テントロンドンとは?
(出典:http://www.tentlondon.co.uk/)
テントロンドンは、世界でも注目されるイギリス最大のデザインフェスタ「ロンドン・デザイン・フェスティバル」の中でも最大級の展示会となっています。
同じくロンドン・デザイン・フェスティバルのなかで行われる100%デザイン・ロンドンと同じ程度の規模ではあるが、100%デザインが商業的要素を強くしてきたのに対して、テントロンドンはまだまだクリエイティブな要素を多分に残しています。もともとは学生のデザイン発表の場としての意味合いが強かったテントロンドンなので、若手デザイナーはテントロンドンへの出展を好む傾向にあります。
現在では400以上の出展があり、25000人もの人が来場するという一大イベントに成長し、イギリスで最も革新的でクリエイティブな展示会という地位を確立しています。
家具やインテリアプロダクトを中心として、オブジェや自転車などのインダストリアルデザインなど新しい発想の自由な表現の場として機能し、またその新しい発想を求める企業と新しい才能との出会いの場としても強力なプラットフォームとなっています。
若い学生やアジア系の来訪者なども目立ち、年齢、経験、人種を超えた交流の場となっています。
2つの展示「テントロンドンとスーパーブランド」
(出典:http://www.tentlondon.co.uk/)
テントロンドンには、テントロンドンともうひとつ併設されている展示会「スーパーブランド」があります。
テントロンドンは、来訪者に新製品や新しいテクノロジーをお披露目するためのイベントとなり、様々なブランド、デザイナーの出展がなされ、来訪者とのコミュニケーションのなかでブランドイメージを向上させ、直接的な商談につなげるためのものです。
一方でスーパーブランドは、すでに地位が確立されている国際的なデザインブランドのための展示スペースで、ロンドン・デザイン・フェスティバルの中においても世界の中で最先端の家具、照明、インテリアをセレクションしている場として地位を確立しています。
このスーパーブランドには世界中から選ばれた50のスーパーブランドがそれぞれオリジナリティ溢れる洗練されたショールームを展開し、来訪者の視線を釘付けにします。
この2つの展示は同じ会場内で行われているので、訪れる側からすればどっちがどっちなのか実は区別がつきにくかったりするのですが。
ロンドン・デザイン・フェスティバルは本当に見どころが多いですね。
このテントロンドンに100%デザイン、ヴィクトリア&アルバート博物館にサックラーセンターなど年々規模を拡大し続けていくフェスタの中で、ロンドンの人気エリアから生まれる新しい素材とプロセスを駆使した新しいデザイナーや建築家を見つけ出すというのは本当に楽しみがあります。