- Established: 1990
- Nation:ドイツ
- Website:http://www.classicon.com/
ブランド評価
当サイトに掲載しているブランドは世界的に通用する一流ブランドばかりですですが、
ブランド評価は独断と偏見に基づきながらも、当サイトに掲載しているブランドの相対評価を元に可能な限り客観的な視点で行っています。
不快感を感じられる方もいらっしゃるかも知れませんが、ご了承願います。
ブランド力 | 高級感 | 価格 | デザイン性 | 技術力 | 独創性 |
---|---|---|---|---|---|
5 | 5 | 5 | 6 | 7 | 5 |
総合評価:6
ひと言コメント
アイリーン・グレイのサイドテーブルの正規品はクラシコンです。
そういう意味では知名度は高いのかもしれませんが、逆にE-1027サイドテーブルの知名度が高すぎて、そちらが先行してしまっている気もします。
当然「歴史的名作のライセンスを取得出来る」=「技術力が高い」という方程式は成り立ちますので、しっかりとした技術を持って、細部にこだわった家具を作っており、その実力はグルチッチやザウエルブルフ・ハットンの作品等を見ても分かります。
まだまだ創業から10数年しか経っていないブランドなので、今後どういったオリジナリティを発揮して発展していくのか楽しみです。
ブランドストーリー
クラシックとニュースタイルの融合
クラシコンは1990年に「クラシック」と「コンテンポラリー」の融合を哲学ドイツで誕生したブランドです。
新興メーカーではありますが、20世紀前半に活躍した女流デザイナーの大巨匠アイリーン・グレイやエッカートムテージウス、オットー・ブリュメルの作品の正規ライセンスを取得して積極的に取り扱ったことで一気に知名度を上げました。クラシックコレクションの作品はすべて製造番号が記載され、厳格な品質チェックを通過した 「ClassiCon」の署名は、ハイグレードな材質、品質のクオリティを保証しています。
アイリーン・グレイの傑作は1920年代~1930年代にかけて発表されたものが多いが、1926年「Non Conformist(ノンコンフォーミスト)」、1928年「Aixia(アイシア)」、1929年「Bibendum(ビバンダム)」といったクラシコンの作品を見ると、当然ながら歴史的な名作の佇まいは持っていますが、21世紀の新作といっても不思議ではないほどの優れたデザインのものばかりです。
さらにセバスティアン・ヘルクナー、ネリ&フー、シャデル・アルメイダなどの現在のトップデザイナーたちとのコラボレーション作品も次々と打ち出したことで、またたく間にトップブランドの仲間入りを果たしています。
コラボレーションデザイナーの代表格と言えば、まず挙げられるのが地元ドイツ出身のコンスタンチン・グルチッチでしょう。
(出典:http://www.classicon.com/)
グルチッチと言えば、様々なトップブランドから引っ張りだこ状態のデザイナーですが、2001年に「CHAOS(カオス)」、2002年の「DIANA(ディアナ)」、2003年の「MARS(マース)」などクラシコンから積極的に作品を発表し続けています。
こうした作品群の力をもってすれば、クラシコンがすぐにトップブランドとなったのも当然の事でしょう。
優れた作品はロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館やアイルランド国立博物館、パリのポンピドゥーセンター、ヴィトラデザインミュージアム、有名なニューヨークのMoMA(ニューヨーク近代美術館)など世界の有名美術館のコレクションとして展示されています。
デザインだけじゃない製造技術に関しても超一流
デザイナーとデザインに関しては勿論国際的ですが、製造パートナーに関してはとても現実的であり、厳しい目を持って選定しています。
クラシコンの家具は大量生産するタイプのものではありませんが、優れた職人技によって形作られています。
生産パートナーの多くは家族経営の小規模企業で長期間にわたるパートナーシップを築き、最高の素材と緻密な職人技によって情熱的にクラシコンの製品を生み出しているのです。
例えばAeriasチェアは木製フレームに80メートル以上の革ストラップが織り込まれています。均一なパターンで適切な張力があり、完璧に織り込まれていますが、これは全てが経験豊富な職人の技によるものなのです。
他にも手吹きガラスは、芸術的なスキルが必要でとても機械では真似できません。ベルテーブルのような大きな部品になるとその技術を体得するには数十年の経験が必要となるため、非常にユニークな製品となります。
革細工に関しても手作業で行われており、ペガサスデスクなどの丈夫なサドルカバーが見事な制度と経験で手によってカットされています。
こうしたクラシコンの作品はドイツとイタリア北部、ポルトガルにある本社で大部分が製造されていて、継承されてきた伝統的な技術によって最良の作品を生み出しています。
Adjustable Table E1027(アジャスタブル・テーブル E1027)
(出典:http://www.classicon.com/)
Eileen Gray(アイリーン・グレイ)のデザインの中で最も合理的で機能的なもののひとつとして挙げられるアジャスタブル・テーブルです。
このテーブルは、彼女が長年追い求めていた完璧な機能美が反映されています。
Diana(ディアナ)
(出典:http://www.classicon.com/)
2002年に発表されたKonstantin Grcic(コンスタンチン・グルチッチ)のサイドテーブルです。
金属板を折り曲げることにより生まれた個性的なフォルムのDiana(ディアナ)は、用途を限定せず、様々な使い方を想像させるまったく新しいテーブルシリーズです。
ボール紙による実物大のモデルを作成しながら進めるいつものデザイン手法に加え、コンピュータでテーブルのフォルムをアウトライン化した特別なフォントを作成し、そのタイポグラフィにより何度も何度もバランスやカタチを検証した結果、この美しい三次元のフォルムにたどり着きました。
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