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デザイナーストーリー

ユニット結成の経緯

ノルウェー・セイズは、オスロ出身のエスペン・ヴォル、アンドレアス・エンゲスヴィック、トールビョルン・アンデシェンによる3人組デザインユニットで北欧デザイン界を代表するユニットして注目を集めています。

ノルウェー・セイズ結成のきっかけはノルウェーという国が行ったキャンペーン活動でした。
ノルウェーデザインを国内外にアピールするために企画したのがノルウェー・セイズというデザインユニットで2000年ミラノのエキシビジョンのプロジェクトとしてデビューをしました。
そして、この時集まった5人がそのままプロジェクトをユニット名として活動を始めたのです。
その後、2名が脱退して2002年に現在の3人体制での再スタートを切りました。

ユーモアに溢れるデザイン

（出典:http://www.muuto.com/） ノルウェー・セイズは3人組のユニットなので当然、それぞれの得意分野に応じて役割を分担していると思いきや全くそんなことはありませんでした。
仕事の依頼があれば、受けた人間がそのデザインを担当するといった具合に3人がそれぞれ独立して動く個人事務所状態です。
しかし、彼らのデザインオフィスは一風変わったところにあり、表向きはショップの体をなしていて、そこで実際にお客さんが訪れます。そして、お客さんの生の声を聞きながらデザインへと反映していくのです。
こうした日々の活動を共にし、市場の声をダイレクトに反映させていくと言ったところにノルウェー・セイズのデザインの共通項が生まれていくのでしょう。

2000年のミラノサローネのデビュー以来、彼らのデザインは快進撃を続けています。
2007年には北欧最高鋒のデザイン賞である「トーステン＆ワニヤ・セーデルベリ賞」も受賞しています。

家具だけでなく、照明、電子機器、ガラス、テキスタイルとその活動範囲は多岐に渡ります。
力強いアイデアとダイナミックなデザインで今後彼らはますます飛躍していく事でしょう。

ノルウェー・セイズの作品

MHY　Muuto（ムート）

（出典:http://www.muuto.com/） 「MHY」は気品のあるフォルムに独特の存在感を秘めたランプです。
シンプルながらも遊び心をもたせたデザインは、ノルウェー・セイズが幼い頃に読んだ本のイラストから着想を得たそうです。
カラーリングもポップなイエローから、モダンなブラック、ホワイトとありコーディネートが楽しめそうなランプですね。

GLORIA Candlestick Muuto（ムート）

（出典:http://www.muuto.com/） グロリアは伝統的なろうそくの燭台に新しい風を吹き込んでいます。
円形になった燭台にはろうそくを複数立てることが出来るようになっていて、そのろうそくのバランス感覚でデザインが変わるというおもしろい作品です。

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この記事を監修しているのは？

高級家具・インテリアリサーチ部門

元建築家や現役インテリアコーディネーターや家具販売店員で編成。
国内外の高級家具やブランドなどを徹底的にリサーチし、定番からまだ見ぬブランドや家具を発掘しています。
世の中のトレンドや流れを敏感に察知し、常に新しい情報を発信出来るように奮闘しています。

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