名作データシート
- 作品名: 2204 Wing Back Chair(2204ウイングバックチェア)
- 発表時期:1963 年
- デザイナー: Borge Mognensen(ボーエ・モーエンセン)
- ブランド: FREDERICIA(フレデリシア)

(出典:http://www.fredericia.com/)
伝統様式をリデザインした名作ハイバック
ウイングバックチェアは、元々は18世紀のロココ様式時代からの伝統のある椅子です。
イギリスなのでクイーン・アン様式の時代ですね。この当時はフランスのルイ14世様式を取り入れて猫足のスタイルが流行していました。
こうした時代背景の中で生まれたのが、この大きな安楽椅子であるウイングバックチェアです。
バロック様式の趣も感じられる美しい曲線美と豪華な装飾は当時の貴族達の心をつかみまたたく間に人気となりました。
このハイバックの大きな羽を広げたようなフォルムからウイングバックと名付けられています。
そして、このウイングバックチェアを1939年にボーエ・モーエンセンがリデザインしたのが「2204 ウイングバックチェア」になります。
師匠であるコ―レ・クリントの影響が色濃く感じられる作品で伝統を重んじながらも北欧家具特有の暖かい温もりも感じられ、機能的で美しいデザインに仕上がっています。
この2204は何度も修正が施され、ハイバックチェアの最高傑作と言われる今のカタチにまで昇華されています。
特徴である高い背もたれで体を包み込み、ひとたびもたれると安心しきって体が吸い込まれていきます。
こうしたくつろぎをもたらすのも名作の条件と言えるでしょう。
そして、アーム部分の美しいカーブは匠の技による手作業で行われ、2人掛かりでも1日に1脚しか作り上げられないという程の手間暇がかかっています。
極上の革で作られているため、十分なメンテナンスを施していけば何年でも何十年でも使い込んでいける品質になっています。
現在様々なメーカーからリプロダクト品が出ています。
それだけ人気のデザインであるということの証明ですが、正規取扱いブランドはデンマークのフレデリシアになっています。
伝統のデザインと巨匠デザイナーの融合、最高級の素材と匠の技の共演によって生み出された至極の逸品を是非体験してください。
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