ビザンチン Byzantine

ビザンチン様式データ

  • 年代:4世紀~15世紀頃
  • 主な地域:東ヨーロッパ


ビザンチン様式の解説

東ローマ帝国において発展した、中東東ヨーロッパを代表する様式です。
公認されたキリスト今日を中心にヘレニズム文化とオリエント文化の折衷様式ともいえる独自の文化が形成されました。ビザンチンとは、首都コンスタンチノープルの元の名前「ビザンチウム」に由来しています。


建築

教会堂の建設が盛んであった当時の教会建築の基本形にはバシリカ式と集中式があり、それらを組み合わせてビザンチン様式が形成されました。特に神の座を象徴するドームが重要な要素でした。また、内部には多色で構成されたモザイクや幾何学柄の浮き彫りなど華麗な装飾が施された。イスタンブールにある「ハギア・ソフィア大聖堂」はその代表例です。


家具

ローマ様式をもとにしながらも、より厳格で直線的なデザインとなっています。
素材は木材のほか、青銅や象牙が使われ、なかでも象牙彫刻は盛んに行われていました。
マクシミリアンの象牙椅子や、タゴベールの椅子、セント・ピーターの椅子などが有名です。


美術・工芸

ビザンチン美術を代表するのはモザイク画と象牙彫刻です。いずれもキリスト教を中心に発展し、ローマ時代にも床面装飾などに使われていましたが、初期キリスト教以降、聖堂装飾の主体となっていきました。
これまでの大理石の粒に加えて、エマイユガラスや金・銀の箔を貼り付けたガラスの粒が使われるようになります。壁面は、幻惑的な光を反射し、神秘的な世界を作り出しています。ほかに信者を対象とするものでキリスト教の聖人を描いた板絵・イコンなどが知られています。




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