グッドデザイン展とは?
(出展:http://www.g-mark.org/)
グッドデザイン展は、グッドデザイン賞を受賞した全作品を展示するいわゆる受賞展となっており、その他にも企業や学校のデザインへの取り組み、発展していく海外の最新デザインの紹介、注目デザイナーのトークステージなども含めたアジア最大級のデザインアワードイベントとなっています。
デザインという領域の広さからモノづくりだけでなく、建築やプロジェクトなどのハードウェア、アプリケーションやコンテンツなどのソフトウェア、さらに都市開発や社会貢献といったテーマに至るまでその受賞作品は多岐に渡ります。
グッドデザイン大賞を選ぼう
(出展:http://www.g-mark.org/)
グッドデザイン賞の審査は、深澤直人、佐藤 卓のような世界的に名前の通ったデザイナーにって行われています。
そして多岐にわたる分野の中から選ばれる受賞作品は1000を超えており、そのすべてがこのグッドデザイン展では見ることが出来るのです。
ただ、1000の作品すべてを見て回れないという方には、「グッドデザイン・ベスト100」が特別展として用意されており、全受賞作品の中でも高度なものづくり、成長分野におけるデザインの可能性など、未来を切り開くようなとりわけすばらしいデザインを審査委員が選定した100点を見ることができます。
(出展:http://www.g-mark.org/)
そして、グッドデザイン展の中でグッドデザイン大賞が選ばれるわけですが、大賞の候補となるのはかなり狭き門で、まず先に述べたグッドデザイン・ベスト100に選定されていて、さらにその中から審査委員が大賞候補となる作品を新しいコンセプトや社会を変える革新性などを軸に数点選出します。
そして、この大賞候補の中から来場者、グッドデザイン受賞者、審査員の投票をもってグッドデザイン大賞が決定されるのです。
このグッドデザイン大賞というのは、単に1/1000というわけではありません。
グッドデザイン賞に選ばれる何万もの作品の中から選び出された大賞ですから、その価値たるや相当のものです。
グッドデザイン・ロングライフデザイン賞(エキシビジョン)
グッドデザイン賞とはまた違った趣向でロングライフデザイン賞というものもあります。
これは特に変化が早い日本という国において長い間その価値を維持し続ける、またはより高めてきた商品などに贈られる賞です。
ロングライフデザイン賞を受賞し作品と過去の受賞作品などをあわせて100点ほどの商品を展示しているのが、ロングライフ・エキシビジョンになります。
革新性を評価するグッドデザイン賞とはまた違った息の長い活躍を見せるデザインに触れてみるのもまた趣があります。しかもこの企画展ではその場でロングライフデザイン賞品を購入することも出来るようになっています。
日本の誇るグッドデザイン賞は、その歴史も古く、長く我々の生活に浸透してきたデザイン賞といえます。
よく店舗などでもグッドデザイン賞受賞というマークを見たりすることがあると思いますが、このグッドデザイン賞の受賞作品が一堂に会し、それをまとめてみることが出来るのは非常に有意義だと思います。