国際コンテンポラリー家具見本市 ICFF/International Contemporary Furniture Fair

国際コンテンポラリー家具見本市とは?


(出典:http://www.icff.com/)
ニューヨーク国際コンテンポラリー家具見本市は毎年5月にニューヨークで開かれる北米で最大規模の現代家具見本市です。2万人を超える業界関係者が訪れ、世界中のインテリアデザイナーや建築家、小売業者などが家具やマテリアル、照明、雑貨などを出店しており、500以上のブースが立ち並びます。

主催は北米で各種展示会を手がけるオーガナイザーのジョージ・リトル・マネジメント(GLM)社が取り仕切っており、会場はジェイコブ・K・ジャビッツ・コンベンション・センターで行われています。

ヨーロッパの見本市では、新作デザインの発表など情報発信型が多い傾向にあります。これに対し、世界最大の消費市場・米国で開かれるこの見本市は、ほとんどの出展者とその場で商談できることが大きな特徴です。
出展の半分はアメリカ以外の国からになっており、その中でもヨーロッパからの出展が多いのは、より具体的な成果が期待できることもあるのでしょう。
大規模なプロジェクトを抱えている建築家やインテリアデザイナー、デベロッパーが多数訪れるため、即ビジネスに繋がるようなチャンスがあふれた見本市です。


同時期に行われるニューヨーク・デザインウィーク


(出典:http://www.icff.com/)
ICFF開催期間中は、初日にニューヨーク近代美術館(MoMA)でGLM社主催のレセプションが開かれます。
このレセプションを皮切りに、ニューヨークのマンハッタンやブルックリンを中心としてコンテンポラリー家具のショールームやミュージアム、書店、ギャラリーなどが業界関係者や常連客を招き、新作発表やデザイン賞の授賞式、特別展示会など様々なイベントが開催されます。
特にマンハッタンではインテリア関係のショールームが多数立ち並んでいるため、新作発表を目的に業界関係者が集まり、目的のショップをはしごして回ります。

そしてもう一つの目的がこういった展示会などで情報交換や交流を図り、人脈を広げていくというのもアメリカ流なのかもしれません。
この期間のニューヨークは街中が華やかな雰囲気に包まれ、非常に活気と熱気に溢れている期間になっています。


ICFF Editors Awards(ICFFエディターズアワード)


(出典:http://www.icff.com/)
ICFFでは毎年、業界トップのデザイナーやブランドを招待し、その年のにおけるデザインの最高傑作を会場に展示します。
このエディターズアワードは16のカテゴリでそれぞれ選定され、全作品を通じた評価、新しいデザイナー、クラフトマンシップ、家具、イス、カーペット・フローリング、照明、アウトドア家具、素材、壁紙、アクセサリー、テキスタイル、キッチン・バス、プロダクト、スクール、ブースに分けられます。

2014年のデザイナーはSouda、Body of workにはアルテックUSAが選定されています。
2013年度のBody of workはEmeco(エメコ)でした。




見本市 開催データ

  • 場所:アメリカ・ ニューヨーク
  • 頻度:毎年
  • 時期:5月 4日間
  • 出展/来場数:約550/約25000
  • URL:http://www.icff.com/
  • 取扱い:家具、照明器具、住宅用テキスタイル、フロアー・カバリング、ウォール・カバリング、オフィス用家具等

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