エル・デコ インターナショナル デザイン アワードとは?
エル・デコ インターナショナル デザイン アワード(ELLE DECO International Design Awards)は、通称EDIDAの愛称で親しまれ、デザインに精通した世界25カ国の『エル・デコ』編集長の投票により優れたデザイナーやプロダクトを決定する賞となっています。
2003年から始まったこの祭典は、毎年13部門において大賞が選ばれ、とくにその年に最も活躍したデザイナーに対して世界でただ一人選ばれるデザイナー・オブ・ザ・イヤーと期待の若手デザイナーに贈られるヤング・デザイナー・タレントはとりわけ価値が高いと思います。
他には、チェア、家具、カーペット、テーブルウェア、ウォールペーパー、ベッド、照明、バスルーム、ファブリック、キッチン、アウトドアといったカテゴリでそれぞれ大賞となるプロダクトが選定されます。
エル・デコってどんな雑誌?
ハースト婦人画報社より2ヶ月に1回発行されているインテリアとデザインの雑誌です。
25ヶ国版が世界28ヶ国で発行されており、世界で200万部以上を発行し、1000万人以上の読者を得ています。
日本版『エル・デコ』は、世界各国版と共同編集することで、国内の最新スタイルはもちろん、世界のトレンド情報や、各国クリエイターの部屋紹介なども充実させています。
日本でもすでに創刊から20年以上を経ており、グローバルでクリエイティブな情報を発信しています。
これまでの受賞者はどんなデザイナーがいるの?
EDIDAのデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞したデザイナーははっきり言って世界の超一流デザイナーです。
そんなデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞した中にここ数年だけで日本人デザイナーが2名も受賞しています。
一人は2008年の吉岡徳仁です。このときはミラノで表彰式が行われたのですが、ミラノサローネ開催中だったこともあり大盛況の会場の中で世界を最も感動させたデザイナーとして吉岡徳仁の名前が発表されたのです。
このときのヤング・デザイナー・タレントはルカ・ニケットで、現在ではカッシーナとのコラボレーションも行うなど大活躍のデザイナーです。
さらにもう一人は佐藤ナオキ率いるnendoです。nendoは2012年の受賞で世界をまたにかけて大活躍を続けるnendoはやはり素晴らしいデザイナーです。
他のデザイナー・オブ・ザ・イヤーとしてはハイメ・アジョンやロン・ジラッド、バーバー&オズガビーといったそうそうたる顔ぶれです。
世界で愛されるデザイン誌が選ぶその年一番のデザイナーやプロダクトということで大変価値の高い賞であることは間違いありません。