名作データシート
- 作品名: Take a line for a walk(テイク・ア・ライン・フォー・ア・ウォーク)
- 発表時期:2003 年
- デザイナー: Alfredo Haberli(アルフレッド・ハベリ)
- ブランド: MOROSO(モローゾ)
(出典:http://www.moroso.it/)
軽量化を実現した大型ラウンジチェア
「Take a line for a walk」は、2003年にイタリアのインテリアブランドMOROSO(モローゾ)より発表されたラウンジチェアです。
デザインはアルゼンチン出身のデザイナー アルフレッド・ハベリで体をすっぽりと包み込む大きなボディとフットレストにもなるスチールの脚のフォルムが印象的なチェアです。
ある時、アルフレッド・ハベリが芸術家パウル・クレーの執筆した本を読んでいた時に自伝を書くことは、「Take a line for a walk(散歩のためにラインをとる)」ようなものだと書かれており、この言葉がハベリに大きな影響を与え、ラウンジチェアの軽量化という最終的なテーマを決める事となりました。
またこのチェアは、ラピットプロトタイピングと言われる3D CADを用いたデザイン手法を用いて製作が行われており、設計のスピードを飛躍的に高めています。
この手法によって非常に大きなウイングをもったラウンジチェアの軽量化もスムーズに開発することが出来ています。
どんな体勢でもリラックスして座ることが出来る大きく、軽量なこのチェアはロングセラーを続け、10年後の2013年には、「Take a soft line for a walk」という布張りの新製品を発表するに至っています。
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