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イーブンフローのブランド紹介
100年以上の歴史を持つアメリカの老舗evenflo(イーブンフロー)
evenflo(イーブンフロー)というのは、チャイルドシートで有名なアメリカのベビー用品ブランド。
日本では東京にあるトライスターインターナショナル株式会社が輸入販売代理店をおこなっており、チャイルドシート以外にもベビーカーや抱っこひもなどのベビー用品全般を扱い、ショールームも完備しています。
1920年というのは、日本の老舗ベビーブランドのAprica(アップリカ)やCombi(コンビ)などと比べてもはるかに長く、哺乳瓶からスタートしたイーブンフローはベビー用品に様々な革新をもたらしながら今に至ります。
現在でもアメリカのオハイオ州に工場があり、Made in U.S.A(メイド・イン・アメリカ)の高い品質ととにかく赤ちゃんの安全性にこだわった厳しいテストをクリアしているのです。
日本では、そこまで有名なブランドというわけではないですが、チャイルドシートの人気ランキングでは顔を出すこともありますし、リーズナブルな価格というのもあって知る人ぞ知るといった感じになっています。
最強の安全性!とことん追求した安全性へのこだわり
通常チャイルドシートというのは、R129をはじめとした様々な国際基準に合致するようにテストされ作られるのが一般的です。
ただ、evenflo(イーブンフロー)は少し変わっていて、アメリカ政府の衝突基準2倍のテストを自発的に行っているのです。
この意図するところは、万が一のことが起こった時にお子様の安全を確実に守るため、そして事故の時に衝撃を分散させる新しいテクノロジーを継続的に開発しているという事です。
その際たる例というのが、ロールオーバーテストでいわゆる事故の時に車が回転して吹っ飛んでいくことを想定したテスト。
車そのものが回転しても、チャイルドシートに乗せた赤ちゃんの安全を保つことが出来るというものです。
2016年にアメリカで最初のロールオーバーテスト済みチャイルドシートSafemax(セーフマックス)を発売し、ベビーザらスとのパートナーシップによってそのラインナップを拡大しながら日本市場にも提供しています。
日本のチャイルドシートも安全基準のR44や新基準のR129に対応したチャイルドシートになっていますが、R129にもロールオーバーテスト実施は含まれていないため車が横転するような事故というのを想定したテストというのは行われていないのが実情のようです。
独自技術のSensorSafe(センサーセーフ)テクノロジーがすごい
日本でもよく子供を車に乗せたまま駐車場に放置して、死亡するという事故が報道されています。
アメリカでは駐車場に着いた時に子供の存在を忘れて放置し死亡するという事故が9日ごとに発生していて、この悲劇を発生させないためにこのSensorSafe(センサーセーフ)は開発されました。
仕組みとしてはとてもシンプルで、チャイルドシートのハーネス部分(チェストクリップ)がセンサーになっていて、レシーバーを車に装着しておくことによって目的地に到着すると音楽を鳴らして子供の存在を知らせてくれるというもの。
うっかり子供を駐車場に忘れていくというのは、あり得ないと思われるかもしれませんが実際にこの手の事故というのは日本でも発生していて、特に育児以外のストレスに悩まされている場合など、意識が他のことに持っていかれている場合に発生しうるのです。
このSensorSafe(センサーセーフ)のもう一つの利点としては、チェストクリップが外れると警告音が鳴り、子供が安全にチャイルドシートに乗れていないことを教えてくれます。
特に後ろ向きに設置している場合は、運転席からは赤ちゃんの状態がきちんと確認出来ないので、気になってしまいますがこうしたセンサーがあれば安心して運転に集中できるのです。
安全性に対するテストの厳格さという点では、右に出ることはないと言えるくらいのブランドで側面衝突テストや温度テストなど様々なテストを業界標準以上のレベルで行っているので、チャイルドシート選びの中でとにかく子供の安全性が一番と考えられるパパ・ママはイーブンフローを検討する価値があるでしょう。
地味にうれしい2点式シートベルトへの対応
腰部分だけを固定する2点式シートベルトというのは最近の車ではほとんど見られなくなりましたが、古い自動車や軽自動車、ミニバンの真ん中シートなどに適用されているケースがあります。
今現在日本で販売されるチャイルドシートはほとんどがISOFIXと3点式シートベルトのみの対応になっていて、2点式シートベルトで取り付けられるチャイルドシートというのは皆無の状態です。
もちろんイーブンフローのチャイルドシートはISOFIXにも3点式シートベルトにも対応していますが、こうした選択肢が多いという点では、2点式シートベルトで取り付けられるチャイルドシートを探している方にも助かりますし、車を買い替えてもISOFIXや3点式シートベルトで取り付けることも出来ますね。
安全かつ軽量なトラベルシステム
安全面にとことんこだわりを持つイーブンフローですが、はっきり言ってチャイルドシートの機能面を見るとそこまですごいというわけでもなく、国内大手のエールベベや世界レベルのマキシコシやブリタックス・レーマーなどに比べると見劣りします。
ただ、価格レンジも違いますし、比較対象としてはGRACO(グレコ)やLEAMAN(リーマン)などになってくると思うので、そうなるとあまり大差はありません。
イーブンフローはチャイルドシートが有名ですが、ベビーカーの取り扱いもあるので新生児専用のベビーシートとベビーカーでドッキングするトラベルシステムに対応しています。
イーブンフローのチャイルドシートの特徴として、軽量というのがあるのですが特に持ち運びをするベビーキャリー型シートだとこの軽さというのはかなり重要で、キャリー自体が重いと赤ちゃんを乗せて持ち運ぶというのが現実的ではなくなるからです。
車で寝かせたままベビーカーで移動、ベビーキャリーとして赤ちゃんを乗せたまま移動することも出来るので、とても便利ですね。
チャイルドシートで最も大事な選定基準は安全性。
これは絶対条件だと思いますので、安全性を最重要視するのであればイーブンフローは良い選択肢になると思いますが、デザイン面や機能面など他の要素も色々と考えると総合的には色々と見劣りする部分はあるかもしれません。
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