名作データシート
- 作品名: F031 Petit Desk(プチビューロ)
- 発表時期:1956 年
- デザイナー: Pierre Paulin(ピエール・ポラン)
- ブランド: TOHNET(トーネット)
(出典:http://metrocs.jp/)
機能的合理主義を追求した名作デスク
このデスクは、1956年に曲げ木技術で有名なフランスのTohnet(トーネット)より「CM141」という名前で発表され、以後約10年間生産されていました。
愛称は、「プチビューロ(小さめのデスク)」でまさに小回りのきく小さめのデスクというイメージにぴったりです。
そもそものデザインコンセプトがオフィス用というよりは、今でいうSOHO用に作られています。
デザインはピエール・ポランが行っており、Artifort(アーティフォート)のリボンチェアやタンチェアといったデザインが彼の代表作としてよく挙げられますが、このデスクは、全く違う直線的で機能性を重視した合理主義的な考え方に基づいて設計されています。
なんとポラン自身が自ら営業に行って、売り込んだというほどの熱の入れようで、後にも先にも彼自身が売り込み営業したのはこの時だけだそうです。
復刻は日本で
2003年に日本のMetrocs(メトロクス)によって待ちに待った復刻版がリリースされました。
メトロクスでは「F031」という名前になっており、この復刻によって日本でもこの名作を簡単に手に入れることが出来るようになったのは非常に大きな意味があります。
プチビューロのデザインディテールを見ていくとポランの熱の入れようが分かります。
まず天板にはブラックかホワイトになり、メラニン化粧板仕上げでマットな質感を演出し、さらにキズがつきにくく耐久性も抜群です。
そして、この天板が美しい木目の引出し(オーク、チーク、ローズウッドの3種)に対して直角に交わることでスムースに連結しています。
この天板と引出のラインが綺麗に水平になっていることがとても美しく、メラニン化粧板と木材の違った質感でありながらもひとつの作品として見事に調和しています。
脚にはスチールを使い、さらに金属との融合も行い、3つの異素材を見事なハーモニーを奏でています。
また、フランスでは2008年からリーン・ロゼが「TANIS」という名称で復刻しています。
やはり、人気プロダクトというのは誰もが欲しいと思うものであり、その要望の大きさからこうして復刻版がリリースされるということですね。
デザイン、機能性ともに優れた名作です。
家で仕事をされるような方は一考の価値あります。きっと仕事もはかどる事でしょう。
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