名作データシート
- 作品名: J39 The Shaker Chair(J39 シェーカーチェア)
- 発表時期:1947 年
- デザイナー: Borge Mognensen(ボーエ・モーエンセン)
- ブランド: FREDERICIA(フレデリシア)
(出典:http://www.fredericia.com/)
シェーカーチェアの傑作中の傑作
J39シェーカーチェアは、1944年にデザインされシェーカーチェアのリ・デザインの傑作として知られています。
もともとはデンマーク生活協同組合(FDB)の家具部門の責任者をしていたときに一般市民のために安価で質の高い家具をという要望をうけデザインしたものです。
戦後間もない時代において一般市民のために簡素で誠実をテーマにデザインされたこのシェーカーチェアは、「品格と構造を兼ね備えた永遠のスタンダード」として発表から50年以上経った今でも北欧家具の中で高い評価を獲得しています。
北欧デザインの4大巨匠とまで言われているボーエ・モーエンセンは、「デンマークの近代家具デザインの父」と呼ばれ師匠でもあるコーレ・クリントの教えのもと伝統的な家具のリ・デザインを積極的に行ってきました。
伝統的な家具を良い所を残しつつ、課題を解決するようにリ・デザインし、上質の素材と高度なクラフトマンシップ、そしてシンプルで無駄のないデザインを施し、伝統家具を現代で通用する家具へと変貌させました。
伝統に彩られた家具
シェーカー家具は、18世紀後半から19世紀にかけてニューイングランド地方でシェーカー教徒によって作られたものです。厳格で規則正しい彼ら同様、家具もシンプルで無駄がなくとても美しいのです。
こうした無駄な装飾を一切省いたシェーカーチェアからインスピレーションを受けてデザインされたこのチェアは、制作にあたってのコストを最小限に抑えるために脚、背、座面、脚の間を支えるバーの4つの部品のみに絞りこみ、手作業を排除し大量生産可能な工業化を実現しました。
座面のペーパーコードはさすがに機械では編みこめなかったため、当時は街で呼びかけ歩合制で作っていたという事です。
現在では、何百年も前から行っている伝統的な編み方が再現され、1脚ずつ専門の職人による丁寧な手作業で仕上げられています。
4種類の部品のみで構成されている超シンプルなデザインであるがゆえ、使い勝手は抜群です。
フレームはとても軽く、優美な曲線で描かれた背もたれは深く腰掛ければぴったりと背中にフィットしてくれます。
素材的にも経年変化が楽しめるので、徐々に色が変わっていき飴色へと変わっていきます。その過程もまた使う者にとっては嬉しい変化でしょう。
ペーパーコードは頑丈そのもので、徐々に体重で深く沈みこんでいくのも使う者の体に合わせて柔軟に変化してくれる味が感じられます。
すでに発表から60年以上経っていますが、現在でも北欧家具のスタンダードとして君臨し、生産され続けています。
シンプルで飽きのこないデザインなのでどんなリビングスタイルでもしっくりと馴染んでくれる事間違いなしです。
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