エレガントな脚元を創るパンプス選び♪
目次
1.難しいパンプス選び
2.エレガントの基本はサイズ合わせから
2-1. とことんまでフィッティング
2-2. 買ったあとはしっかりと脚に馴染ませる
2-3. 選ぶ際のポイント 小技集
3.ヒールの高さはバランスが大事
3-1. ヒールの高さは「七五三」
3-2. 買ったあとはしっかりと脚に馴染ませる
3-3. 選ぶ際のポイント 小技集
4.パンプスのスタイルを決めるヒールの種類
4-1. ピンヒールだけじゃないヒールの種類
5.足の形のつま先のフォルムには相性が
5-1. 足の形とトゥのフォルム
5-2. トゥのフォルムによってパンプスの印象が変わる
6.ベスト・オブ・パンプス 憧れのブランド
6-1. クリスチャン・ルブタン
6-2. ジミーチュウ
6-3. マノロ・ブラニク
6-4. サルヴァトーレ・フェラガモ
>
難しいパンプス選び
ヒールが苦手な方も結構多いと思いますし、パンプスほど選ぶのが難しい靴というのもなかなかありません。
お店の中で試着した時は大丈夫でも、いざ外で履いてみると思うように歩けなかったり、脚が痛くなったり・・・
なかなか難しいパンプスですが、エレガントな装いで勝負するためには最低でも一足はもっておきたいところ。
パンプスを選ぶときの注意点やポイントなど色々と考えていきましょう。
エレガントの基本はサイズ合わせから
サイズがピッタリと合っていない靴を履いていると履いている方も足が痛くなったり、歩きにくかったりといいことがありません。
見ている方からしても何かだらしない印象を受けてしまいます。
パンプスだけではなく靴全般に言えることではありますが、足元をエレガントにみせるにはまずはサイズがきっちりと合っていることが最低条件なのです。
そこで必要なのが、試着の際に納得いくまでフィッティングをすること、そして脚にしっかりと靴をなじませることです。
とことんまでフィッティング
ファッションの本場パリではシューズのフィッティングに30分以上も費やすことが日常茶飯事だそうです。
彼女たちは、1mmの妥協も許さないほどとことん試着し、自分の足にピッタリと合うシューズを購入します。
パリジェンヌの足元を見ると脚に張り付いているかのごとくシューズと脚が一体化しフィットしているのです。比較的ルーズなファッションを好む彼女たちであっても、シューズに関しては100%のフィット感を求めているのは、シューズのフィット感がコーディネート全体のバランスを図る上でとても重要だと考えているからでしょう。
フィッティングの段階では、納得いくまで気になる靴、違うサイズを試しましょう。
時間をかけてもいいのです。買った後に履けなかったらなんの意味もないですから。
<国別のサイズ表記の違い>
日本 | フランス・イタリア | イギリス | アメリカ |
---|---|---|---|
21.5 | 33 | 4 | 2 1/2 |
22.0 | 34 | 4 1/2 | 3 |
22.5 | 35 | 5 | 3 1/2 |
23 | 36 | 5 1/2 | 4 |
23.5 | 37 | 6 | 4 1/2 |
24 | 38 | 6 1/2 | 5 |
24.5 | 39 | 7 | 5 1/2 |
25 | 40 | 7 1/2 | 6 |
25.5 | 41 | 8 | 6 1/2 |
26 | 42 | 8 1/2 | 7 |
買ったあとはしっかりと脚に馴染ませる
とことんまで試着することでサイズに関する課題はクリア出来そうですが、それでも怖いのが靴ずれ。
試着をする上で数歩歩いてみて、違和感なければOKにしていませんか?
怖いのがここで、入るからOKではなくきちんとしたシルエットまで考えておかなくてはいけません。
特にパンプスの場合だと革を使っている場合が多く、革というのは履いていると伸びていきます。
そう考えるとフィッティング時には少しタイトなくらいでシルエットが綺麗に見えるものを選ぶのが結果的にジャストサイズになるのです。もちろん履いた時に痛い場所があるような場合は避けたほうがいいですが、すっぽり収まるのではなく、少しきついくらいピッタリのものにしておくということです。
そして、革の場合はとにかくなじませる事が大事です。
いわゆる本番前の練習のように何度も履いて足に馴染ませ、革を自分の脚に合わせていくのです。
そうすることで脚にピッタリと馴染む美しいシルエットのシューズになってくれるでしょう。
選ぶ際のポイント 小技集
パンプスをエレガントに見せるには?
首元のラインをデコルテといいますが、デコルテを広めに開けることで小顔に見せることはもちろんのこと、バストのふくらみや鎖骨のラインが綺麗に出てエレガントな雰囲気を演出できます。
これをパンプスに応用することでバレエシューズを格段にエレガントな雰囲気にすることが出来ます。
シューズの足の甲を覆うラインをギリギリまで広く取ることで、肌の露出が緊張感につながりフェミニンな雰囲気がアップします。そして、肌が見える横幅も広く取れるので足首を細く見せる効果もありますし、足の指の付け根が見えるくらいまでデコルテを広げることで脚のラインがスーッと通り、脚長に見せることも出来るのです。
ハイブランドから発表されるパンプスではほとんどがデコルテを広く取るデザインになっています。
大人っぽさのもうひとつのカタチはストラップにあり
(出典:http://christianlouboutin.com/)
デコルテタイプとともに大人っぽさを表現するにはワンストラップタイプも使えます。
シャープなポインテッドトゥにトゥに近い位置でのストラップをつけることで足の甲から足首にかけてのラインが綺麗に引き締まり、大人の女性の魅力を醸し出します。
足首に細いストラップを巻きつけるタイプだと華奢な女性らしい雰囲気になりますし、足の指の付け根とくるぶしの中間くらいに来るストラップも女性らしさがでます。
ただ、この時やってはいけないのが、太いストラップを選択することです。
太いストラップにすると子供のお遊戯会のようになってしまい、子供っぽさが出てしまいます。
ストラップは、どの場合にしても細いストラップを選びましょう。
ヒールの高さはバランスが大事
人間の体には美しく見えるバランスというものがあります。
ヒールが高ければいいというわけではなく、このバランスをしっかりと意識して最適な高さを選ぶ必要があるのです。
また、その高さによって人に与える印象というのも変わってきます。
ここでは、ヒールの高さがどんな印象を与えるのか、どんな場面にふさわしいのかというのを代表的なヒール高である七五三にそって見ていきたいと思います。
ヒールの高さは「七五三」
ヒールの高さは一般的には3cm、5cm、7cm、9cm、それ以上もあります。
ヒールが高ければ、高いほどエレガントになる?脚が綺麗に見える?
別にヒールが高ければいいというわけではありません。
美の法則の黄金比としては
腰から上が1:腰から下が1.618
というのが最もスタイルが美しく見える比率だそうです。
こう考えると一概にヒールが高ければスタイルが良く見えるというわけではなくて、自分の体型にあったヒールの高さを選べばよいということになります。
ただ、黄金比に合わせるために極端に高いヒールを買ったとしても足が痛くて歩けなかったり、変な姿勢になってしまっては元も子もありませんので注意が必要です。
そして、もうひとつヒールを履く際に考えなければいけないのがヒールを履く場面です。
履く場面によって許容されるヒールの高さが変わってくることもあるので頭の中に入れておいて損はないでしょう。
適度な高さ 3cmヒール
(出典:http://www.ferragamo.com/)
3cmというとほとんどヒールがないように思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
この3cmというかかとからつま先にかけての適度な傾斜がフラットシューズよりも疲れにくく、歩きやすいとさせ言われることもあり、脚のラインもフラットシューズよりもかなり綺麗に見えます。
スポーティやカジュアルなファッション、お母さん、ヒールの苦手な人でも3cmなら歩きやすくあまり問題になりません。
また、この3cmというヒールがあることでフラットシューズのようにカジュアルになりすぎず、また派手にもならないのでフォーマルな場でも問題なく使えます。
ビジネスにもプライベートにも 5cm
(出典:http://www.jimmychoo.jp/)
5cmヒールというのがハイヒールの中でも最も基本となる高さではないでしょうか。
何よりビジネスシーンであっても、プライベートであっても使えるし、女性らしさも十分に引き出せて、歩くときの安定感もあるとかなり万能です。
実際に3cmヒールよりも5cmヒールの方が歩きやすいという方も多いですし、3cmだと低すぎてヒールという感じがしないという意見も多いです。
ハイヒールを普段から履く方にとっては最も適しているのが5cmヒールだと思います。
エレガントさが魅力 7cm
(出典:http://christianlouboutin.com/)
個人差はあれハイヒールの高さで最も女性の脚を綺麗に見せてくれるのは7cmヒールだと言われます。
これは、足の甲を正面から見た時に足首からきれいなラインが通ること、そして、ふくらはぎの筋肉がきゅっと引き締まることで美脚に見えるのです。
ファッションショーなどでモデルが履くヒールの高さも大体が7cmということで、美を知り尽くした彼女たちもこうした美脚効果を知ってのことなのでしょう。
歩きやすさという点で考えれば3cmや5cmの方に分がありますが、女性らしいエレガントさを重要視する場面では7cmヒールという選択肢がいいように思います。
7cmまでくるとビジネスでの使用は少ししんどいかもしれませんが、例えば、デートやパーティなどのような女性にとって大切な日には7cmヒールで勝負をしましょう。
履きこなすとクール 10cm以上
(出典:http://christianlouboutin.com/)
10cm以上のヒールになってくると歩くのもかなり難しくなってくるので、よほどヒールに慣れていて履きこなせる人でないと手をだない方が無難でしょう。
しかし、10cm以上のヒールを履いて美しい姿勢で歩いている女性を見かけると思わずため息が出てしまうのも事実。
チャレンジする場合は、しっかりとフィッティングをしてサイズをジャストフィットさせることをまずは心がけましょう。
パンプスのスタイルを決めるヒールの種類
ヒールのイメージというのはおそらく大抵の方がピンヒールをイメージされると思います。
カツカツと地面を叩く音が印象的なあの細いヒールです。
実はひとことにヒールといってもたくさんの種類があり、代表的なピンヒール以外にもより歩きやすいものや、もっとエレガントに魅せるもの、カジュアルな場でこそ活きるものなど千差万別です。
こうしたそれぞれのヒールが持つ特徴というのを理解することで、自分に最も合ったパンプス選びが出来ると思います。
ピンヒールだけじゃないヒールの種類
ヒールというとまず先の細いピンヒールを思い浮かべる方が多いと思いますが、ヒールにも種類がいろいろとありデザインや美脚効果、歩きやすさなどが違ってきます。
なるべく多くのヒールデザインを知っておいたほうが、ヒールを選ぶ際に困らずにすみますし、店員さんとのコミュニケーションもスムーズにでき、より自分の思い描く理想のシューズにたどり着けるのではないかと思います。
ピンヒール
(出典:http://www.ferragamo.com/)
ハイヒール=ピンヒールをイメージされる方はとても多いと思います。
一般的にハイヒールというとこのピンヒールを指しますし、クリスチャン・ルブタンやジミーチュウ、マノロ・ブラニクといったハイブランドから発表されるハイヒールもほとんどがピンヒールになっています。
ピンヒールは脚のラインを美しく見せ、全体のスタイルをバランスよく見せてくれる女性のためのマストアイテムです。
ただし、他のヒールと比べるとどうしても地面との接地面積が小さくなるためバランスを崩しやすく、高いヒールだと歩くのが難しいという問題もあります。
あと、屋内、特に毛の長いじゅうたんが敷き詰められたようなパーティー会場などではヒールがじゅうたんの毛に引っかかってしまうこともあるので注意が必要です。
利用するシーンをよく考えてピンヒールにふさわしいエレガントな振る舞いを心がけましょう。
フレンチヒール
(出典:http://christianlouboutin.com/)
フレンチヒールという名前が示す通りで、エレガントなエスプリを感じさせるデザインになります。
ピンヒールに比べてもかかとが細く高く、靴のつま先部分も細くなっています。
クリスチャン・ルブタンやジミーチュウなどのハイブランドによく見られるデザインで、最も足を綺麗に見せられるヒールと言えるでしょう。
エレガントや装いが必要なイブニングシーンなどにはぴったりで、ドレスなどに非常によく合います。
ただ、安定感にはかけるので履きこなすのは難しく、足首など痛めないように注意する必要があります。
チャンキーヒール
(出典:http://www.ferragamo.com/)
チャンキーヒールは、太いヒールの総称のようなものでピンヒールに比べるとヒール部分がかなり太くなり、2~3cmくらいあります。
これだけの幅があるとかなり歩きやすくなり、少し高めのヒールであっても割と問題なく歩けるようになります。
また、前から見た時はピンヒールと変わらないので、スタイリッシュなイメージはそのままですし、後ろから見た時にはヒールの太さとの相関で足首やふくらはぎが細く見えるという効果があります。
一見いいことずくめのように思いますが、シューズとしてのシルエットを見るとサンダルに近くなってしまうブブもあり、エレガントさ考えるとどうしてもピンヒールに劣ってしまいます。
ウェッジソール
(出典:http://www.jimmychoo.jp/)
ウェッジソールは、三角ソールともいわれる厚底タイプのヒールです。
横から見るとかかと部分が高くなっており、そこからつま先にかけて低くなっていくのですが、土踏まず部分にくぼみがなく地面とかかと、つま先が三角形の形になるのです。
ピンヒールなどと比べると足の裏全体でバランスをとるため、脚が痛くなりにくく、長時間歩いても疲れないという利点があります。
かなりカジュアルな装いに向いたヒールですし、ビーチや芝生などアウトドアやスポーティの中にお洒落な要素を取り入れるという感覚でリゾートの定番になっています。
プラットフォーム
(出典:http://christianlouboutin.com/)
プラットフォームというのは簡単にいうと厚底靴です。
その昔コギャル全盛時代に流行った厚底ブーツをイメージして頂くと大体のイメージはつくと思います。
現在のプラットフォームというのはあれほど過激なものではなく、ソールの厚さもかなり抑えられています。
プラットフォームは主に若い方を中心に人気がありますが、その最たる理由としてはヒールを履き慣れていなくても、ある程度の安定感があり、さらに脚長効果も得られるところです。
カジュアルタイプからハイブランドのエレガントでセクシーなものまで様々なアイテムが発表されており、おもしろい存在です。
スタックドヒール
(出典:http://www1.macys.com/)
スタックドという名前の通りで薄い木の板や革を何重にも積み重ねて作られるヒールです。
通常の革巻きヒールよりも衝撃に強くなっています。
最近のものだと革を積み上げたものをスライスして、プラスチックのヒールに巻きつけたものが多くなっています。
もっと安価なものだとプラスチックに直接木目調のプリントを施した「プリントスタック」と呼ばれる加工になっています。
セットバックヒール
(出典:http://www.ferragamo.com/)
重心の位置がかなり後ろの方にくるのでバックステップヒールとも呼ばれ、普通のヒールだと少し土踏まずよりにヒールが付いているのですが、セットバックヒールはかかと部分の後ろ付け根から床までヒールが垂直に伸びています。
モードっぽさが出るので、デザイン的に好きな人はいるかと思いますが、重心がかかとになるということは、土踏まずに自然と力が入ってしまうので長時間歩くとかなり足に負担がかかってしまいます。
コーンヒール
(出典:http://www1.macys.com/)
コーンの由来はアイスクリームのコーンのような付け根が太く、先端が細くなっているフォルムからきています。
ヒールにはたくさんのデザインがあることがお分かり頂けたでしょうか?
ヒールのデザインが違うだけでかなりシューズ自体の印象も変わってきますし、履き心地なども違ってきます。
ぜひヒールの特徴も理解して理想のヒール選びを行ってください。
足の形のつま先のフォルムには相性が
人間のつま先の形というのは人それぞれ違っており、だからこそヒールを履いた時に足先に痛みが生まれます。
ただ、そのつま先の形というのも大きく分けると3種類に分別でき、その足型にあったトゥフォルムを選ぶことでこうしたパンプスを履いた時の足の痛みを解消できるかもしれません。
つま先の形とそれにあうトゥのフォルム、それぞれのトゥフォルムがどんなものなのかを理解することで、脚の痛くならないパンプス選びが出来ると思います。
足の形とトゥのフォルム
知っていました?
実は人間の足の形は3種類に分類されるのです。
人間の足の形には大きく分けてギリシャ型、エジプト型、ポリネシア型(スクエア)があります。
エジプト型
トゥのフォルム=オブリークトゥ
親指が最も長く、小指に向かって徐々に短くなっていく。日本人の6割くらいはこのエジプト型。
ギリシャ型
トゥのフォルム=ラウンドトゥ、ポインテッドトゥ、アーモンドトゥ
人差し指が最も長く、人差し指や中指を頂点とした左右対称のカーブを描く。
ポリネシア型(スクエア型)
トゥのフォルム=スクエアトゥ
すべての指の長さがほとんど同じで四角形の形になる。日本人では珍しい形。
同じブランドのパンプスを履いていても、デザインが違うと指先が痛くなることってありませんか?
おそらくそれはトゥのフォルムが変わっているからではないでしょうか。
つま先の形を知っておくと、自分に合うトゥスタイルも自ずと導き出されます。
自分の足に相性の良いパンプスを選ぶことで足の痛みや疲れが軽くなり、今まで以上に美しくエレガントに歩けるはずです。
トゥのフォルムによってパンプスの印象が変わる
パンプスにはデザイン、カラー、飾り、ヒールの種類、ヒールの高さなど様々に選ぶ要素がありますが、トゥのフォルムというのも実は大切な要素なのです。
なぜかというとトゥのフォルムは履き心地に直接影響を与える部分であり、正面から見た時のパンプスの表情を決定づける要因にもなるからです。当然ながら表情を決めるということは、その利用シーンにも影響を与えるので場面に合わせてしっかり選ぶ必要があるのです。
ラウンドトゥ
つま先がゆるやかなカーブを描き、丸みを帯びたフォルムを形成する最もベーシックなカタチ。
流行に左右されない普遍的なスタイルなので、フォーマルシーンからカジュアルシーンまでどんな場面であっても活躍する万能型です。
ポインテッドトゥ
つま先の先端がとがったシャープな印象を与えるトゥフォルム。
ハイブランドのコレクションなどでよく見られるのがポインテッドトゥのパンプスです。
全体のフォルムとしても繊細で洗練されたイメージになりますのでパンツスーツなどに相性が良いです。
つま先がかなり窮屈になるので足型が合わない人は履くのが難しいトゥでもあります。
スクエアトゥ
つま先の部分を水平にカットしたような、パンプス全体でみた時に四角形のように見えるトゥフォルム。
イメージとしてはクラシカルなイメージが強いフォルムなのでビジネスの場でも履きやすいタイプです。
日本人ではあまりいないですが、ポリネシア型の足型の人は最も履きやすいトゥフォルムになります。
オブリークトゥ
親指の方から小指にかけてのラインが斜めに下がっていくようなトゥフォルム。
日本人に多いエジプト型の足型に最も適したフォルムです。パンプスを履くと足が痛いという方は、自分の足型を確認してエジプト型ならオブリークトゥのものを選んでみましょう。
ラウンドトゥに近いベーシックな形なので、フォーマルにもカジュアルにも使えます。
アーモンドトゥ
アーモンドのようなフォルムしていることから名前がついていますが、楕円形の丸みを帯びたフォルムで先端が少しだけ尖っています。ちょうどラウンドトゥとポインテッドトゥの中間にあたるようなフォルム。
ラウンドトゥと同じく、フォーマルシーンにもカジュアルにも使えるところが魅力です。
オープントゥ
つま先が開いているトゥフォルム。
つま先が開いているため、通気性がよく夏場には重宝します。
リゾートやビーチなどカジュアルな装いに合わせることがメインになるので、フォーマルな場ではNGです。
ベスト・オブ・パンプス 憧れのブランド
パンプスは、高級品から大衆品まで価格帯は様々です。
数千円で買えるお手頃なものたくさんありますし、数万円から数十万円という高級品もあります。
ただ、やはり高級品というのはよい素材を使っていますし、作りも腕利きの職人がハンドメイドしているなど明らかに大衆品の品質とは違いがあります。
ここではそんな高級品を作るブランドの中でも特に人気があるベスト・オブ・パンプスブランドを紹介していきます。
パンプスを履くなら一足は持っておきたい、そんな憧れのラグジュアリーブランドばかりです。
パンプスといえば?憧れの高級ブランド
パンプス界という言い方は変かもしれませんが、ハンドバッグでエルメスに憧れるように、ジュエリーでカルティエやブルガリがあるように、パンプスといえば憧れるブランドがあります。
いつかは買いたい憧れの高級ブランドを紹介していきます。
クリスチャン・ルブタン
(出典:http://asia.christianlouboutin.com/)
ルブタンは人気No.1といってもいいほど20代の若い女性からも、大人の女性からも圧倒的な支持を集めるトップブランド。
その魅力は、ルブタンの代名詞ともなっている真っ赤なソールです。
ブラックのパテントレザーとレッドソールの相性は抜群でクールでセクシーなかっこいい女性を演出してくれます。
後ろから見られた時に、このレッドソールが見えるようにヒールはかなり高めで10cm以上のものが多いです。
ヒールが高く、また靴幅もかなり細め、そして甲が浅くデコルテがたっぷりなので履きこなすのは難しいですが、脚のラインは抜群に綺麗に見えるのです。
ジミーチュウ
(出典:http://www.jimmychoo.jp/)
エレガントで洗練されたデザインのパンプスは、クリスチャン・ルブタンと並ぶ大人気のブランド。
映画「プラダを着た悪魔」にも登場し、主人公がジミーチュウの靴を履いた瞬間からお洒落の喜びに目覚めたというほど人の心を動かす感動の靴作りをします。
伝統あるイギリスのブランドらしく、履きやすさにこだわった作りで多くの海外セレブをファンに持ち、ダイアナ元皇太子妃も愛用していることで知られています。
ルブタンが「動」ならジミーチュウは「静」といったイメージの対比で、女性の中にある内面の美しさを引き出すような落ち着いたデザインでキャリアウーマンの方などビジネスシーンで活躍する女性にもぴったりです。
マノロ・ブラニク
(出典:http://www.manoloblahnik.com/)
日本でも大ヒットした海外の人気ドラマ「Sex and the City」で主人公のキャリーが愛した靴として、ドラマの中ではマノロの靴を買いすぎて破産しそうになる一面も。
このドラマがきっかけとなって日本でも大ブレイクしました。
これほどまでに世界のセレブを虜にするマノロは、「一度足を通せば他の靴は履けない」と言われるほど、履きやすく洗練されています。
マノロの醍醐味は華奢なヒールとポインテッドトゥの組み合わせから生まれるスタイリッシュなライン。後ろ姿が3割増しで美しく見えると言われます。
まるで芸術品のような靴で装飾も美しい物が多いので、パーティーシーンなど華やかな場でも映えるブランドです。
サルヴァトーレ・フェラガモ
(出典:http://www.ferragamo.com/)
1927年にイタリアで創業されており、ルブタンやジミーチュウ、マノロと比べてもはるかに歴史あるブランドです。
そのため幅広い世代に人気があるのもこうした伝統があるからこそ。
上質な革を使い、トラディショナルで飽きのこないデザインが魅力です。
代名詞であるフロントに大きなリボンのついたVara(ヴァラ)は、フェラガモを持つなら必ず一足は持っておきたいアイテムですね。
若い方よりも大人の女性におすすめで、気品と格を兼ね備えた時が経っても色褪せないブランドです。
ここに挙げられたブランド以外にもまだまだ素晴らしいブランドはありますが、やはりトップを走るブランドを知っておくということも重要です。
デートやパーティなど大切な場面に、ビジネスでの重要な局面に、自分自身に気合を入れる勝負の一足としてこうした最高級ブランドの靴を一足持っておいてもいいのではないでしょうか。