ハムテキスタイルとは?
(http://heimtextil.messefrankfurt.com/)
ハムテキスタイルは、毎年1月にドイツのフランクフルトでドイツのフランクフルトで開催されるホームテキスタイル分野では世界で最大の見本市です。
1971年から開催されているハムテキスタイルは歴史的にもホームテキスタイル分野ではもっとも古く、ヨーロッパの主要テキスタイルメーカーが一堂に会した会場は、どの展示も華やかさに溢れ、世界の最新のトレンドを図るためにも見逃せない見本市となっています。
世界中から3000社ほどの展示があり、10万人規模の来場者が訪れ、様々なショーやインスタレーション、ワークショップなどが開催され、テキスタイル分野だけではなく、ファッションなど別分野の来場者もそのトレンドを知り、活用したくなるようなトレンドの発信源としての役割まで果たしています。
会場は、ありとあらゆるテキスタイルが集まっています。
そして、エリアごとにジャンルわけがされており、ホームテキスタイルエリアには、カーテン、壁紙、家具などの室内装飾、カーペット、フローリング、日よけ、アジアンスタイルなどのフロアがあります。
ハウスホールドテキスタイルエリアには、テーブル、ベッド、バス、プレミアムコレクション、アジアンフロアなどがあります。
そして、サービスエリアには、デジタル印刷やCAD/CAM、メディア、テクニクスなどのフロアがあります。
ハムテキスタイル・テーマパーク
(出典:http://heimtextil.messefrankfurt.com/)
ホーム&コントラクトマーケットに対してハムテキスタイルは、優れたデザインと革新性な機能を提供するためにそのベンチマークとなる特別な機能を備えています。
毎年トレンドセッター6社が選ばれて行われる最新のトレンドショー最大のイベントです。
世界中のメーカーやデザイナー、バイヤーたちが来シーズンの指針とするほど影響度の高いものになります。
(出典:http://heimtextil.messefrankfurt.com/)
トレンドセッターは、具体的な商材を提案するわけではなく、いくつかのテーマがきめられており、そのテーマからイメージされる色など今後の指針となるスタイルを提案します。
トレンドセッターが提案したテーマが翌シーズンの業界のトレンドとなり、その大きなうねりにのって各メーカーは具体的な賞品を開発することになります。
そしてそういったテーマに沿った商品が大量に市場に出回っていくことで業界のトレンドが形成されていくという流れになります。
このトレンドセッターというのは、非常に重要な役回りになりますが、このトレンドセッターに日本人が選ばれることもあります。
2015/2016シーズンのメインテーマは「Experience」でしたが、DAN Projectを主催する南村禅はトレンドセッターの一人を務めており、すでに毎年選ばれている素晴らしいデザイナーです。
日本人デザイナーがこうして世界のトレンドの形成に携わっているというのも非常にうれしい限りですね。