メゾン・エ・オブジェのデザイナー・オブ・ザ・イヤー
メゾン・エ・オブジェとは毎年2回1月と9月にパリで行われる世界でも最大規模の家具見本市のことです。
このメゾン・エ・オブジェの中でその年に最も活躍したデザイナーを選出するのがデザイナー・オブ・ザ・イヤーになります。
メゾン・エ・オブジェは1995年から始まっているので、すでに20回以上開催を重ねてきたことになりますが、現在では年2回のパリ開催だけではなく、アジアとアメリカでも開かれています。
日本人デザイナーの受賞
2015年の1月開催のメゾン・エ・オブジェのデザイナー・オブ・ザ・イヤーになんと日本人デザイナーが選ばれました。
世界をまたにかけて活躍する日本人デザイナー その名は佐藤ナオキです。デザインユニット「nendo」の中心人物でドイツデザイン賞やElleDecoインターナショナルデザインアワードなども受賞している紛れもなく世界トップクラスのデザイナーです。
これまでにカッペリーニ、デパドヴァ、モローゾ、ボーコンセプトといった家具ブランドをはじめ、プーマやスターバックスのデザインも手がけてきています。
また、彼の作品はMoMAをはじめ、パリのポンピドゥーセンターやロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館など世界の主要美術館にパーマネントコレクションされているほどです。
歴代の受賞者はどんな人がいるの?
これまでの歴代の受賞者というとそうそうたる顔ぶれが並んでいます。
まずは、大御所トム・ディクソン、そしてロナン&エルワン・ブルレック、バーバー&オズガビーといった新進気鋭のデザイナーも含めた世界的に活躍する大物ばかりです。
こうした中に日本人デザイナーnendoも入っていると思うとうれしくなってきます。
そして、デザイナー・オブ・ザ・イヤーともうひとつのアワードとしてクリエイティブな作品を輩出するデザイナーに対して贈られるクリエイター・オブ・ザ・イヤーというものがあり、2012年度のクリエイター・オブ・ザ・イヤーには日本人デザイナーの吉岡徳仁が選出されています。