名作データシート
- 作品名: ARGYLE(アーガイル ハイバックチェア)
- 発表時期:1898 年
- デザイナー: Charles Rennie Mackintosh(チャールズ・レニー・マッキントッシュ)
- ブランド: Cassina(カッシーナ)
(出典:http://www.cassina-ixc.jp/)
マッキントッシュのハイバックチェアの原点
1898年にアーガイル街にあるティールームの中央テーブルようにデザインされたチェアで、136cmもある高い背もたれは、数あるハイバックチェアの中でもひと際、特徴的で印象に強く残るシルエットをしています。
このハイバックチェアは、チャールズ・レニ―・マッキントッシュの最初のハイバックチェアと言われており、高くそびえたつ背もたれの上にどっしりと構えた楕円形の笠木、床まで一直線に続き後脚と一体化する背板。
こうしたデザインは、後にマッキントッシュの代表作ともなるヒルハウスとも共通する点が見受けられます。
また、笠木部分は一見すると装飾的なデザインにも見て取れますが、空間を制御する、すなわち外部からの視線を遮るという機能的な一面も持ち合わせています。
テーブルに対してこうしたハイバックチェアを並べることで、その空間に対して外部のノイズが入らないように遮断し、プライベート空間を創り出す、これがティールームの中央テーブルに求められていた機能だったのかもしれません。
この空間を制御する考え方は後にウィロー・ティールームのためにデザインしたウィローチェアでも用いられています。
マッキントッシュのデザインはどこか日本的な感性を感じさせるところがあります。
これは、スコットランド出身のマッキントッシュが遠い異国の地「日本」という国に対してかすかな憧れを抱いていたということを思わされます。
100年以上も前にデザインされたアーガイル ハイバックチェアですが、全く古さを感じさせないどころか、むしろ現代生活の中で使っても、とてもモダンで素晴らしい空間を創り出してくれるチェアではないでしょうか。
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