アンビエンテとは?
(出典:http://www.messefrankfurt.com/)
アンビエンテは、毎年2月にドイツのフランクフルトで開催されるインテリア・ライフスタイル分野では世界最大と言われている消費財見本市です。
その規模は世界80カ国以上から4500社以上もの出展があり、5日間で14万人以上もの人が訪れる熱気溢れる空間となっています。
アンビエンテは8月にも開催されていますが、夏開催はテンデンスという名称で開催されており、2月のアンビエンテの方が規模的には大きいです。
また、アンビエンテは東京で毎年6月に行なわれる「インテリア ライフスタイル」と秋に開催される「IFFT/インテリア ライフスタイル リビング」、そして、中国上海で毎年9月に開催される「インテリア ライフスタイル チャイナ」の母体となる見本市であり、連動企画なども開催されています。
会場は、テーブルウェア、キッチンウェアをはじめとする生活用品が集まる「Dining」エリア、ステーショナリーやハンドクラフトなどバラエティ 豊かな最新ギフトアイデアを中心とする「Giving」エリア、そして上質なホームデザイン、インテリアデコレーションのいまを感じさせる「Living」エリアという大きく3つのカテゴリー分けられており、さらにビジネス規模や流通、対象市場等によって11ホールが割り当てられています。
ホールにはビジネス経験を持つスタートアップ企業のための特別なエリア「Next」や世界から30組という狭き門ですが、若いデザイナーがプレゼンテーションして販売機会を開拓したり、来場者から直接のフィードバックを得ることができる場となる「Talents」などがあります。
毎年選ばれるパートナー国
(出典:http://www.messefrankfurt.com/)
アンビエンテでは、毎年一つの国をパートナーとして選定し、スポットを当てて紹介しています。
2012年はデンマーク、2013年はフランス、そして2014年のパートナー国にはアジア圏としてははじめて日本が選ばれました。
パートナー国に選ばれた国はその年のアンビエンテで自国の文化やデザインを積極的に発信します。
2014年の展示では日本のアンバサダーに任命された建築家の橋本夕紀夫氏による特別展示「スーパー縁日」が、明るく楽しい日本文化の側面を伝えています。
アンビエンテのデザインアワード
(出典:http://www.messefrankfurt.com/)
消費財分野で世界的に高く信頼されており、出展社を対象として革新的で優れたデザインに贈られる「DESIGN PLUS(デザインプラス)」があります。
ガレリアで会場に散らばる開催中の素晴らしいデザインである受賞作品を一覧する事が出来るので非常に便利です。
受賞は誰もが知る定番ブランドも受賞する中、気鋭のアジア企業が受賞していたりと興味を引きます。
やあり受賞作の多くは、デザインでの差別化がなされ、浸透させるためのマーケティング戦略に富んでおり、ビジネスとしての側面を感じさせる内容にもなっていると言えます。
またGerman Design Award(ドイツデザインアワード)もドイツデザイン評議会(German Design Council)によって選定され、コミュニケーションデザインに優れた製品および若手デザイナーの受賞製品がガレリアに展示されます。