名作データシート
- 作品名: REFOLO(ソファベンチ)
- 発表時期:1953 年
- デザイナー: Charlotte Perriand(シャルロット・ペリアン)
- ブランド: Cassina(カッシーナ)
(出典:http://www.cassina-ixc.jp/)
日本の住環境に合わせたフレキシブルベンチ
ル・コルビジェの共同デザイナーとしてLC4などをデザインした事でも有名ですが、シャルロット・ペリアンは、日本との関わりがとても深いデザイナーです。
1940年に日本の商工省に招かれて、日本に来て「トウキョウ シェーズロング」を発表していますが、このソファベンチも1953年に東京でペリアンが自分自身のためにデザインしています。
このソファベンチは非常に面白い作りになっていて、まずベースとなるベンチ部分はオーク材が格子状になっており、これは日本の風土をリスペクトしたペリアンによって「和」のテイストを加えたものと考えられます。
そして、このベンチに対してクッションがあるのですが、クッションはモジュール式になっていて組み合わせや取り付け場所によって様々に表情を変えることが出来るようになっています。
半分は格子をむき出しにしておいて、半分にはクッションをつけてくつろいだり、全てクッションをとりつけて寝そべったりとその時の気分に応じて形状を自由に変えることが出来るのです。
この格子のベースにクッションをはめ込むという構造は、ル・コルビジェの代表作である「LC2」の金属フレームにクッションをはめ込むソファから発想を得ているような気がします。
またベンチの高さが低く設定されており、日本の住環境にも違和感なく溶け込むことを想定されています。
日本の住宅は海外に比べて、あまり広くはないのでこうしたフレキシブルな構造というのも組み方によっては圧迫感を抑えてくれますので、そういった部分も考慮されている、非常に秀逸な作品です。
この記事を監修しているのは?
高級家具・インテリアリサーチ部門
おすすめのデザイナーズインテリアショップ
コスパで選ぶ人気スタイル3トップ
モダン | 北欧 | アジアン |
デザイナーズ家具に負けない高いデザイン性とオリジナルだからこその圧倒的なコストパフォーマンス! | 衝撃のMAX80%OFF!欲しかった北欧家具を手に入れるならKAGU350は外せない! | モダンアジアンの雄としてアジアン家具の域を超えたファッショナブルなコーディネートであなたの部屋を劇的に変える! |