名作データシート
- 作品名: cabbage chair(キャベツチェア)
- 発表時期:2008 年
- デザイナー: 佐藤ナオキ(nendo)
- ブランド:
(出典:http://www.nendo.jp/)
ブリーツ紙を剥いていくという斬新な発想
Newsweek誌の「最も尊敬すべき100の日本企業」やElle Decoのインターナショナルデザインアワードなど日本だけでなく、海外からも高い評価を受け、世界中を飛び回って年間200以上もの作品を生み出すnendoが生みだした非常にユニークなチェアです。
このチェアは、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTの1周年を記念し、三宅一生による企画展「XXIc. -21世紀人」のためにデザインされたもので、プリーツ布地を製造する過程で大量に廃棄されるプリーツ紙を使って家具を作って欲しいという要望に対しての佐藤ナオキの解になります。
キャベツチェアと呼ばれる、このチェアはブリーツ紙をロール状に固定し、そこにハサミで切り目を入れていきます。切り目からブリーツ紙をキャベツのように1枚1枚剥いていくことで小さな椅子が完成するという仕組みです。
ネジなどの部品を一切使っていないところは、21世紀人のコンセプトにも見事にマッチしています。
ブリーツ紙には最初から樹脂成分が含まれており、強度もある程度あり、カタチもつけやすい性質があります。
ブリーツが施してあるために弾力性や柔軟性が自然と備わっているため、荒削りなデザインですが、非常に柔らかな印象と座り心地に仕上がります。
非常にシンプルな構造ですが、1つ1つが手作りになるため非常に手間がかかりますが、そもそも作る人によってデザインが変わる構造のため、ロール状のまま配送して使用する人が自身で椅子として完成させるというカタチで商業化するという考えもあったようです。
日本が誇るスーパーデザイナーの発想にはやはり唸らせられます。
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