は絶賛されミッドセンチュリー時代のアメリカではデンマークデザインの代名詞となったほどです。
1945年に独立をし、その年に「イージー・チェアNo.45」を発表しました。
この椅子は「世界で一番美しい肘掛を持つ椅子」と呼ばれフィン・ユールの多大な名声をもたらしました。
その後は国連ビル施設の一部(フィン・ユールホール)を手掛け世界中に広まり、デンマーク国内での評価にもつながりました。
北欧家具の4大巨匠
フィン・ユールはハンス・J・ワグナー、アルネ・ヤコブセン、ボーエ・モーエンセンと共に北欧家具の4大巨匠に数えられています。
元々、建築家でモダンアートの影響を受けた彫刻的な家具のデザインから、異端児扱いを受けてきましたが、逆にその斬新さが魅力となり美しい曲線とその考え抜かれた完成美は別名「家具の彫刻家」と呼ばれています。
今では彼の作品は世界各地の美術館に永久コレクションとして収蔵されています。
世界で一番美しい肘掛を持つ椅子「イージー・チェアNo.45」
(出典:http://www.finnjuhl.com/)
全体を包み込むなめらかな曲線と、流れるような流麗な肘掛のフォルムはペーパーナイフにも例えられるほど美しく、この独創的な肘掛けから、「世界一美しい肘掛を持つ椅子」と称えられました。彼の生前に生産されたものは、デザイン・芸術性だけでなく、現在では入手困難となったブラジリアンローズウッドや良質なチークで作られているものが多く、現在でも高額で取引されるほどです。
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この記事を監修しているのは?
高級家具・インテリアリサーチ部門
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