ウォールペーパー・デザインアワードとは?
ウォールペーパー・デザインアワードは、イギリスのデザイン誌「Wallpaper* Magazine」が主催するデザイン賞です。デザイナー・オブ・ザ・イヤーを含むホテル、都市、ビル、プロダクト、ファッションなどの11のカテゴリに対して年間を通して優秀な作品を選定して表彰します。
このウォールペーパー・デザインアワードのトロフィーはnendoがデザインしたもので、一枚の紙が折り曲げられた作られたようなカタチをした独特のフォルムは非常に美しいものです。
また、nendoはこのデザイン賞の審査員も務めています。
こうしたメディア発信のデザイン賞というのは、エル・デコのインターナショナル・デザインアワードやブループリント賞、ベスト・オブ・カナダ賞など世界でも様々にあり、ウォールペーパー・デザインアワードも世界でその価値を認められるデザイン賞であることから、メディアの影響力の大きさをまざまざと感じさせられます。
Wallpaper* Magazineってどんな雑誌?
1996年にイギリスのロンドンでカナダ人ジャーナリストタイラー・ブリュレとオーストリア人ジャーナリストアレクサンダー・ジェリンジャー、aheadmediaのCEOによって設立されました。
ブリュレは1997年にタイム・ワーナーにこの雑誌を販売し、2002年まで編集長として活動しました。その後、2007年に自称「ヴィジュアル・ジャーナリスト」のトニー・チェンバースが編集長に着任します。
そして、現在では世界の80以上の都市でウォールペーパーマガジンを入手できるほどにまで規模を拡大しました。
2004年からはウェブサイトも運営しており、オンラインメディアの台頭に合わせて指数関数的に成長を遂げました。
雑誌から再フォーマットした内容ではなく、デザイン、インテリア、アート、建築、ファッション、旅行など最新情報をニュースとして掲載し、著名人にインタビューやグローバルイベントのブログ、イメージギャラリーなど幅広く有意義な情報を発信しています。
月辺りのユニークユーザ数は60万人を超えており、非常に巨大なメディアとして成長しました。