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ブランド評価

当サイトに掲載しているブランドは世界的に通用する一流ブランドばかりですですが、
ブランド評価は独断と偏見に基づきながらも、当サイトに掲載しているブランドの相対評価を元に可能な限り客観的な視点で行っています。
不快感を感じられる方もいらっしゃるかも知れませんが、ご了承願います。

ひと言コメント

モダンインテリア照明のブランドとしては１、２を争うトップランナーだと思います。
アルコをはじめとしたモダン照明のはしりといってもよい作品を多数輩出し、最先端のデザイナーとのコラボレーションで次々と素晴らしい照明を発表し続けています。

クラシック系の照明（ほとんどシャンデリア）などに比べるとこういったモダン照明は価格も安く抑えられますし、LEDなど最新技術を使えるので照明としての機能は格段に上ですね。
ベーシックでシンプルなデザインからスタイリッシュで洗練されたデザイン、他にはないユニークデザインなどかなり豊富なので部屋の雰囲気に合わせて色々選べます。
モダン照明の王道としてまずはチェックする必要があるブランドです。

ブランドストーリー

FLOS（フロス）について

（出典:http://flosjapan.com/） フロス(FLOS)は、1962年にディーノ・ガビーナとチェザーレ・カッシーナによってイタリア メラノで設立されました。
新しい照明コンセプトを発展させるため、彼らはアッキーレ・カスティリオーニ、ピエール・ジャコモ・カスティリオーニ、トビア・スカルパら近代建築の巨匠の協力を得ました。アメリカで開発された柔軟な新素材(コクーン)により、すばらしい拡散光を生み出すことに成功しました。

その中でメラノ出身の発明者アルトゥロ・エイセンキルと出会い新しい照明を創り出すときが来たと直感し、エイセンキルによって開発された柔軟な新素材(コクーン)により、すばらしい拡散光を生み出すことに成功しました。
このコクーンという素材は、金属フレームにスプレー噴射式の樹脂をコーティングするもので、電球を装飾するわけではなく放射される光を霧状に通すことでまるで雲のように光に魔法をかけるテクニックとなったのです。
この技術を使ったのがフロスの先史とも言えるもので、カスティリオーニ兄弟」やトピア・スカルパもコクーンを応用して照明づくりに取り組んでいったのです。

それ以降は、これまでにない新しい「オブジェクト」を発明し続けなければいけないという使命を持ち、革新を続けています。あえて商品ではなくオブジェクトという言葉を使うのは誰でも作れる商品とオブジェクトを発明する能力に大きな違いがあるからです。


（出典:http://flosjapan.com/） 1974年にはARTELLUCE社を吸収合併し、ヨーロッパ随一の照明ブランドに成長していきます。
イタリアのデザイン活動の一大拠点としてアッキーレ・カスティリオーニをはじめ多くの著名デザイナーがARCO（アルコ）やPARENTESI（パレンテージ）、FUCSIA（フクシア）等、その代表作を続出させました。「ARCO」は、インテリアと照明が融合したフロスの代表作として、現代も世界で使用されています。

そして、発表された作品の数々は世界のモダンインテリア照明の古典的存在にもなっています。

革新の照明づくりを続けるFLOS（フロス）

（出典:http://flosjapan.com/） FLOS（フロス）は1980年代から2代目のセルジオ・ガンビーノ体制へと移行していき、1985年には若き日のフィリップ・スタルクと出会い角の形をしたユニークなランプAra（アラ）やMIS SISSI（ミス・シシー）と呼ばれる年間で10万個以上も売れたテーブルランプを開発しました。

その後も2000年に入ってから世界各国の才能あるデザイナーを見出していきます。
オーストラリアのマーク・ニューソンやミニマルデザインのジャスパー・モリソン、洗練されたデザインが魅力のドイツ人デザイナー コンスタンチン・グルチッチなど今では世界的にも超大物と呼ばれる巨匠デザイナーたちです。

さらなる革命としてAntaresを買収したことによって商業施設や公共スペース向けのFLOS Architectural Lightingが誕生し、広く一般的にFLOSの照明を目にする機会が増えてきました。


（出典:http://flosjapan.com/） 2017年にはこれまでにない方法で新しい照明環境を見出す取り組みとして建築家、デザイナー、アーティストが将来のアイコン的照明を発表し、研究開発によって多くの革新的な素材が応用できる体制を整えました。近年では有機ELや有機材料など、より最先端の技術を応用したソリューションなど新しいチャレンジを続けているのです。

現在も常に最先端の技術を研究し、巨匠、気鋭問わず優れたデザイナーを起用した新作を発表する等、常に新しいデザインを発信し、照明器具の名作を生み出し続けています。

ARCO（アルコ）

（ARCO 出典:http://flosjapan.com/） アッキーレとピエール・ジャコモのカスティリオーニ兄弟の合作によるフロス(FLOS)を代表する近代照明デザインの傑作です。大きなアーチを描くアームと灯具とのバランスが特に美しく、大理石ベースの重厚感がステイタスシンボルとされ言っても過言ではない代物です。

PARENTESI（パレンテージ）

（PARENTESI 出典:http://flosjapan.com/） アッキーレ・カスティリオーニによってデザインされた非常にシンプルだが機能的な照明です。
天井からワイヤーを吊るし、ワイヤーの先にゴムで覆われた鉛の重しがワイヤーを引っぱることでワイヤーを通したランプの付いた括弧の形をしたハンドル部分が固定される仕組みになっています。

FUCSIA（フクシア）

（FUCSIA 出典:http://flosjapan.com/） こちらもアッキーレ・カスティリオーニの作品です。円錐形のクリアガラスの縁はすりガラスになっており、ランプからの光が拡散され光のリングが浮かび上がります。


FLOS（フロス）の照明で今までとは違うお部屋を演出してみて下さい。

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この記事を監修しているのは？

高級家具・インテリアリサーチ部門

元建築家や現役インテリアコーディネーターや家具販売店員で編成。
国内外の高級家具やブランドなどを徹底的にリサーチし、定番からまだ見ぬブランドや家具を発掘しています。
世の中のトレンドや流れを敏感に察知し、常に新しい情報を発信出来るように奮闘しています。

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