アントニオ・チッテリオ Antonio Citterioの家具が欲しい！ | インテリア情報サイトハイブランド.com

Antonio Citterio アントニオ・チッテリオ

(出典:http://www.bebitalia.com/)

Born in： 1950
Nation：イタリア
Website：http://www.antoniocitterioandpartners.it/

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デザイナーストーリー

イタリアモダンデザイン界の最高峰

1950年にイタリア・メーダに生まれ家具職人の父親を持ち、物心がつく頃には、すでにデザイナーになることを決めていたチッテリオは13歳からデザインを学び始めます。1972年に名門ミラノ工科大学建築学部を卒業し、同じく建築家・デザイナーのパオロ・ナーバと共同で事務所を設立します。
そしてすぐに、イタリアモダン家具の最高峰「B＆Bイタリア（ビーアンドビーイタリア）」、世界的なインテリア照明メーカーの「FLOS（フロス）」などとの共同制作を開始し、優れた作品を次々と発表していきます。

そして1987年には夫人で建築家のTerry Dwan（テリー・ドワン）と共に「Studio Citterio Dwan（チッテリオ・ドワンスタジオ）」を設立し、ショールームやオフィス、ミラノ・パリのブルガリホテル、ローマ地下鉄など、多岐に渡る分野のデザインに携わり目覚ましい実績を残していきます。

1990年から1992年までミラノのドムスアカデミー、1993年からロンドンのロイヤルカレッジ（RCA）、1997年にはローマ大学で教鞭をとっており、若いデザイナーの育成にも力を注いでいます。

1999年にはパトリシア・ピールと共にAntonio Citterio and Partners（アントニオ・チッテリオパートナーズ）を設立し、さらにイタリアのAVメーカーBRIONVEGA（ブリオンヴェガ）社のアートディレクターにも就任しています。

また、1987年と1994年の2回コンパッソドーロを受賞しており、2002年、「Hall of Fame」に殿堂入りを果たし、雑誌「Architektur＆Wohnen」ではデザイナーオブザイヤーに選ばれています。

Kartell（カルテル）から発表したMobil（モビール）とBattista（バティスタ）はMoMA（ニューヨークの近代美術博物館）の永久コレクションに選定されています。その他にもDolly（ドリー）、GASTONE（ガストーネ）、Oxo（オクソ）、テーブルウェアなどがパリのポンピドゥー・センター、シカゴの美術館などに展示されています。

Mobil（モービル） Kartell

Mobil（モービル）
（出典:http://www.antoniocitterioandpartners.it/）チッテリオのMoMA永久コレクションのひとつである「モービル」は機能性、軽さ、強度、耐久性を全て取り揃えたデザイン性の高いシステムチェストです。カラーも豊富でベッドルームからリビングやスタジオ・オフィスなどの様々な空間によく合います。

Battista（バティスタ） Kartell

Battista（バティスタ）
（出典:http://www.antoniocitterioandpartners.it/）チッテリオのMoMA永久コレクションのひとつである「バティスタ」は用途によって長さが変えられるフォールディング式テーブルです。ワゴンやサイドテーブル、一人用のテーブルとしても使えるデザインとなっています。

アントニオ・チッテリオのデザインが愛される理由

B＆B ITALIA ソファ
（出典:http://www.bebitalia.com/）チッテリオは建築の勉強をするために世界中を旅して回り、ル・コルビュジェや安藤忠雄などの作品を見てきたが、プロダクトのデザインをする際、重視するのは空間との関係だと言います。空間に対して全体的なビジョンを持ち、そのモノ自体が持つ「必要性」と、それを使う人間の「願望」を一致させ、人々の生活の質を向上させる役を担いたいのだと言います。

華美な装飾を好まず、使う人の暮らしに自然と溶け込むような、飾らないシンプルな作品を作り続けた彼は、常に「主役は家具を実際に使う人・クライアント」と考えていました。
そのこだわりは、1986年にVitra（ヴィトラ）社からオフィス家具のデザインを依頼されたとき、新しいワークスタイルの研究から始め、それらのためにデザインされた家具が市場性を持つ1995年頃に、発売のタイミングを合わせるという提案を行ったという逸話からも読み取れます。チッテリオが家具デザイナーとして"時代を上手につかまえる"と評価されるのは、デザインの前提段階を重視する彼独特のスタイルから生まれています。

「アントニオ・チッテリオ(ANTONIO CITTERIO)」は、家具を単体の機能で捉えるのではなく、それを使うことで居住空間を快適にするもの、その一部としての家具製作を念頭に置いていました。それは、主に高級ホテルのバスルームで採用されている彼の代表作「アクサー・チッテリオ・コレクション」における徹底された全体の調和と機能性に顕著に表れている特徴です。

家庭用として身近な作品のなかにも、B＆Bイタリアとの提携でつくられた、座る位置によって深部が異なる革新的なソファ、インテリアとしても繊細で美しいキャスター付きのサイドテーブルなどに、「空間の快適性」、「使う人の生活向上」という彼の生涯のコンセプトが映し出されています。

AXOR CITTERIO（アクサーチッテリオ）コレクション

AXOR CITTERIO（アクサーチッテリオ）
（出典:http://www.antoniocitterioandpartners.it/）ハンスグローエ社アクサーブランドのAXOR CITTERIO（アクサーチッテリオ）コレクションは、アントニオ・チッテリオのデザインによるハイクラスなラインナップです。
直線を基本としたスクエアなデザインが特徴です。「ネオラグジュアリー」をコンセプトにデザインされた同コレクションは、ブルガリホテルをはじめ、高級ホテルのバスルームに採用されています。

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この記事を監修しているのは？

高級家具・インテリアリサーチ部門

元建築家や現役インテリアコーディネーターや家具販売店員で編成。
国内外の高級家具やブランドなどを徹底的にリサーチし、定番からまだ見ぬブランドや家具を発掘しています。
世の中のトレンドや流れを敏感に察知し、常に新しい情報を発信出来るように奮闘しています。

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