デザイン・フェスタとは?
(出典:http://designfesta.com/)
デザイン・フェスタは、1994年から東京国際展示場で毎年2回開催されるアートフェスタで、オリジナル作品であれば審査なしで出展できるというお手軽さが人気の秘密で1万人以上ものアーティストが集まるアジア最大級のアートフェスタです。
通称デザフェスと呼ばれ親しまれるこのイベントは、国籍、年齢、ジャンルを問わず(ジャンルを問わずといっても著作権に抵触するものや、健康食品、占いのような少し怪しいもの・・・に関してはお断りされることもありますが)、音楽や絵画、ファッション、家具、写真、映像、雑貨、オブジェ、パフォーマンスなどとにかくオリジナルの作品であれば、なんでもござれというところが受けており、この手のイベントでは事前の審査が厳しくて出展できないようなお宝アートを見つけることができるという面白い側面があります。
そういった意味でこれからを担う若手アーティストにとって「自由に表現できる場」であり、「大きなチャンスをつかむ場」でもあり、「まだ見ぬ才能を発掘できる場」ともなっているわけです。
さまざまな表現の場
(出典:http://designfesta.com/)
デザイン・フェスタには様々な表現の場が用意されており、出展時に出展スペースを選ぶことが出来ます。
例えば展示スペースでは「明るいエリア」、「暗いエリア」という区分けがされており、いったい何のこと?と思われるかもしれませんが、明るいエリアはわりと一般的なアートの展示スペースといったイメージで、暗いエリアは空間演出を主とする映像や照明、パフォーマンスといった光を使ったり、周りが暗いことが表現の前提条件になっている作品などに使われます。
その他特設エリアでは、ワークショップや巨大ペイントで壁一面をアート作品で埋め尽くすことが出来たりします。
それ以外にも、音楽や映像、パフォーマンスのためにライブスペースやショースペース、シアタースペースなども用意されています。
まさに表現の自由を体現するような多様性を認め、その内なる表現の力を存分に発揮するための下地を整えてアーティストの力を120%出し切ってもらう準備をしています。
こうしたアート・フェスタというのは、非常に面白い取り組みでこれだけ多くのアーティストがひとつの会場に集結し、それぞれのアイデアを疲労する場というのはなかなかありません。
たっぷり2日間、アート作品やパフォーマンスを見て回って自分だけのお気に入りのアーティストを見つけ出したいですね。