ビーダーマイヤ―様式データ
- 年代:19世紀前半
- 主な地域:ドイツ・オーストリア
ビーダーマイヤ―様式の解説
アンピール様式を基調としながら、一般家庭で使えるような実用的なスタイルにアレンジした様式で、ドイツやオーストリアで流行しました。
ビーダーマイヤーとは、当時の中産階級の小心さを風刺した漫画の実直で体制順応型の人物の名前です。
比較的安価であり、形にも特徴があり、単純で他のスタイルともあわせやすいことから現在でも広く使われているものが多いです。
家具
アンピールと、農民家具としての役割を持ち合わせたものでした。
ずんぐりと角ばったフォルムが特色で大げさな装飾モチーフは取り除かれるか、シンプル化されました。
複雑な彫りは加えずにシンプルなマーケトリーやギリシャ風の真鍮によるもの、花、動物、花輪、壷を金や黒、多色使いでペイントしたものがあります。
素材はメープル、チェリー、アップルなどが主に用いられ、時にマホガニーを使用されました。