シカゴ・アテナイオン博物館とは？
シカゴ・アテナイオン博物館は、近代建築とデザインの国際博物館としてシカゴで初となる博物館です。
建築、インダストリアルデザイン、プロダクトデザイン、グラフィックアート、都市計画といったあらゆる分野での作品を展示している近代・現代博物館です。
人の生活環境によい影響を与える素晴らしいデザインを街から掬い上げるように、グッドデザインに対する教育を推進していくことに使命を感じており、アメリカにおいて唯一の独立した建築とデザインにおける博物館として国内外の人々に対して生活の質を向上させる影響を与えることでリーダーシップとイノベーションを実証してきました。
数々のデザイン賞の開催
シカゴ・アテナイオン博物館は数々のデザイン賞を開催していることでも有名です。
最も有名なのはグッドデザイン賞で世界的に見ても権威あるデザイン賞として名を知られています。
最も革新的で最先端のインダストリアルデザインに対して贈られるこの賞は、60年以上もの歴史を持ち、チャールズ＆レイ・イームズやジョージ・ネルソン、ラッセル・ライト、エーロ・サーリネンといったアメリカを代表する超一流デザイナーたちによって創設され、現在においても最高峰のインダストリアルデザインに与えられる賞としてその価値を示しています。
また、グッドデザイン賞の新しいカタチとして、環境に配慮したデザインに贈られるグリーン・グッドデザイン賞も新設されています。
そして、アメリカ国内の建築、都市計画、ランドスケープといった建築賞としてシカゴ・アテナイオン博物館とヨーロッパセンター、メトロポリタン・アーツプレスの3者によって選定されるアメリカン・アーキテクチャ賞もあり、同時に国際建築賞としてインターナショナル・アーキテクチャ賞も開催されています。
もうひとつは若手デザイナーを表彰するための40Under40で40歳以下の建築家、デザイナーに限定した若い才能を発掘するためのアワードというのも開催されています。
こうして博物館としての役割だけではなく、独立系という立場を最大限に活かし、デザイン賞を多数開催することで世界的にもその地位を確立しているのです。
