名作家具 Red and Blue Chair 赤と青の椅子
名作データシート
- 作品名： Red and Blue Chair（赤と青の椅子）
- 発表時期：1918 年
- デザイナー： Gerrit Thomas Rietveld（ヘーリット・トーマス・リートフェルト）
- ブランド： Cassina（カッシーナ）
- 出典:http://www.cassina-ixc.jp/
- 出典:http://www.cassina-ixc.jp/
（出典:http://www.cassina-ixc.jp/）
歴史的に非常に重要な位置づけの名作
1918年にデザインされた赤と青の椅子と呼ばれるこの椅子は、ヘーリット・トーマス・リートフェルトの代表作品です。
世界遺産にも登録されているシュローダー邸がそのままチェアになったような幾何学的なフォルムと大胆なカラーリングは、実は赤と青の椅子がシュローダー邸よりも先にデザインされていることを考えるとそのインスピレーションの元となっているとも考えられます。
ヘーリット・トーマス・リートフェルトはオランダの建築家兼デザイナーで、「デ・ステイル」という新しい芸術活動に参加しており、この活動が家具のデザインにも多分に影響を与えています。
デ・ステイルの中心人物であったピエト・モンドリアンの絵画からインスパイアされ、モンドリアンの新造形主義を三次元へ投影する最初の試みとしてこの赤と青の椅子をつくりあげました。
この作品は家具の歴史上でも非常に重要な位置づけとなる歴史的名作として位置づけられており、デザインからすでに90年以上たった今でも伝説的な作品として広く認知されています。
直線的で非常にシンプルな構造をしていますが、パーツが交差することで生まれる見事なまでの空間の美しさや幾何学的なフォルム、大胆な色使いと現代の家具に応用できる部分も多くあり、逆に現代生活の中においても自然と溶け込んでしまうデザインです。
ZIGZAGと同様ヘーリット・トーマス・リートフェルトの家具はカッシーナより復刻されています。
カッシーナの技術力によって歴史的名作が現代に見事なまでに再現されていますので、こうした名作を手に入れることによるステータスに酔いしれるのもよいのではないでしょうか。
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高級家具・インテリアリサーチ部門
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