
目次
1.もう迷わないシンプルなチェア選びのこつ①
1-1. インテリアの中で椅子が人気となる理由
1-2. 迷わないチェア選びのステップ
1-3. ① 利用シーンから考える形態と機能
2.もう迷わないシンプルなチェア選びのこつ②
2-1. ② コーディネートから考える素材とデザイン
2-2. ③ 名作チェアをコーディネートの中心に
3.ダイニングの名作チェア『8選』
4.リビングの名作チェア『9選』
5.ワークチェアの名作『4選』
5-1. ワークチェアの名作
5-2. 最高峰のワークチェア RECARO A-Class
6.名作スツールとアウトドアチェアの名作
インテリアの中で椅子が人気となる理由
インテリアコーディネートの中でも重視されることの多いチェア。
日本人の感覚からすると「なぜそれほど椅子が大事なの?」
ソファやテーブル、収納などにはこだわるけど、椅子はダイニングセットくらいという方が多いのではないでしょうか?
確かに日本の靴を脱いで部屋に上がる畳文化、座布団を引いて、ちゃぶ台でご飯を食べてとなるとチェアの登場するシーンは見当たりませんね。
しかし、現代の住環境ではこうした日本旧来の和室から、欧米文化を取り入れた洋室へと大きくシフトチェンジしています。こうした変化によってチェアに対する需要も高まってきていることは事実ありますね。
ただチェアがなぜ重要かというのは欧米の目線の高い生活環境だからというだけではないのです。
チェアというのは家具の最小単位であり、一人で使用するものだからというのが大きな理由です。
チェアに対して機能が与えられ、デザイナーの意匠が感じられる素晴らしいデザインとなり、コーディネートのベースとなる最小単位となります。
チェアが決まれば、それに合わせてテーブルや他の家具のコーディネートを決めていくことができるからです。
こういった考え方は、特に北欧では顕著で著名なデザイナーの代表作のほとんどがチェアだということからも分かるでしょう。
部屋に名作やデザイナーズ家具を取り入れたいと思った場合、最小単位であるチェアを購入すれば、それだけでコーディネートの華となりますし、比較的安価でハイグレードな家具を楽しむことが出来るというのもチェアが人気となっている秘密です。
迷わないチェア選びのステップ
チェアを買うという時にイメージしやすいのが、ダイニングチェアやデスクに座るときワークチェアだと思います。
日本ではあまりリビングにチェアというのは見られないのが残念ですね。
ここではチェアを選ぶ時の基準として3つの観点でお話をしていきたいと思います。
① 利用シーンから考える形態と機能
② コーディネートから考える素材とデザイン
③ 名作チェアをコーディネートの中心に
① 利用シーンから考える形態と機能
チェアには色々な形態があります。
例えば、ダイニングチェアや背もたれなしのスツール、ロッキングチェア、カウンターチェア、ラウンジチェア、ワークチェア、座椅子など種類だけ考えても指の数だけでは足りなくなるくらいです。
種類はたくさんありますが、こうした種類というのはなぜ生まれたかを考えれば理由は明らかで、用途に合わせて形態が形作られていったからなのです。
そう考えるとチェアを利用するシーンをあらかじめ想像すれば、どんな形態のチェアを選べばいいかというのは自ずと導き出されますね。
そして、スタッキングが出来るとか、折りたたみができるとか、そういった機能も同じことでスタッキング出来ることが便利なシーンがあるから機能としてつけられているわけです。
では、チェアを利用する代表的な利用シーンとはどういったものでしょうか?
ダイニングでの食事や団らん
(出典:http://www.walterknoll.de/)
ダイニングシーンで使われるチェアなので、座面と背もたれがあってシンプルに椅子としての機能を満たせればいいというのがダイニングチェアです。
ダイニングテーブルとセットにしてもいいですし、チェアだけ別で購入しても問題無いでしょう。
長時間座り続けるわけではないですし、そこまでクッション性などは求められません。
アームなどが付いているものよりも、ダイニングテーブルの中にすっと収まるスリムなチェアの方が使い勝手はいいです。
リビングでのくつろぎ
(出典:http://cassina.com/)
リビングでチェアを使うというのは、日本ではそれほど馴染みがないかもしれません。
リビングというのは、テレビを見たり、家族や友人が集まって時を過ごすコミュニティスペースとしての位置づけなので、チェアもリラックスして快適に過ごせるものがいいです。
例えば、ラウンジチェアやロッキングチェアのような深く座って、体のラインにフィットする快適なチェアやクッションチェアのようなふわっとした感触のチェアの方がリビングには向いています。
リビングにはチェアとともにソファがあることが多いので、ソファのデザインとの相性も合わせて考える必要は出てきます。
ワークスペースでの作業
(出典:http://www.hermanmiller.co.jp/)
パソコンで作業をしたり、読み物、書き物をしたりと同じ体勢で長時間座り続けるワークスペースではワークチェアを選びましょう。
ワークチェアは、座面に高品質のクッション材が使わていたり、ヘッドレストがついているもの、通気性を良くするために背もたれがメッシュになっているものなど長時間座っていても疲れない工夫が施されています。
よいワークチェアに座ると、それだけで作業効率が上がりますし、疲労も少なくなります。
また、高さを変えられる昇降式やリクライニング機能が付いているものが多くありますので、快適に作業をするための機能にもこだわる必要があります。
ちょっと座りたいシーン
(出典:http://www.hhstyle.com/)
例えば「玄関で靴紐を結ぶ」、「お料理中にちょっと休む」、「お客さんが多い時の補助椅子」などちょっとしたことで座りたいシーンというのは日常にはけっこうありますよね。
そんな時にはスツールが便利です。
背もたれのない座面だけのチェアですが、スタッキングや折りたたみが出来るものが多いので、収納するのにも困りません。
ソファやベッドサイドにおいてサイドテーブル代わりや高いところの物を取るときに踏み台なんかにも使えます。
ひとつ、ふたつはスツールを持っておくととても役に立ちます。
テラスや庭など屋外利用
(出典:http://www.hhstyle.com/)
庭先でバーベキューをするとか、日光を浴びながらくつろぐなど屋外でチェアを使用したいというのは実はけっこう多いです。
屋外での使用が前提となるチェアなので、チェアの形態というよりは素材にこだわった方がいいケースです。
雨や風にさらされても劣化しにくいプラスチック系の化学素材やアルミニウムなどを使ったシンプルなフォルムものが理想的です。
木材やファブリック付きのものにしてしまうと、すぐに駄目になってしまいます。
あとは持ち運びをすることも多いので、折りたたみができるものがベストです。
商業スペースでの座席
(出典:http://www.hhstyle.com/)
カフェやレストランなどの商業スペースでのチェアは、快適性とデザイン性、機能性、さらにはコストパフォーマンスとあらゆる要素が求められ、選ぶのがとても難しいシーンです。
基本的には、滞在時間が長いカフェやレストランではクッション性の高いソファに近いようなチェアを使う方がいいですし、お客さんの回転が早い店舗ではそこまで快適性は要らないので、プラスチックやメタルを使ったスタッカブルチェアや折りたたみチェアなど軽くて機能的、そしてそこそこ安いチェアがいいでしょう。
ショップの雰囲気やスタイル、滞在時間など様々なので一概には言えないですが、重要なポイントに合わせて選ぶというのが正解な気がします。
おすすめ製品の紹介
Supported by 楽天ウェブサービス
商品情報の提供は楽天ウェブサービスを使用して、楽天商品情報を表示しています。