- Established: 1760
- Nation:イタリア
- Website:http://www.cassina-ixc.jp/
ブランド評価
当サイトに掲載しているブランドは世界的に通用する一流ブランドばかりですですが、
ブランド評価は独断と偏見に基づきながらも、当サイトに掲載しているブランドの相対評価を元に可能な限り客観的な視点で行っています。
不快感を感じられる方もいらっしゃるかも知れませんが、ご了承願います。
ブランド力 | 高級感 | 価格 | デザイン性 | 技術力 | 独創性 |
---|---|---|---|---|---|
10 | 9 | 7 | 8 | 9 | 6 |
総合評価:9
ひと言コメント
圧倒的な知名度とブランド力は、数ある家具ブランドの中でNo.1と言ってもよいと思います。
永い歴史の中で培ってきた技術力とデザイン性豊かな家具に憧れている人も多いのではないでしょうか。
イタリアモダン家具の先頭を走りながらも、イ・マエストリコレクションでは過去の名作を復刻し、確かな技術力で歴史的名作をディテールまで見事なまでに再現しています。
カッシーナはレンタル家具の中でも断トツで人気があるようで日本に来ている海外駐在員などはこぞってカッシーナの家具をレンタルするようですね。やはり本国にいる時にはなかなか手が届かないというのもあるかもしれません。
価格はかなり高いですが、必ずしも安ければいいというわけではなく、質の高いものを作るためには当然いい素材や手間ひまがかかるわけですし、ブランド力の維持や憧れという意味でも価格は妥当だと考えられます。
名作の復刻や比較的ベーシックなアイテムが多いので独創性という点では若干評価は低くなりますが、人気、実力ともに間違いなくトップブランドです。
ブランドストーリー
Cassina(カッシーナ)の歴史
現在ではモダン家具の代表として業界の先頭を走り、高い知名度・人気を誇るカッシーナですが、その歴史はかなり長く1760年までさかのぼります。
当時はまだブランド名として「Cassina」という名前はなく、品質のよい家具を作っているという認知はされていましたが今ほどの知名度はありませんでした。
1927年にカッシーナ兄弟によりイタリア ミラノに「Cassina S.p.A.」が設立され、木製家具から現在広く知れ渡っているモダン家具への転換を図っていきました。
この方向転換が功を奏しカッシーナはその規模を拡大していったのです。
そして、1948年に外部のデザイナーとのコラボレーションを開始します。
その最初のデザイナーがフランコ・アルビーニでした。
1954年には、世界でも最も権威あるデザイン賞と言われるコンパッソ・ドーロをカルロ・デ・カルリの「683チェア」で初めて受賞します。
(スーパーレジェーラ 出典:http://www.cassina-ixc.com/)
こうして徐々に業界での認知度を高めていったのですが、1957年にカッシーナが世界の注目を集めるきっかけとなる出来ごとがありました。
「イタリア建築デザイン界の父」と称されるジオ・ポンティと共同で歴史的名作である「スーパーレジェーラ」を完成させた事です。
指1本で持ち上げられる、世界で最も軽い椅子の感瀬です。
このジオ・ポンティとのコラボレーションの成功から、カッシーナは才能あるデザイナーや建築家とのコラボレーションをより推し進めていく事になります。
そして1964年に「巨匠たち」という意味を持つ歴史的名作シリーズ「I Maestri (イ・マエストリ)」コレクションをスタートさせました。
「I Maestri (イ・マエストリ)」とは20世紀初頭の偉大なデザイナーたちの作品の復刻を行うというもので、同シリーズの製品には、著作権継承者から使用許可を示す刻印と、製造ナンバーが入ったIDカードが添付されています。
最初の復刻はル・コルビュジエの4モデルからスタートし、チャールズ・レニー・マッキントッシュ、へーリット・トーマス・リートフェルト、フランク・ロイド・ライトといった巨匠デザイナーの伝説的家具を次々とコレクションに加えていきました。
カッシーナの魅力「本物の証」
(LC2 出典:http://www.cassina-ixc.com/)
「I Maestri (イ・マエストリ)」にて20世紀初頭の巨匠の作品を復刻させる中で数々の巨匠と呼ばれるデザイナーがカッシーナに協力をしています。
その中でル・コルビュジエはカッシーナとだけ販売契約を交わしています。この世界的デザイナーであるル・コルビュジエに唯一認められたブランドというだけでカッシーナの素晴らしさが表れています。
また、ル・コルビュジエだけでなく「I Maestri (イ・マエストリ)」にはチャールズ・レニー・マッキントッシュ、へーリット・トーマス・リートフェルト、フランク・ロイド・ライト、エリック・グンナール・アスプルンド、シャルロット・ペリアン、フランコ・アルビーニといったデザイナーも名を連ねています。
(出典:http://www.cassina-ixc.com/)
これらコレクションにも正規品の証として、
・著作権継承者から正式な使用許可を得ていることを証する作者の署名
・作者のエンブレムを冠した「イ・マエストリ」のロゴマーク
・品質を保証するID カードの製造番号と同じシリアルナンバー
がついています。
昨今では粗悪なリプロダクト品も出回っているので、こうした正規品でかつ、それを証明するための署名やシリアルナンバーがあるということは非常に重要です。
伝統とコンテンポラリーの集合体
(マラルンガ 出典:http://www.cassina-ixc.com/)
カッシーナは、イ・マエストリコレクションのクラシック家具の復刻だけではありません。
2つのコレクションを展開しており、もう1つのコレクションである「コンテンポラリーコレクション」も非常に充実したラインナップとなっています。
ジオ・ポンティ、ヴィコ・マジストレッティ、マリオ・ベリーニからフィリップ・スタルク、ロドルフォ・ドルドーニ、そしてジャン・マリー・マッソ―やルカ・ニケットのような比較的若いデザイナーまで現代を代表する建築家やデザイナーとコラボレーションすることで一流デザイナーの現代的な発想をカッシーナの職人の技と技術力によって高い精度で具現化し、世に送り出しています。
このコンテンポラリーコレクションもイ・マエストリ コレクションとはまた違った現代住環境に沿った素晴らしい現代の名作を多数輩出しています。
こうした歴史的な名作やデザインに重きを置きながらもモダン家具の最先端をいき洗練された新しいデザインを生み出してきたのもまたカッシーナの魅力と言えるでしょう。
ニューヨーク近代美術館などのミュージアムにおいても、カッシーナの製品が使われていることを考えれば、その先進的なデザインと高い技術力を証明しています。
家具の世界にもビーガンを持ち込んだパイオニアへ
(出典:https://lexus.jp/)
ビーガンというのはライフスタイル全般において動物製品を一切使わないというもの。
昨今サスティナビリティという流れにおいて、ファッションブランドでも毛皮やレザー類を使わないステラ・マッカートニーのようなブランドが増えてきていますが、これは家具の世界にも押し寄せているのです。
カッシーナがチャレンジしたのは食品の製造工程で発生するリンゴの芯と革から抽出したオーガニック繊維「アップル・テン・クローク」を使って2019年にファーニチャーコレクションを発表したのです。
しかもデザインを手掛けたのは、世界的な建築家であり、デザイナーのフィリップ・スタルク。
(出典:https://www.fashionsnap.com/)
こうしたサスティナブルな取り組みの一環として、2020年には廃棄されたビニール傘を再利用するブランド「PLASTICITY(プラスティシティ)」とのコラボレーションを行い、サコッシュバッグを発表しています。
今後も新たな代替素材にチャレンジしていく構えで、トレーサビリティや地球環境への負荷をかけないエコロジカルな虜海を行っていくようです。
ファッション業界とのコラボレーションでファン拡大
(出典:https://www.wwdjapan.com/)
カッシーナは高級家具ブランドとしては、世界でもNo1の呼び声が高いブランドですが、そもそもラグジュアリー家具というのが一般的な知名度としてそこまで高くありません。
日本国内ではカッシーナ・イクスシーが販売を手掛けていますが、ショップインショップとしてファッションコラボレーションを開催し、FACETASM(ファセッタズム)のベッドウェアやAKANE UTSUNOMIYA(アカネウツノミヤ)のクッション、MINEDENIM(マインデニム)のデニムクッション、またKVADRAT/RAF SIMONS(クヴァドラ/ラフシモンズ)の生地を使ったチェアやバッグなど10ブランドを超える参加が集まりました。
一般的に知名度の高いファッションブランドとタッグを組んで、ライフスタイルに沿う新しいコンセプトのアイテムを提案することでより一般層の認知度も高まっています。
Cassina IXC.とはなんでしょう?
(出典:http://www.cassina-ixc.com/)
ちょっと話がそれますが、Cassina IXC.というのをよく耳にするかと思います。
IXC.とCassinaで何が違うかご存知でしょうか?
IXC.は、1990年にフランスのデザイナーであるアンドレ・プットマンとのオリジナル家具シリーズ「Rue Du Bac」を製品化したことから始まりました。
その後は、インハウスデザインによる初めての家具「MATRIX」テーブルやイギリスの建築家デヴィッド・チッパーフィールドにデザインを依頼した「AIR FRAME」シリーズなどリーティングデザイナーとインハウスデザイナーによる、いわゆるカッシーナのセカンドラインになります。
IXC.でも技術力に裏付けされた革新的なデザイン、アルミハニカムのようなオリジナルの素材、ハイクオリティをコンセプトに製品を開発しており、非常に高い人気を誇るブランドへと成長しています。
最近では、フィリップ・ユーレルなどが日本でも人気がありますね。
他にも様々なブランドも取り扱っており、LEMA(レマ)やDESALTO(デサルト)、ALIAS(エイリアス)といった人気ブランドを取り扱っています。
カッシーナの取り扱いとしてはテーブル、椅子、ソファ、ベッド、デスク、照明など多岐に渡りますがやはり、世界最高峰のブランドのため価格はかなり高価になります。
しかし、その価格に見合う価値を提供しているという事を考えれば十分に検討する余地もあると思いますし、カッシーナの家具の中で生活する事でワンランク上の都心ライフを満喫出来る事でしょう。
みんなの『好み』とコメント
カッシーナが好き?嫌い?
投票ボタンを押せばあなたの気持ちがすぐに反映されます。カッシーナをみんながどう思っているのか『好き』『嫌い』の数から知ることができます。
連続で投票することは出来ませんのでご注意ください。
人
人
あなたのカッシーナへの想いとコメントが投稿できます。
今までのカッシーナに対する思い出や熱い想い入れ、自分との関わりや素晴らしさ、ショップでの体験、いいことも悪いことも何でも書いてみましょう。
書き込みがあまりにも不適切と感じられる場合は削除させて戴くこともございますが、ご了承ください。
この記事を監修しているのは?
高級家具・インテリアリサーチ部門
このブランドを見た人はこんなブランドも見ています
おすすめのデザイナーズインテリアショップ
ACTUS | SEMPRE.jp | neruco |
全国に展開するACTUS(アクタス)Online。シンプルながらも誰からも好まれるデザインはギフトに最適! | 都内に6店舗を構えるライフスタイルコーディネートショップ。実際に店舗でコーディネートを見られるのが嬉しい! | ベッド、マットレス、寝具ではネットショップ断トツのNO.1!快適な眠りを求めるならまずはnerucoを見ておくべき。 |
コスパで選ぶ人気スタイル3トップ
モダン | 北欧 | アジアン |
デザイナーズ家具に負けない高いデザイン性とオリジナルだからこその圧倒的なコストパフォーマンス! | 衝撃のMAX80%OFF!欲しかった北欧家具を手に入れるならKAGU350は外せない! | モダンアジアンの雄としてアジアン家具の域を超えたファッショナブルなコーディネートであなたの部屋を劇的に変える! |
おすすめ製品の紹介
Supported by 楽天ウェブサービス
商品情報の提供は楽天ウェブサービスを使用して、楽天商品情報を表示しています。