デンマーク・デザイン賞とは?
デンマーク・デザイン賞は、デンマーク・デザインセンターが主催する国際的デザイン賞でデザインの美しさ、革新性、使いやすさ、信頼性、そして耐久性に特長づけられる製品を開発した企業に毎年与えられます。
もともとは、1965年にデンマーク・インダストリアルデザイン協会(SIF)によって設立されたのですが、SIFが解散した後にデンマーク・デザインセンター(DDC)にその運営が引き継がれています。
そして1977年以来、DDCが現在に至るまで毎年審査を行っています。
応募はデンマーク国内で開発・製造された優れたデザイン製品を対象として、デンマークとしてのグッド・デザインのプロモーション活動の意味合いも含まれています。
デンマーク・デザイン賞の歴史的変遷
1965年の開始当初は、インダストリアル・デザイン賞(Industrial Design Prize)という名称でした。ID賞として親しまれ、シンプルで純粋な審美的デザインがデンマークで最高のデザインとして賞されました。
1980年からはインダストリアル・グラフィックデザイン賞(Industrial Graphic Design Prize)がID賞の姉妹賞としてIG賞の愛称で最高のグラフィック作品に贈られるようになりました。
2000年にはID賞とIG賞は統合され、現在のデンマーク・デザイン賞となり、2005年と2006年は休止していましたが、2007年に40回を迎えています。
そして同じく2007年に The Designmatters Awardという規模のまだ大きくない駆け出しの企業や中小ブランドなどのデザインに対する貢献を讃える賞が新たに設けられました。
第1回の受賞企業はLightyears(ライトイヤーズ)になりました。
過去の受賞は?
過去の受賞者はティモシー・ジェイコブ・ジェンセン、セシリエ・マンツ、クリスチャン・フリント、といったデザイナーやフレデリシア、FOSSといった企業・ブランドが挙げられます。
やはりデンマークを代表するようなデザイナーや企業が受賞していますね。
デンマークは北欧デザインの中でも中心的な役割を果たしているので、特にデンマークデザイン賞はチェックしておきたデザイン賞です。