インターナショナル・デザイン・エクセレンス賞(IDEA)とは?
インターナショナル・デザイン・エクセレンス賞(IDEA)とは、アメリカのアメリカ・インダストリアル・デザイナー協会(IDSA)が主催するデザイン賞で1980年に開設されて以来、すでに25年以上もの歴史を持つ賞です。
このIDEAは、インダストリアルデザインを対象として経済の質に大きな変化と貢献をもたらすユニークで斬新な作品に対して適正な評価を与え、その価値を一般やビジネス業界に幅広く伝えていくことを目的としています。
カテゴリーは「Automotive & Transportation」から「Kitchen」、「Home & Bath」、「Computer Equipment」、「Medical & Scientific」など工業デザインにかかわる20以上の分野に分けられて選定されることになっています。
どうやって評価されるの?
20名以上の審査員ごとに各カテゴリによって判断基準の重み付けが行われます。
審査の基準は主に以下のクライテリアから決定されます。
まずは革新性で、デザイン、経験、製造方法などで革新的と思われる点が評価されます。
そして、ユーザが受ける価値です。たとえばユニバーサルデザインであったり、快適性、安全性、経済性、簡単に使える簡易性などが評価されます。
社会貢献や環境への配慮といった社会責任への貢献も評価の軸として含まれています。
その他には、ブランド価値の向上といったクライアントへの利益、デザインへの研究や戦略といった観点も挙げられます。
こうしたクライテリアにのっとって厳格な審査が行われたうえ、応募された作品の中からゴールド、シルバー、ブロンズという賞が決定されます。
IDEAを受賞するメリットは?
IDEAを受賞するメリットというのはとても大きいです。
国際的な宣伝や露出の機会が多いので、他のデザイン賞の受賞特典と比べてもメリットが大きいと思います。
受賞した作品には、以下のような特典が与えられます。
・ミシガン州にあるヘンリーフォード博物館で常設展示されます。
・アメリカ・インダストリアル・デザイナー協会のオンラインギャラリーでの展示
・トロフィーの授与
・IDSAのイノベーション年鑑への登録
・IDSAの国際カンファレンスにおける作品の展示
・製品パッケージへのIDEAロゴのライセンス提供
こうした国際的な宣伝活動に乗ることが出来るという点で非常に魅力的なデザイン賞ですね。