目次
1.クラシックスタイルはディテールへのこだわりが大事!
1-1. クラシックスタイルとはヨーロッパの歴史そのものだ!
1-2. 格式高いクラシックスタイルはしっかりと吟味して選ぶ
2.高価なクラシック家具をお手頃価格で買える?
2-1. クラシック家具のブランドというと何がある?
2-2. クラシック家具をお手頃価格で買う方法ってないですか?
クラシックスタイルはディテールへのこだわりが大事!
クラシックスタイルとはヨーロッパの歴史そのものだ!
クラシックスタイルとは、ヨーロッパの歴史的な宮廷インテリア様式を取り入れた格調高いスタイルのことです。
15世紀頃からヨーロッパ各国では、国ごとに、また時代ごとに様々な様式が用いられ、特徴的な進化や変化を見せてきています。
15世紀から16世紀初頭にかけてのルネサンス様式からバロック様式、ロココ様式、それ以降はクイーンズ・アンスタイル、チッペンデールスタイル、ヘップルホワイトスタイルと様々です。
一般的によく見るヨーロッパ家具のクラシックスタイルは、ロココ様式以降のものが多いようです。
ロココ様式はフランスのルイ15世時代の様式でバロック様式時代が荘厳かつ、華やかなデザインが多く使われていたのに対し、自由で軽快なスタイルに変わったのが特徴です。
クイーン・アンスタイルは18世紀初頭のイギリスのアン女王時代の様式で、フランスの影響でロココ様式風の装飾が取り入れられ、これ以前のオランダの影響を受けていた屈強なスタイルから波状曲線や長めの脚にクラブ型・又は、カブリオール脚が使われるようになり、落ち着いた中に華やかさと優雅さのあるデザインになっています。
こうした時代背景に基づいて、コーディネートされるのがクラシックスタイルであり、もともとはかなり厳格なルールのもとにコーディネートされるのが一般的でしたが、現在ではそうしたマニュアルにとらわれず自由な発想でクラシックスタイルをコーディネートすることも増えてきています。
モダンスタイルやシンプルスタイルなど現代的なインテリアスタイルに、クラシック調の家具を取り入れることでコーディネートのアクセントにするといった使いかたも見られるようになっています。
格式高いクラシックスタイルはしっかりと吟味して選ぶ
クラシックスタイルを作りあげるうえで重要なのは、いかに格式高く見せることが出来るか。なのです。
そういった意味で重要となってくるのは、まずは家具選び。
もうひとつは、その素材とカラー。最後にカーテンなどのファブリック類です。
一般的に販売されているクラシック家具やアンティーク家具と呼ばれるものを選んでいけば、クラシックスタイルにマッチするものが自然と手に入ると思いますが、ポイントを抑えたうえでしっかりと吟味しましょう
Ⅰ. ポイントは家具選び。重厚で、猫脚で、彫りが綺麗な家具がグッド
(出典:http://www.kittingerfurniture.com/)
家具選びがクラシックスタイルの成否を決定づけると言っても過言ではありません。
ポイントとしては重厚な雰囲気のある家具を選定しましょう。
例えば、よく使われるのが猫脚になった家具です。
エレガンススタイルの必須パーツでもある猫脚ですが、クラシックスタイルにおいてもその洗練されたデザインは高級感と重厚感を醸しだしてくれます。
特にエレガントさを求める場合は、ホワイト系のカラーリングを、クラシカルな重厚さを求める場合はダークブラウン系のカラーリングであれば雰囲気が出てきます。
(出典:http://www.medea.it/)
また、しっかりとした彫りが入った家具もクラシックスタイルには欠かせません。
特にキャビネットやテーブルなどは彫刻がしっかりと入った家具にするとグッと荘厳な感じがしてきて、コーディネートが引き締まります。
重厚で、猫脚で、彫りのはいった家具をうまく組み合わせていくと、立派なクラシックスタイルのベースとなります。
Ⅱ. カラーはどっしりとしたダークブラウンベース
(出典:http://www.drexelheritage.jp/)
クラシックスタイルの基本カラーは少し暗めのダークブラウンがベストです。
これはあまり考えなくても、このカラーになることが多いです。
なぜならば、クラシック家具のベースとなる素材は、マホガニーやオーク、ローズウッドなどの堅く色味のしっかりとした木材が使われていることがほとんどだからです。
エレガンススタイルや姫家具風を意識したホワイトでカラーリングされたクラシック調の家具も多いですが、クラシックスタイルならば、ホワイトよりもブラウン系を選んだほうがよりスタイルとしては洗練されます。
(出典:http://www.drexelheritage.jp/)
もちろんこれは、あくまでベースとなる家具の部分のカラーになりますので、ファブリックはこの限りではありません。
ソファーカバーやチェア、カーペットなどに使われるファブリックは、エンジ色、ベージュ、濃い目のグリーンなどもよく使われます。
さらにファブリックには古典的なストライプ、花や蝶柄などの模様のはいったものが合わせられるとシックになります。
最近だとクラシックスタイルにもモダンを取り入れる傾向が強いので、カラーもブラウン系に統一するよりも、少し派手な差し色を使ったりすることでクラシックモダンなスタイルにするケースも多いです。
Ⅲ. カーテンもドレープたっぷりの重厚タイプ
(出典:http://www.medea.it/)
インテリアのスタイルをコーディネートするうえでは統一感というのがとても重要です。
クラシックスタイルをコーディネートするために、重厚な家具、ダークブラウンなカラーテイストで仕上げているのに、なぜかカーテンはドット柄なんかだと全てが覆ってしまいます。
最後までしっかりと気を抜かずにカーテンもクラシカルなカーテンで合わせましょう。
特にドレープがたっぷりの見た目からしていかにも重たそうなカーテンがとても良く合います。
カラーは全体のカラートーンにあわせる形でもいいですし、少し明るめにしてもいいです。
カーテンもファブリック類と同様に古典的な紋章や自然由来の柄などが入ったものがいいですね。
高価なクラシック家具をお手頃価格で買える?
クラシック家具のブランドというと何がある?
クラシック家具には、モダン家具とはまた違った一流ブランドがたくさんあります。
しかし、その全てはとても高価でモダン家具以上の価格になることがほとんどです。
とはいえ、やはり憧れはありますのでそうしたクラシック家具の一流ブランドをいくつか紹介していきたいと思います。
しかし、おもしろいのはクラシックスタイルがヨーロッパの歴史様式を踏襲しているスタイルなのに、クラシック家具のブランドというとほとんどがアメリカのブランドということです。
アメリカはヨーロッパ文化を吸収して発展してきた経緯もあるので、こういった構図になっているのですね。
DREXEL HERITAGE(ドレクセル ヘリテイジ)
(出典:http://www.drexelheritage.jp/)
日本でも最も馴染みのあるクラシック家具ブランドとして有名なのがドレクセル・ヘリテイジ。
なぜかというと日本の会社がライセンス契約をしているので、日本でも買いやすいということがあります。
ただ、日本の職人の腕はアメリカの職人の腕と遜色ないレベルなので、日本の生産でも品質面は全く問題ないどころか、アメリカ以上だと言われています。
クラシック家具の最高峰といえる素材の選定、デザイン、しっかりとした作りは、当たり前のように高価格になりますが、いつかは手に入れたいブランドではありますね。
KITTINGER(キッティンガー)
(出典:http://www.kittingerfurniture.com/)
アメリカにおけるクラシック家具の最高峰といえばキッティンガーです。
その家具は品質の高さ、それに見合う価格の高さもさることながら、なによりアメリカ大統領の暮らすホワイトハウス御用達となっていることです。
様々なブランドが生産拠点を労働力の安い国に移していく中、かたくなにアメリカ国内での製造「Made in USA」にこだわり、徹底して最高品質を追い求めているのです。
Baker(ベイカー)
(出典:https://www.bakerfurniture.com/)
キッティンガーとならび、歴代のアメリカ合衆国大統領に愛されるブランドとして名高いベイカー。
こちらもアメリカクラシック家具ブランドの最高峰であることは間違いありません。
ベイカーはクラシック家具の最高峰でもありながら、数々のデザイナーとのコラボレーションも行い、コンテンポラリーなコレクションも発表しています。
時代の流れに逆らうことなく、時代にあった最高品質の家具を作り、世界中のセレブやアーティストから支持されるブランドなのです。
Henredon(ヘンレドン)
(出典:https://www.henredon.com)
ヘンレドンはクラシック家具ブランドの中でも少し異色の存在です。
なぜかというとクラシック家具ではこだわりが強い革よりも、ファブリックに対してのこだわりが強く、またモダン要素もはいっているというところです。
ベニヤなどのユニークな素材使いに、色鮮やかなファブリック、手作業でのアンティーク仕上げなどあまり他のブランドがやっていないようなことをやっています。
アメリカン・トラディショナルを継承しつつ、モダンスタイルにも軸足をおくおもしろいブランドなのです。
MAITLAND-SMITH(メートランドスミス)
(出典:http://www.maitland-smith.com/)
ここで挙げた中では唯一のヨーロッパ系イギリスブランドのメートランドスミス。
こういった言い方をするとなんですが、ヨーロッパ系の方がアメリカよりもファッションなり、デザインというのが進んでいるため、新しい風が入り込みやすくなっているのでしょう。
メートランドスミスもイギリスのトラディショナルなクラシック家具にあらず、作り自体はハンドメイドでアンティーク仕上げまで行っていますが、モダン要素がふんだんにミックスされた洗練されたデザインが特徴です。
カジュアルクラシックという新境地を開拓したブランドとして有名なのです。
クラシック家具をお手頃価格で買う方法ってないですか?
(出典:http://www.ccmart7.com/)
もし、クラシックスタイルを一流ブランドだけで揃えようとするとおそらく一般家庭の年収分でも難しいレベルです。
それくらい高価格なので、よほどのお金持ちでもないかぎりは、なかなか手が出せないスタイルなのです。
それでもクラシックスタイルに憧れるという方もけっこう多いと思います。
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