タイ国際家具フェアとは?
(出展:http://www.thailandfurniturefair.com/)
タイ国際家具フェアは、1997年から始まったタイの首都バンコクで開催され、Thailand Furniture Fairの略でTIFFという名称で親しまれる国際家具見本市です。
タイといえば、ウォーターヒヤシンスやバンブー、ラタンといった自然素材を使った家具を中心としてアジアンスタイルとして日本でも人気の家具を多く生産しています。
ヨタカやパフォーマックスといったブランドは日本でも大変人気のあるアジアン家具ブランドとなっており、そんなタイで開催される見本市は、右肩上がりで成長を続けるアセアンマーケットを象徴するかのように2万人以上の人が訪れる大変活気のあるイベントとなっています。
(出展:http://www.thailandfurniturefair.com/)
開催国のタイだけではなく、カンボジアやミャンマー、マレーシア、ラオス、台湾、香港といった周辺アセアン諸国を中心に200以上の企業が出展し、様々なブランドやデザイナーが革新的な家具を発表しています。
タイ国政府商務省国際貿易振興局(DITP)によって主催されており、タイ最大の国際家具見本市からアジア最大の国際家具見本市になることを期待されており、同じ会場内の別ホールにてバンコク国際ファッションフェアやバンコク国際皮革製品フェアなども開催されます。
TIFFのメリット
(出展:http://www.thailandfurniturefair.com/)
タイという国で開かれるということもあり、他の見本市とは少し違った趣向があるともいえます。
最高品質のハイエンドデザインを手作りで行っている家具製品を見ることができるというのがひとつの大きな醍醐味ですね。また、それらの最新コレクションや新しいアイデアをいち早く入手できることによるビジネス展開のプラットフォームとしての役割も果たします。
そして、日本、アメリカ、ヨーロッパ、アセアン、インド、中東、アフリカ、オーストラリアのバイヤー、輸入業者、デザイナー、開発者が互いに交流を持ち、また国際貿易促進局によって無料でのマッチングも行われます。
さらにタイ国際家具フェアのウェブサイトを無料広告の媒体として使用することも出来ます。
ヨーロッパやアメリカの主要な見本市と比べると規模はまだまだ劣りますが、アジアン家具というのはヨーロッパのモダン家具やクラシック家具とは違った需要がありますので、こうしたタイの主要な見本市をチェックすることによってアジアン家具の最新動向を知るというのは非常に意味のあることだと思います。