脱初心者 目指せスーツマスター!
目次
1.男性をスタイリッシュに魅せるマストアイテム
2.スーツの基本はスタイルの確立
2-1. 国ごとに違うスーツのスタイル
3.スーツの価値は生地で決まる
3-1. スーツにとってとても重要な素材選び
4.最高級のブランドが生み出す生地
4-1. スーツの生地選びにはブランドも重要
4-2. ウールの品質について
4-3. 生地にも当然ハイブランド
5.スタイリッシュな装いはジャストサイズ
5-1. フィッティングはどこを抑えればいいの?
5-2. 確実にフィットするスーツを選ぶにはオーダーメイド
6.スーツを彩る重要なプラスワン・アイテム
6-1. シャツ
6-2. ネクタイ
6-3. 革靴
6-4. バッグ
6-5. アウター
男性をスタイリッシュに魅せるマストアイテム
男性のスーツというと職場に着ていくものというイメージが一般的なイメージがあると思います。
確かにホワイトカラーと呼ばれるビジネスマンの方は基本的にはスーツでお仕事をされる方が多いのは事実です。
しかし、スーツというのは単なる仕事着ではなく、スーツそのものが男性を魅力的にみせることができるオシャレアイテムだということを理解すると、もっと着こなしの幅が広がり、エレガントにスタイリッシュな雰囲気を出せるのではないでしょうか。
よく男性のスーツ姿は3割増しなど言われることもありますが、スーツをしっかりと着こなすだけで第一印象も上がり、女性にもモテることは間違いありません。
ぜひしっかりとしたスーツスタイルを身につけて大人の男性としての魅力をアピールしましょう。
スーツの基本はスタイルの確立
(出典:Chester Barrie http://www.chesterbarrie.co.uk/)
スーツというのは欧米で古くから愛用されてきているユニフォームのようなものですので、それぞれの国ごとにスーツの歴史や考え方があります。
各国ごとにスタイルがあり、流行り廃りなどもあるのですがベースとなるのは大きく3つの系統になります。
人気のクラシコイタリアスタイル、伝統的なブリティッシュスタイル、合理性を追求したアメリカントラッドスタイル。
これらのスタイルの違いを見てみます。
国ごとに違うスーツのスタイル
欧米では日本よりもはるかにスーツ文化の歴史が長いです。そうした欧米では歴史的にそれぞれの国ごとに独自のスーツ文化を育んできています。
日本にもこうした欧米のスーツ文化が入ってきているので、それぞれのスタイルによって大きく3つの系統に分けられます。
British(ブリティッシュ)
(出典:Henry Poole https://henrypoole.com)
メンズファッションの歴史を築いてきたといっても過言ではないイギリスは、やはりスーツの歴史も最も長く古くから特権階級の中で親しまれてきました。
今では普通に使っている「背広」という言葉は、日本語のように思えて実は外来語。
ロンドンにあるイギリス仕立て服の本場である「サビルロウ」がその語源になっているのです。
ブリティッシュスタイルは、紳士服のイメージを作り上げたイギリスのトラディショナルスタイルなので、サビルロウで長年培ってきたイングリッシュドレープと呼ばれるシルエットとパッドを入れて肩先が盛り上がるようなショルダーラインが特徴的です。
やや高めのウエストでシェイプされているので、立体的なボディラインが演出されます。
ビジネススーツに最も合うスタイルは、やはり伝統的なブリティッシュスタイルが一番だと思います。
Classico Italian(クラシコイタリア)
(出典:Ermengildo Zegna http://www.zegna.com/)
ブリティッシュスタイルを継承しながらも、イタリア特有の華やかな感性が融合されてより個性的で新しい素材や技術が使われているのが特徴です。
イタリアンスタイルは、シルエットの美しさがほんとうに素晴らしいです。
ブリティッシュスタイル同様にウエストの位置は高めで、かなりしっかりとシェイプすることでクビレが生まれ、胸板やヒップラインを強調する少し女性的なシルエットになります。
ジャケットはヒップラインを強調するためにやや長めが好まれ、肩からウエストにかけてのしなやかなライン、裾のボタンの重ね付けなど、エレガントさと遊び心が溢れています。
体にフィットするスタイルは男性のセクシーな一面を強調しますので、イブニングシーンやナイトシーンなどにとても向いているスタイルになります。
American Traditional(アメリカントラディショナル)
(出典:Brooks Brothers http://www.brooksbrothers.co.jp/)
アメリカのファッションというのは、ヨーロッパの文化を継承しながらもより合理的でビジネス的な傾向が強い部分があります。
特に人種のるつぼと呼ばれるアメリカでは様々な体型や好みの人が集まっているので、オーダーメイドで一着一着作るよりも既製服として様々な人の要望に応える合理性に傾倒していきました。
そういった背景もあり、ウエストはほとんど絞りがないボックス型になっており、基本体型を問いません。
ショルダーもブリティッシュのようにパットが入って盛り上がったラインではなくナチュラルで、パンツもやや太めのシルエット、ディテールは、ノッチドラペルで3つボタンの段返り、後ろはセンターベルト担っているのが一般的です。
とにかく動きやすさや着やすさなど機能面にこだわったカジュアルな雰囲気が特徴となっています。
スーツのスタイルにも流行り廃りがありますし、その時の年齢や体型によっても似合うスタイルというのも変わってきます。
ベーシックなスタイルというのを抑えつつ、今のタイミングで最も最適なスーツスタイルを選ぶ際に参考にしていただければと思います。
スーツの価値は生地で決まる
(出典:Loro Piana http://www.loropiana.com/)
素材はスーツを決める上でとても重要な要素になります。
一般的にはウールというのが最もスタンダードな素材として認知されていますが、高級素材にはウール以外の動物の毛が使われることもありますし、ウールとのミックス生地もあります。
最近では機能性を高めるための新技術を採用した生地も各生地ブランドから発表されており、生地選びからスーツの着心地や耐久性などが決まると言えるかもしれません。
こうしたスーツに使われる生地をまとめました。
スーツにとってとても重要な素材選び
スーツを選ぶ際に素材というのはとても重要な要素です。
見た目、着心地、耐久性、メンテナンス性など生地によってその全てが変わってきますし、季節や利用頻度などその使い道によっても大きく生地が影響してきます。
しっかりと生地の特性を理解し、利用シーンにあった素材を選んでおきましょう。
Wool ウール
まずスーツの定番というとやはりウールです。
ウールの特徴としては、羊毛なので天然繊維で暖かさがあり、織り方や厚さなどでオールシーズン対応できるところです。
また、ウール100%のウール素材として使われる場合もあれば、混合素材として使われる場合もあります。
代表的な例としては、シルクやカシミアなどとの混合です。他にもポリエステルとの混合素材として使われることも多いです。ポリエステルだと少し安っぽいイメージになってしまう感はありますが、耐久性やメンテナンス性を考えると過酷な営業現場などでは重宝されたりもします。
よくウール素材だとSUPER100’s(スパー100)などと表記されている場合があるかと思いますが、このSUPERというのは何だと思いますか?
これは、糸の細さの単位のようなものでSUPERの数字が大きくなれば糸が細くなり、高級な素材になります。
当然、糸が細いほうが肌触りもよくなりますし、軽く繊細になるという利点がある一方で、シワになりやすいなどといったメンテナンス面での課題はあります。
SUPERの大きい高級糸は日常着のスーツというよりも、勝負のシーンに適していると思います。
実はウールと一概にいってもその種類は実に様々です。
織り方や厚さ、発祥地、原産地などウールの種類に関して見ていきたいと思います。
バラシア
パラシア組織と言われるひし形の模様が特徴になっている素材で、ウールの中でも最高級のメリノ種の羊毛の梳毛糸を使われることが多いです。高級素材としてフォーマルな場で使われるスーツに適しています。
タッサー
横糸よりも縦糸を数倍の太さにして平織りすることで、横のラインがはっきりと出るのが特徴です。タッサーは非常に上品で、その光沢感としなやかな質感がとても人気の生地です。粘稠を通して使えるというのも魅力のひとつです。
フランネル
イギリス発祥の伝統ある素材で、柔らかくて弾力性、保湿性が高いものです。縦横糸と紡毛糸で平織り、綾織りした少し毛羽立った印象の素朴な生地です。夏には暑いので秋冬用になります。
ツイル
ウールの基本ともなる生地で、生地というよりも綾織りで織り目が斜めの畝状に見えるものの総称。 コットンやシルクなどでも同じ織り方であればツイルと呼ばれます。シワになりにくくソフトな印象の生地で年中使えるのがいいところです。
キャバルリーツイル
65度の傾斜で2重になったラインが特徴の生地。 キャバルリーというのは騎兵という意味があり、もともと騎兵がパンツ素材として使用していたものなので、とても丈夫で弾力性にも富んでいます。 カジュアルなスーツやジャケットに向いた素材です。
ツイード
厚手でざっくりとした素朴な風合いが魅力的な紡毛織物を指します。スコットランド語で綾(ツイル)を意味する単語からきており、シャネルの創業者ココ・シャネルが初めてスーツに使った素材としても知られています。
トロピカル
トロピカルは夏の定番生地としてよく使われるもので、羊毛の長い毛をおさえ平織りにした薄手の生地です。ざっくりとした手触りで目が粗くなっているため風通しがよく涼しい素材です。
メッシュ
夏にピッタリの素材で、網の目のような編み方をしているのでトロピカルよりもさらに風通しが良い生地です。 日本は夏が暑く湿度も高いので、こうしたメッシュ素材は夏を乗り切るのに必須の素材となります。
ポーラ
ポーラも夏の定番となる素材で、多孔性という意味を持つポーラは、強撚糸を使った目の粗い平織り生地です。 元々は細い芯糸と太い強撚糸、飾り糸の三杢糸を用いた織物をポーラとよんでいたのですが、現在では外観が似ていればポーラと呼ばれます。
Other Animal アニマル素材
ウール以外にもアニマル素材としてスーツに使われる素材があります。
しかし、かなりの希少素材であることから価格も高価です。バッグなどの革製品でもクロコダイルやカンガルーなどエキゾチックレザーとして高価格帯のラインがありますが、キャメルやヴィキューナなどといった素材はまさにスーツにおけるエキゾチック生地となります。
このレベルの生地で作ったスーツだとさすがに普段使いにするには、よほどお金に余裕のある方でないと難しいので、勝負スーツとして一着持てるのであれば、十分な価値があります。
カシミア
カシミアというのは、インド北部の高山地帯カシミール地方原産のカシミア山羊に由来するもので、そのカシミア山羊の柔毛を綾織りにしたものです。カシミア山羊の表面の毛の下に生える柔毛をすいて集めるので、少量しかとれず、かつ手間もかかるのでとても高価になります。 生地としては軽量で保温性も高く、柔らかで深みのある色味と美しい光沢がありとても人気の高い素材です。
ヴァンキッシュ
まさに”ヴァンキッシュ=征服する”という意味通りの最高級の生地。 2006年にドーメルが開発力、技術力、素材のネットワークの総力を結集して作られた生地でパシュミナ80%、ヴィキューナ20%を混紡させるという不可能とされていたことを可能にした夢の生地です。 ヴァンキッシュをさらに進化させたのがヴァンキッシュⅡで、パシュミナ60%、ヴィキューナ30%に加えて北極圏に生息するジャコウ牛の毛を10%ミックスしたさらなる高みへと到達しています。
キャメル
キャメルというのはアジア産のフタコブラクダを原料としている生地になります。 糸が縮んだりすることがほとんどなく、まるでシルクのような光沢感がありとても高級な雰囲気がでます。 保温姓も高く、温かみのある色合いが特徴となっています。
ヴィキューナ
海抜6000m以上のアンデス山脈に生息するラクダ科ラマ属の希少動物の毛を使っています。 希少な生地なのでとても高価ですが、とても細く柔らかいわた毛が肌にすいつくようななめらかな質感なので、着ただけで全く違います。価格に見合う価値のある極上の素材です。
キルギス・ホワイト
ヴァンキッシュ同様にドーメルが開発した生地ですが、キルギス地方の豪雪地帯に生息するカシミアと山羊の交配種の毛でできた生地です。 はっきり言って伝説的な生地になるので、なかなかお目にかかることもない代物ですが、驚くほどの柔らかさと軽さで羽のように飛んでいきそうです。
グアナ・シーナ
ドーメルの最高級生地で、ラダック地方のキッドパシュミナ10%、ベビーカシミア79%、アンデス山脈のグアナコ1%にスーパー200’sのウール10%を混紡した究極のラグジュアリー生地。世界で限定200着分のみという希少価値のとても高い逸品です。
Cotton コットン
コットンは、綿の木の種からとった種子毛のことです。
ウールなどと比べるとカジュアルな印象が強いコットンですが、ビジネススーツに使われることも多いのです。
バリエーションが豊富なのでコットンの特性を理解して、ビジネスにもカジュアルにも使い分けを考えてみてください。
コットンツイル
織り目が斜めの畝(盛り上がり)状に見える織物を総称してツイルと呼ばれるのですが、コットンツイルはソフトな風合いでふくらみのある質感が特徴です。シワにもなりにくく、とても使いやすい素材です。
コーデュロイ
ケバが縦のラインに入っているベルベット織物をさしてコーデュロイと呼びます。 クラシックからカジュアルまで畝の太さで大きく表情を変えてくれるので、コーディネートを楽しめる素材です。 とても丈夫な素材で、温かいので主に冬用に使われます。
コードレーン
夏を代表する生地で、縦糸の方向に何本か糸を揃えて細いコード状の畝を作る平織りの生地。 アメリカントラッドの雰囲気が出ており、カジュアルなスタイルが許される職場ならビジネススーツとしても活躍します。
リネン Linen
リネンは西洋の麻と呼ばれる亜麻です。亜麻の原産地は寒い地方がメインになり、北欧諸国やフランス、ベルギーなどになります。
麻と呼ぶものにはヘンプやジュートなどがありますが、その中でも最も肌触りがよく、柔らかいのがリネンです。
一般的な麻をイメージするものとは違い、通気性・吸湿性に優れて肌触りが良いことから織られて高級な衣類に使用されます。
リネン240g
150cmの長さに対して240gという軽量のリネン生地。リネン特有のシャリっとした手触りがとても気持ちよく、適度な光沢感と清涼感は夏にとても合う生地です。
リネン270g
150cmの長さに対して270gというリネンで、240gに比べると少し重くなるので、真夏というよりも春先から夏の生地になります。吸水性や発散性に優れています。
アイリッシュリネン
アイルランド産の亜麻繊維で織られた最高品質のリネン。水や摩擦にも強いです。 アメリカ南北戦争の時にコットンが生産できなくなったアメリカがアイルランドから大量のリネンを輸入し、その品質の良さから大ブレイクし、その影響で今でもアイリッシュリネンが最高級のリネン素材としてメジャーになっています。
Mixd Cloth 混紡素材
混紡素材は、2種類以上の異なった繊維を組み合わせることで、それぞれの素材の長所を取り込み、またデメリトットを打ち消す事ができます。
組み合わせの分量次第で、その生地の性質や表情も変わっていきます。
カシミアコットン
汗や水分をよく吸収し、保温性、耐熱性にも優れたコットンと柔らかい毛を持つカシミアを贅沢にブレンドした素材。 夏にもさっぱりとした着心地の良さを実現できる生地になっていて、とても清涼感がある素材です。
ウールシルク
シルクはその昔シルクロードが作られるほど太古から重用されてきた繊維の女王。 独特の華やかな光沢とツルツルとしたしなやかな手触りがとても心地よい素材です。このシルクの特性を活かしながら、ウールと混紡することで使いやすさを両立させたとてもバランスのよい素材になっています。
ウールモヘア
モヘアはアンゴラ山羊の毛で夏用のスーツ素材として愛用されており、シルク以上の光沢感と滑らかさ、そしてシワにもなりにくいという特徴を持つ高級素材です。 モヘアは希少価値が年々高くなっているため、ウールと混紡することでその特徴を活かしつつ、供給ができるようにしています。
New Tecnology 新技術素材
一般的なビジネスマンの方であれば、スーツは平日毎日着るものです。着回しはあれどやはりシワになったり、汚れたりしてしまうものでクリーニングも頻繁に出していては生地を傷めてしまうのが悩みどころ。
最近ではクールビズの文化が定着しつつありますが、それでも日本の夏は高温多湿なのでスーツにとってはとても厳しい環境です。
新技術によってスーツの生地レベルの特殊加工で撥水性や防汚姓を高め、日本の厳しい夏でも快適に過ごせるように配慮されているのがこうした新技術素材なのです。
アクアプラン
ドーメルが10億分の1という単位の繊維粒子に直接加工を施すナノテクノロジーにより、SUPER130’sの高級生地の風合いを損ねずに通気性と撥水効果を両立させた素晴らしい生地です。
フォーシーズンズ
名前の通り年中どのシーズンでも使える生地で、SUPER120’sのウール生地に銀イオンテクノロジー加工を施すことで、撥水性を高め、汚れがつきにくくなっています。また、銀の保護効果は半永久的に続くので一着あればとても重宝する素材です。
ハイパフォーマンス・クールエフェクト
エルメネジルド・ゼニアが2009年に発表した生地で、最終工程でコーティングを施すことで太陽光の80%を反射させ、スーツの表面温度を10度下げるというクールエフェクト機能を搭載した超機能的な生地です。 生地自体はとても柔らかく、軽量なので夏のスーツ素材として最適な生地になっています。
トラベラーマイクロンスフィア
生地ブランドとして最高峰のエルメネジルド・ゼニアが開発したトラベラー・マイクロンスフィアは、極細の糸に強撚をかけることでシワを防ぎ、すぐに回復するという出張の多いビジネスマンにとって理想的な生地。 また、撥水性があり、雨だけでなあく水溶性の汚れも弾いてくれ、汚れがついても水で簡単に洗い流せるというのも魅力的です。
バンブー
竹という素材が大変注目を浴びている昨今ですが、100%バンブー素材でできたファブリックは発色も美しく、シルクのようになめらかな肌触りになります。 天然素材で涼しげな質感は夏用の素材としては最適です。
スーツの素材というのが実に様々な生地があるというのがお分かり頂けたでしょうか?
一般的にはウール素材がよく使われますが、そのウール素材だけでも実に様々な織り方があります。
アニマル素材や新技術が使われた素材など魅力的な生地もたくさんあると思います。
スーツを選ぶ際、オーダーする際にはぜひ素材にもこだわってみると、これまでのスーツとはまた違った新しい発見ができるでしょう。
最高級のブランドが生み出す生地
(出典:Zegna http://www.zegna.com/)
スーツには生地の種類も大事ですが、やはりその生地を作っているブランドによっても品質は大きく変わってきます。
生地生産の世界にも当然ながら世界を代表するようなトップブランドがありますので、生地ブランドにおける最高峰のブランドの紹介をします。
スーツの生地選びにはブランドも重要
既製服にしても、オーダーメイドにしてもスーツを選ぶ際にはスーツの生地がとても重要になります。
生地の種類もさることながら、その生地の品質や生地を作っているブランドがあります。
では、生地を作っているブランドを確認するにはどうすればよいでしょうか?
ご存知だとは想いますが、スーツに付いているタグを確認します。
タグにはブランド名が書いてあり、もうひとつ気になる表記として「SUPER XXX」と書かれている部分があります。
この「SUPER XXX」が生地の品質を表しているのです。
同じブランドでも生地によって、その品質が違ってくるのでそこも抑えたほうがいいでしょう。
ウールの品質について
スーツ生地の定番というとウールです。
先ほどの「SUPER XXX」という部分がウールの品質を表しています。
この意味というのは、1kgあたりのウールの長さを表しており、SUPER 100’sだと1kgあたり100kmのウールが採れることをなり、SUPER 120’sだと120kmですね。
要するに糸の細さを表していて、数字が大きいほど糸が細くなる。糸が細い方がよりしなやかで柔らかくなるので高級ということになります。
ただ、糸が細い方が高級であることには間違いないのですが、耐久性、シワなどがつきやすいのであまり普段使いには向いていません。
SUPER’150s以上の高級生地であれば、ココぞという場面に使う勝負服のような位置づけになります。
生地にも当然ハイブランド
当たり前ですが、スーツの生地にもブランドがあるのですから、そこにはハイブランドと呼ばれる高級生地を生産するブランドが存在します。
ここでは世界の中でも有数の高級生地ブランドを取り上げていきます。
エルメネジルド・ゼニア Ermenegildo Zegna
(出典:http://www.zegna.com/)
世界の高級生地の3分の1を占めるほどの人気を誇るトップブランド。
エルメスやジョルジオ・アルマーニでさえもゼニアの生地を使用しているほどです。
生地ブランドとして世界のトップに君臨するゼニアですが、ゼニアというブランドでもスーツを展開しており、もちろん高品質なスーツとして高い人気を誇っています。
ゼニアには生地のレーベルが存在しており、耐久性、シワにも強いビジネスマン御用達の「トラベラー」、繊細の糸で光沢感があるドレッシーな「トロフェオ」などそれぞれ個性をもった生地展開をしています。
ゼニアの生地に関しては、「SUPER XXX」の記載がありません。これはなぜかというと太さの違う糸を組み合わせて織るためSUPER表記が難しいのです。
ドーメル DORMEUIL
(出典:http://www.dormeuil.com/)
フランス人のジュール・ドーメルがイギリスの繊維をフランスで販売したことから始まったため、イギリスらしい荘厳な生地にフランスらしいセンスを融合させた生地に特徴があります。
フランス発祥だけにフランス内のメゾンブランドとの関係性が深く、シャネルやクリスチャン・ディオール、イブ・サンローランなどといったラグジュアリーブランドにも生地を提供しています。
モヘア生地の「トニック」の大ヒットによって一躍有名になり、ヴァンキッシュやグアナ‥シーナといった超高級生地の開発やアクアプランのようなハイテク生地など技術力に定評のあるブランドです。
ロロピアーナ LORO PIANA
(出典:http://www.loropiana.com/)
エルメネジルド・ゼニアと並び称されるイタリアの生地ブランドです。
ゼニアが「剛」だとすると、ロロピアーナは「柔」といったイメージで、ゼニアよりもどことなく繊細で上品な雰囲気があります。
ゼニアやドーメルのように誰もが知っているハイブランドへの生地提供というわけではありませんが、キートンやブリオーニ、ベルベスト、イザイアなどの高級ブランドに生地を提供しています。
ゼニアに負けないくらいの生地ラインナップがあり、銀イオンテクノロジーによって年中使える「フォーシーズンズ」や「ジーランダー」、「トラベルプロ」など目的に応じて生地を選ぶことが出来ます。
ホーランド&シェリー HOLLAND & SHERRY
(出典:http://www.hollandandsherry.com/)
ホーランド&シェリーはイギリスブランドなので、ゼニアやロロピアーナのようなイタリアブランドとは違った魅力があります。
イギリスの生地は、イタリアのツヤや滑らかさというよりも、耐久性やシワになりにくいなど実用性を重視した生地です。
そのイギリスブランドの中でも最高峰が170年の歴史を持つボーランド&シェリー。
今では当たり前のように使っているバンチ見本(生地サンプル)を最初に発明したのもこのブランドなのです。
スキャバル SCABAL
(出典:http://www.scabal.com/)
ベルギーのブランドでありながらもイギリスの織物工場の多くが傘下に入っていることもあり、イギリス調のクラシックで耐久性のある生地が特徴です。
SUPER250’sやヴィキューナといった希少素材やダイヤモンドを繊維に埋め込んだ「ダイヤモンドチップ」といった素材を開発するなど技術力が素晴らしく、また生地ブランドとしては世界最大級でもあります。
顧客リストにはオバマ大統領をはじめ、クリントン元大統領、プーチン大統領といった各国首脳、ハリウッドスターや世界のアスリートなど著名人が多く名を連ねています。
スタイリッシュな装いはジャストサイズ
(出典:Brioni http://www.brioni.com/)
スーツを着こなす上で最も重要といえるのは、サイズが自分の体型に合っているかどうか。
これを外すとどんなにいい生地を使っても、どんなにラグジュアリーなブランドのスーツを買っても全く似合いません。
スーツを選ぶ上で重要なサイズ選定、そしてフィッティングのポイント、オーダーメイドのこつなど重要なサイズ選びの指針を記述しています。
似合うスーツに重要なのはサイズ!
(出典:UNIQLO http://www.uniqlo.com/)
スーツというのはとてもエレガントな装いであり、男子の正装、そして男をかっこよく見せてくれる戦闘服ともいえるものである。しかし、街中を見てみるとなんとも似合っていないスーツ姿の男性がいるのも確か。
なぜなのかを考えてみるととても分かりやすく、とにかくサイズが全く合っていないのです。
肩幅が完全にずれていて肩をはみ出して垂れているとか、袖が長すぎて手がほとんど隠れているとか、スーツの丈があっていなくてコートみたいになっているとか「あるある」と頷かれる方も多いかなと思います。
スーツが似合っているかの最大のポイントはやはりサイズで、体にピッタリとフィットしていることというのがスーツを着る上での大前提となっていることをまず理解する必要があります。
サイズが合っていなければ、どんなラグジュアリーブランドのスーツであっても、どんな高級素材を使っていても宝の持ち腐れでとても品のない姿になってしまうのです。
サイズを合わせる上で知っておかないといけないのがサイズ表記です。
まずは各国のサイズ表記の基本を知っておきましょう。
ただ、最近ではブランドごとにサイズ表記に若干の違いがある場合も多いのであくまで目安になります。
<スーツサイズの国別表記>
日本 |
イタリア | フランス | イギリス | ||
---|---|---|---|---|---|
身長(cm) | 身長(号) | サイズ | cm | cm | インチ |
160 | 3 | S | 42 | 40 | - |
165 | 4 | 44 | 42 | 34 | |
M | |||||
170 | 5 | 46 | 44 | 36 | |
175 | 6 | L | 48 | 46 | 38 |
180 | 7 | 50 | 48 | 40 | |
LL | |||||
185 | 8 | 52 | 50 | 42 | |
フィッティングはどこを抑えればいいの?
自分の体にあったサイズを抑えるのは最低限として、さらにスーツスタイルをおしゃれに見せるためには体のラインにそってスーツをフィットさせる必要があります。
人間の体というのは、様々な曲線と直線、そして長さ、太さがあります。
肩にしても腕にしても人それぞれ違っているのです。
着こなしとしてスマートに見えることはもちろん重要ですし、それ以上に体のパーツに合わせたフィッテイングをしっかりとしておくことで着心地という点でも大幅に違ってくるのです。
抑えておくべきフィッテイングのポイントは以下になります。
①肩幅
肩が袖付の部分にしっかりと収まっており、余ったり、窮屈になっていないかをしっかりとチェックします。
背中の衿下部分がシワになっていないかを確認して下さい。この部分がシワになっているとしっかりとフィットしていません。
②袖丈
スーツの袖丈というのはいろいろと好みや定説があるので一概にこうということも難しいですが、一般的なラインでいうと腕を伸ばした時にシャツの袖が1cmから2cm程度見えるくらいの長さがバランス的にはいいはずです。
③胸囲
スーツにはスタイリッシュに見せる見た目も重要ですが、動きやすさもまた重要です。胸回りはボタンを閉めた状態で拳ひとつくらい入る余裕を確保しておくくらいがちょうどよいです。
④着丈
着丈は流行に左右されやすい部分で、着丈が短いものが流行っていたりもしますが、一般的に長さはヒップがちょうど隠れるくらいが理想的とされます。短めが良い場合でもヒップの8割程度は隠れるようにしておいたほうがシルエットが綺麗に見えます。
⑤ヒップライン
ヒップラインは重要でここにあまりゆとりがありすぎるとだらしなく見えます。ヒップラインにはもたつきがなく、かつ太ももには若干のゆとりがあるようにしておいたほうがいいです。太ももにはゆとりがないと座るときが大変です。
⑥パンツ丈
パンツ丈も流行に左右さる部分で短いものが好まれたりもしますが、一般的には前裾に若干のくぼみが出来るくらいの長さに設定するのが理想です。パンツ丈は靴のデザインにも左右されるので、バランスを見るのは重要です。
確実にフィットするスーツを選ぶにはオーダーメイド
(出典:http://www.azabutailor.com/)
既製服でも体に合うサイズは見つかることもけっこうあります。
しかし、ジャストフィットするスーツを手に入れたいと思うなら、どうしても既成品では難しくオーダーメイドに頼ることになります。
オーダーメイドとなると初めての方だと敷居が高い印象があり、どうしても腰が引けてしまうということもあるかもしれません。
が心配は要りません。
オーダーメイドとは言ってもどんなスーツにしたいかを決める一連のプロセスはあらかじめ決まっているのでそのプロセスに沿って決めていけばいいだけです。
分からない言葉などが出てくるかもしれませんが、分からない事は全てテーラーに聞けばいいのです。
相手はプロで、こちらは素人です。
分からなくても何も恥ずかしいことはありません。むしろ質問に丁寧に答えてくれないような店ならば、そんな店の作るスーツなんて信用できませんから店を変えましょう。
ある程度欲しいスーツのイメージがあれば、肩肘張らずにリラックスして希望をテーラーに伝えましょう。
きっとあなたのイメージを具現化してくれるでしょう。
大まかなプロセスとしては以下のようになります。
①生地選び
まずは生地を選びます。
サンプル生地や店内にある実物を見ながらイメージを膨らせていきましょう。
生地にはそれぞれ特性があるので、どのシーズン、どんな用途(ビジネス、カジュアルなど)を伝えれば的確に見繕ってくれます。
あとサンプル生地はサイズが小さいので、出来上がりのイメージとは異なる場合が多いです。可能であればその生地で出来た実物スーツを見せてもらうとより具体的なイメージが掴めます。
②採寸
生地が決まれば採寸に映るのですが、採寸する際にはできればスーツの下に着る予定のシャツを着て行くと採寸がスムーズになります。
この準備をしておくと完成後の微調整する可能性も少なくなります。
③スタイルの決定
シングルスーツ、ダブルスーツ、スリーピーススーツやボタン数、シルエットなどをパターンの中から選択していき、ベースとなるスタイルを固めます。
④ディテールの決定
おおまかなスタイルを決定した後は、ディテール部分を決めていきます。
裏地の種類やカラー、総裏にするか背抜きにするか、ボタンの種類やステッチを入れるか、ポケットの種類や数、袖のボタンなど細かく設定していきます。
この辺りはこうしたいという思いがあればそれを伝えればいいですし、よく分からなければおすすめを聞いていってもいいと思います。おすすめを聞くとスタイルにあったディテールを提案してくれるでしょう。
⑤完成
完成までは数週間から数ヶ月で混雑状況や仕立てなどによって変わってきます。
郵送で送ってくれる場合もありますが、若干の修正が必要になる場合もあるので、店に足を運んでフィッテイングをすることをおすすめします。
また、完成の前に仮縫い段階で一度店に足を運び細部修正ができる本仮縫いができる場合もあります。
自分にピッタリとあったサイズのスーツというのは、おしゃれなスーツスタイルのためには素材よりもブランドよりも何よりも重要です。
オーダーメイドにこだわる必要はないですが、時間とともに体に合うサイズというのも変化していきますので、常に自分の体型を意識して合うスーツを身につけるようにしましょう。
スーツを彩る重要なプラスワン・アイテム
(出典:Zegna http://www.zegna.com/)
スーツを着るといってもただスーツだけを着るわけではありません。
スーツを着るということは、シャツやタイ、シューズにバッグなど様々な小物類をスーツと共に身にまとうということです。
ここで重要なのは、スーツにもスタイルがあるように、小物にもTPOに合わせた選択が必要だということです。
何も考えずに小物を揃えるのではなく、しっかりとした目的意識と戦略をもって小物を揃えることでよりスーツライフが楽しく、華やかになるのではないかと思います。
スーツを彩るために必須のコーディネートアイテム
スーツスタイルというものはスーツだけで成り立つものではありません。
当然ですが、スーツの下にはシャツを着ることになりますし、靴も必ず履くでしょう。フォーマルなシーンではネクタイでVゾーンを演出することになります。またビジネスシーンではバッグは必須になるし、腕時計もなければカッコがつきません。
こうしたスーツを着こなすためのコーディネートアイテムの選択を誤るとせっかくのスーツも台無しになってしまいます。
当然ですが、TPOに合わせたスタイルが求められるものでもありますので、スーツを選ぶのと同様に関連するアイテムに気を配ってしっかりとした選別眼を身につけておきましょう。
【シャツ】 定番を抑えつつ、スーツの着回しも意識
(出典:http://www.armani.com/)
ビジネスシーンのシャツといえば白のレギュラーカラー、もしくはセミワイド、ワイドカラーのシャツが定番でした。
「でした」としているのは、昨今ではこうした常識があまり通用しなくなっているという感があるからです。
もちろん現在でも白のレギュラーカラー、ワイドカラーのシャツというのは定番として十分に活用できるものですが、スーツ自体のスタイルがブリテッシュスタイルからクラシコイタリアの方が主流になっているため、それに合わせていくとシャツの織りや柄など表情のあるものを選ぶと相性が良いです。
昔からビジネスシャツの定番であったボタンダウンシャツも、クールビズの影響もあってより一層スタンダードとしての地位を確立しつつあります。
他にはスーツの着回しやネクタイに合わせるために、クレリックやストライプ、淡いピンクやブルーのソリッドシャツなどある程度バリエーションを持たせておくと同じスーツを着ても全く違う印象が与えられます。
【ネクタイ】 シャツと組み合わせてVゾーンを演出
(出典:ttp://merola.jp/)
ネクタイは、シャツとともにスーツのVゾーンを彩ってくれるオシャレにおいても重要な位置づけになるアイテムです。
夏はクールビズでネクタイを付ける機会も減っていると思いますが、それでもビジネスの最前線ではまだまだネクタイは外せません。
そうしたネクタイで最もスタイリッシュなのはやはりソリッドタイです。
ソリッドタイを選べば、クラシックなスーツからモードなスーツまでスタイルを問わず、クールな大人の男性を演出してくれます。
そして、やはりスタンダードも持っておくほうがよく、レジメンタルやドット、柄なしで少し光沢感のあるタイプなどある程度はバリエーションを持たせておくとスーツやシャツとのコンビネーションが楽しめます。
【革靴】 ベーシックな中にもこだわりを
(出典:http://www.jmweston.fr/)
革靴というのはスーツスタイルにおいてとても重要な位置づけを占めるアイテムになります。
おしゃれな人は靴に最も気をつかっていると言われるほど、靴のよしあしで全体の雰囲気がガラリと変わってしまうほどです。
まず持っておきたいのが、何でも合う万能選手となるプレーントゥシューズです。
プレーントゥは革靴における基本中の基本、とてもシンプルなデザインなのでどんなスタイルであっても確実に馴染みます。
また、シンプルであるだけに奥が深く、細かなディテールを変えていくとそれだけで違った味が出せます。
次にストレートチップのシューズもフォーマルシーン用にあるといいでしょう。
1足目であれば色はブラックがよいです。普段使いにも活躍してくれますが、披露宴などの格式がある場でも活躍してくれますので、できれば飾り穴などがついていないシンプルなものにしておいたほうが使い勝手がいいです。
これだけでは、面白みにかけてしまうので、ジャケパンスタイルにも合わせられるウイングチップやローファー、スウェードなど、利用シーンに合わせてカジュアルにもナイトシーンなどにも活躍する靴をチョイスしていきましょう。
【バッグ】 機能性とTPOのバランスを
(出典:www.tumi.co.jp / http://www.felisi.net/)
ビジネスで活躍するバッグというのは、時代とともに大きく様変わりしています。
最近ではノートブックを持ち運ぶ機会が劇的に増えているため、IT関係などでは特に「TUMI」などの耐久性に強いナイロン性のバッグが大人気となっています。
もちろんこうした機能性を重視したバッグを否定するつもりはありませんし、むしろ積極的に使うべきだと想います。
ただ、ビジネスの場において重要なプレゼンなど勝負をかけるような日には正統派のオールレザーのバッグも持っておきたいところです。
それほど大きな荷物がないのであれば、ブリーフケースなどが最も使い勝手がよいでしょう。
あとは、カジュアルテイストを重視したおしゃれなバッグ。
イブニングシーンやナイトシーンなどに活躍してくれるもので、イタリアの「フェリージ」や「オロビアンコ」などのレザーとナイロンがミックスされた少し垢抜けたカラーのバッグもあると便利です。
こうしたバッグは休日などでも使えるので、あっても困ることはないでしょう。
【アウター】 定番アイテムが使い勝手バツグン
(出典:https://jp.burberry.com)
冬にはアウターは必須になります。
アウターを着るときにも、やはりスーツに合わせたアウター選びというのが重要になってきます。
ビジネスシーンでも最もよく使われているのは、間違いなくステンカラーコートでしょう。
雨や汚れに強い撥水性の高い素材、動きやすさを重視したラグランスリーブ仕様、誰にでも似合うベーシックなデザインとビジネスシーンで必要な要素を全て揃えている万能なコートです。
普段使いにもまず一着は持っておきたいのが、ステンカラー。
そして、ある程度のカジュアルさが許されるならキルティングもありです。
ビジネスシーンだけではなく、普段使いもできるのでコストパフォーマンスという点ではかなりいいです。
フォーマルなシーンを想定するならチェスターフィールドコートがマストです。
比翼仕立たてのチェスターフィールドコートはフォーマルな場にはかかせない存在で、ビジネスシーンやカジュアルにも着崩せます。
スーツの着こなしを考える上では、こうしたスーツに付随する小物にも十分に配慮する必要があります。
それぞれをTPOに合わせる必要がありますし、TPOを意識することでスーツがより華やかに演出されます。
おしゃれなスーツスタイルを目指すためには、ぜひともこうした小物も最高のものを選択してください。