- Established: 1951
- Nation:イタリア
- Website:http://www.arflex.co.jp/
ブランド評価
当サイトに掲載しているブランドは世界的に通用する一流ブランドばかりですですが、
ブランド評価は独断と偏見に基づきながらも、当サイトに掲載しているブランドの相対評価を元に可能な限り客観的な視点で行っています。
不快感を感じられる方もいらっしゃるかも知れませんが、ご了承願います。
ブランド力 | 高級感 | 価格 | デザイン性 | 技術力 | 独創性 |
---|---|---|---|---|---|
8 | 7 | 9 | 7 | 8 | 6 |
総合評価:8
ひと言コメント
創業当初から革新的な素材を用いて、家具製造に工業化革命を起こしたことを考えればその技術力の素晴らしさは計り知れますね。
デザインとしては比較的スタンダードなデザインが多く正統派ブランドという印象です。
価格は他ブランドに比べるとそこまで高くはないので価格面でのメリットは享受できますし、だからといって安っぽいわけではなく、高級感もあれば、高い技術力をベースに品質も満足のいくものです。
そして何より日本にアルフレックス・ジャパンがあり、イタリア本国へ製品を開発して逆輸入するほどの力を持っているというのが日本市場を開拓する上では大きなメリットになりましたし、日本の生活環境にマッチするようなサイズ感やデザインというのを自由に作ることが出来るというのが日本における大きな強みです。特に日本は住居が海外に比べると狭いのでソファであれ、テーブルであれサイズというのはとても重要になってきます。
100%日本ブランドという感じではありませんが、ジャパンブランドとしては屈指の高級家具ブランドですし、世界的にみてもラグジュアリー家具の代名詞と呼べるブランドなので選んで置いて間違いはありません。
ブランドストーリー
イタリア家具の歴史を変えたブランド
(LADY 出典:http://www.arflex.co.jp/)
アルフレックスは1951年に創業し、イタリアの世界的タイヤメーカーであるピレリ社と建築家マルコ・ザヌーゾがデザインしたチェア「Lady(レディ)」がイタリアモダン家具業界の話題を席巻しました。
なぜ、このレディが話題になったのかはその技術がとても画期的なものだったからです。
この当時の家具づくりの中心は木材、そして藁や馬毛などの自然素材で作られていたのに対し、人工素材である成型ゴムとエラスティックゴムベルトを用いて家具を作り上げるという家具業界の歴史的な一歩を踏み出したからです。
これはすなわち家具製造が工芸という領域から工業製品(インダストリアルデザイン)へと変化した事を意味しており、そうした意味でアルフレックスはその先駆者であり、家具の歴史を変えたブランドとなりました。
こうした過去のスタイルに囚われない製品作りは、その後のアルフレックスの製品開発において随所に見受けられ、レディ以降もフランコ・アルビーニによる「不朽の肘掛け椅子」と呼ばれたFIORENZA(フィオレンザ)やMARTINGALA(マルティンガーラ)といった新素材を活かした名作を数々生み出していきました。
そしてイタリアで生まれたアルフレックスは、1人の日本人の手によってアルフレックス・ジャパンとして日本に根を下ろし、イタリアンモダンスタイルの代表格として現在に至っています。
arredamenti[イタリア語:家具]とflexibility[英語:柔軟性・適応性]の頭文字から生まれたArflexの家具は統一された色調や素材でインテリアを構成でき洗練された暖かいシーンをトータルに演出します。
アルフレックス ジャパン
(LADY 出典:http://www.arflex.co.jp/)
アルフレックス・ジャパンは「日本の未来は服飾ではない」と感じていた日本人 保科正が単身イタリアに渡り、ミラノの家具ショーウィンドウに日本の未来を感じ、そのままアルフレックスの門を叩きました。
ここで学んだ家具作りのノウハウとイタリアの豊かなライフスタイルを学び1969年に帰国して設立したのが始まりです。
このときに極東地域での販売権とオリジナルデザインの製造権を得ていたというのがとても大きく、「マレンコ」の逆輸入に代表されるようにイタリアの革新的技術をさらに発展させ、遂には本国からそのクオリティの高さを認められる存在となっていきます。
青山にオープンした「ショップアルフレックス」は衝撃的なモダンライフを提案し、先鋭的な感性を持つ人たちから大いに注目を集めました。日本のモダン・インテリアはアルフレックスの手によって幕を開けたといっても過言ではありません。
その後も青山から六本木、そして恵比寿へと直営店を移転しながら成長し、大阪や名古屋といった日本の主要都市にも直営店を展開しています。
さらに最高技術の収納を提供するMolteni&C(モルテーニ)、無垢材家具のRIVA1920、美しいラグのPAOLA LENTI(パオラ・レンティ)、イタリアのガラス製品のパイオニアであるGLAS ITALIA(グラス・イタリア)、ミヒャエル・トーネットの曲げ木技術を継承するGTVなど、様々なブランドを販売する総合家具ブランドとして幅広いライフスタイルを提案しています。
現在でも日本の風土・価値観・住環境に適したモダン・シンプルライフを発信し続け、日本のインテリアシーンを牽引するモダンファーニチャーの代表の座を不動のものにしています。
絶対的な自信をもつ高品質の家具作り
(LADY 出典:http://www.arflex.co.jp/)
アルフレックスの家具は「生活の道具」として長く安心して使えるということを念頭に置かれて作られています。
そして時代の変化に合わせて、その多様化するライフスタイルに適合するようにデザインをしています。
あくまで生活のベースとなる家具であること、長く安心して使えるということを考え、素材の選定と構造の検証、そしてメンテナンスのしやすさを考慮して快適で耐久性のある家具を作っているのです。
この品質を支えるのが旭川ファクトリー。
家具の産地として有名な北海道・旭川で注文を受けてからソファを製造しています。
求められるソファの硬さや沈み、座り心地などウレタン構成技術や耐久性に優れたモールディング工法にも独自の技術を開発し、快適で頑丈なソファを創りだします。
機械化が進む昨今なので当然機械化は導入されていますが、ハンドメイドの技術も継承されています。
ソファカバーなどソファのシルエットを左右するような繊細な作業は熟練の職人の経験による手作業によって微妙なニュアンスが生み出されます。そして、作られた製品はユーザが満足するまで何度も改良を重ねていき、いったん世に送り出した製品に対してもじっくりと育てていくような姿勢が素晴らしい製品ラインナップとなって表れているのです。
また、厳しい品質基準があり、ファブリックの摩耗や色落ちなどを検証し、一定基準を満たすものでなければ使用しませんし、耐久試験は耐用年数を遥かに超える回数の試験が行われます。
こうした厳しい品質基準を設けることによって、10年保証というモダン家具の中では異例の長期保証を実現しているのです。
アルフレックス(Arflex)の代名詞「マレンコ」
(マレンコ 出典:http://www.arflex.co.jp/)
アルフレックスの日本住環境のおける改革としてリビングルームにソファを置いたことです。
今では洋風建築が当たり前で、リビングにソファというのは定番ですが、過去にはソファというのは応接間に置かれるものであり、それが家族が過ごす空間であるリビングに移動したことで日本のモダンライフスタイルがスタートしたといっても過言ではありません。
そんなアルフレックス(Arflex)を語る上で欠かせないのが非常にシンプルな形をしたソファ「MARENCO マレンコ」です。
デザイナー マリオ・マレンコが一瞬のうちに描いたスケッチが1971年に製品化・発表され40年以上経た今でも多くの人が愛用しているという名品です。
そしてアルフレックス ジャパンがこの「マレンコ」に独自のアイデアをプラスし「着たり・脱いだり・洗ったり」をキャッチフレーズに、カバーリングを取り外し可能にしたのです。このアイデアはその後イタリアにも逆輸入される事となりました。
国内での積極的なコラボレーションも展開
(出典:http://www.arflex.co.jp/)
近年で話題になったのは、2018年に行った高級バッグブランドとして有名なFelisi(フェリージ)とのコラボレーション。
フェリージは、アルフレックスと同じくイタリア発のブランドで、バッグや革小物を展開し、日本でも百貨店などで販売され、男女ともに大きな人気を博するトップブランドです。
フェリージの創業45周年に合わせて行われたコラボによって、フェリージの特性のキャンバス生地のカバーリングをまとった美しいイエローのマレンコやRINN(リン)チェア、ROOT(ルート)チェアがラインナップされました。
フェリージのロゴがパイピングされたり、レザータグもついたオリジナルコラボレーションモデルは、双方のファンにとってもうれしい限りです。
(出典:http://www.arflex.co.jp/)
過去には人気ファッションブランドのN.HOOLYWOOD(N.ハリウッド)とのコラボレーションによってN.HOOLYWOODの象徴ともいえる見るスペックがアルフレックスのアイコンモデル「マレンコ」を大胆にカバーするというモデルも発表されています。
ミルスペックというのは、アメリカ軍が兵士に支給する物資に印字された取り扱い方法などが記載されたものを指す言葉で、マレンコ全体に渡り、印字されたミルスペックは新しいマレンコソファの可能性を引き出すものとなりました。
こうした日本で人気のファッションブランドとのコラボレーションというのも、アルフレックス・ジャパンという日本に根付いた企業によるおかげです。
ライフスタイルの提案
(出典:http://www.arflex.co.jp/)
アルフレックスは単なる家具販売のブランドではありません。
常に考えているのはライフスタイルの提案です。
このライフスタイルを提案するためのトータルサポート力は素晴らしいものがあります。
新しい生活を始めるときにアルフレックススタッフに相談すると、新しい生活空間のイメージをふくらませるためのヒアリング、それを元にしたレイアウト設計や生活導線、そしてシュミレーション、カラーや素材、そして全体的なバランスを考えたインテリアの選定といったトータルコーディネートをサポートしてくれます。
ここでアルフレックスの提案するライフスタイルの例をいくつか見ていきたいと思います。
家族構成に合わせられるフレキシブルスペース
(出典:http://www.arflex.co.jp/)
特筆すべきは家族構成や空間に合わせて自由にレイアウト可能なセパレートソファ。
タイプの違うソファをくつろぎ方によって組み合わせられるようになっています。張地にファブリックとレザーを使うことで表情を変え、アクセントを加えています。
テーブルを複数設置することで利便性を高くしながらも、外側からも入っていける柔軟な空間となっています。
日本人にマッチする床座スタイル
(出典:http://www.arflex.co.jp/)
日本人のライフスタイルにマッチする床に近い空間でのスタイルです。
アームのないソファは全てが規則的に並ぶのではなく、様々な方向の空間に向き合うハブとなります。
窓の外を向く、ダイニングの料理中の奥さんと会話する、そんな優しい雰囲気の空間です。
多様な要素が混在するモダンミックス
(出典:http://www.arflex.co.jp/)
ガラスやレザー、スチール、無垢材といった温もりとクールさを併せもつような独特の世界観を演出しながらも、カラーをブラックやグレーを基調とすることで統一感のある趣があります。
L字形のソファーとパーソナルソファの対比もおもしろく、全てが個性を主張するユニークな構成でありながらも一体感が感じられる空間です。
「イタリア生まれの日本育ち」という異質のブランドですが、確実に日本におけるトップファーニチャーブランドアルフレックス。
きっとあなたのモダンライフスタイルを素敵なものに変えてくれるでしょう。
みんなの『好み』とコメント
アルフレックスが好き?嫌い?
投票ボタンを押せばあなたの気持ちがすぐに反映されます。アルフレックスをみんながどう思っているのか『好き』『嫌い』の数から知ることができます。
連続で投票することは出来ませんのでご注意ください。
人
人
あなたのアルフレックスへの想いとコメントが投稿できます。
今までのアルフレックスに対する思い出や熱い想い入れ、自分との関わりや素晴らしさ、ショップでの体験、いいことも悪いことも何でも書いてみましょう。
書き込みがあまりにも不適切と感じられる場合は削除させて戴くこともございますが、ご了承ください。
この記事を監修しているのは?
高級家具・インテリアリサーチ部門
このブランドを見た人はこんなブランドも見ています
おすすめのデザイナーズインテリアショップ
コスパで選ぶ人気スタイル3トップ
モダン | 北欧 | アジアン |
デザイナーズ家具に負けない高いデザイン性とオリジナルだからこその圧倒的なコストパフォーマンス! | 衝撃のMAX80%OFF!欲しかった北欧家具を手に入れるならKAGU350は外せない! | モダンアジアンの雄としてアジアン家具の域を超えたファッショナブルなコーディネートであなたの部屋を劇的に変える! |
おすすめ製品の紹介
Supported by 楽天ウェブサービス
商品情報の提供は楽天ウェブサービスを使用して、楽天商品情報を表示しています。