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ジュスト アン クルについて

釘がカルティエのアイコン？

(出典:http://www.cartier.jp/) ジュスト アン クル（Juste un clou）は、フランス語ではすのものずばり「釘」という意味になります。
釘をモチーフにしたロックでアバンギャルドなデザインとしてカルティエのアイコンとなったジュスト アン クル。

カルティエのアイコンというと3連リングのトリニティやビスモチーフのLOVEがとても有名ですが、ジュスト アン クルはどこかLOVEのビスモチーフと似た雰囲気を感じませんか？
それもそのはず、LOVEが1969年にニューヨークでデザインされたものですが、ジュスト アン クルも同時代にニューヨークで同じデザイナー アルド・チプロがデザインしたものなのです。

当時のニューヨークというのは、伝説のディスコ「Studio54」に熱狂した人々によって活気と熱気に溢れていました。
そんな時代を象徴するかのようなロックパンクなデザインが釘をモチーフにしたジュスト アン クルだったのです。

復活を遂げた伝説のデザイン

(出典:http://www.cartier.jp/) 2012年にジュスト アン クルは現代に蘇りました。
カルティエほどのラグジュアリーブランドのデザインとして”釘”というのは、かなり挑戦的なものであることに間違いありません。
しかし、この一線を越えるデザインが世の中に受け入れられ、人気となったのです。

そのデザインというのは斬新そのもの。
釘をねじ曲げて円形を作り、一方は尖った剣先、もう片方は金槌で打つためのおなじみのカタチ。
少しねじったスパイラルなフォルムがエレガントさを生み出し、その力強いフォルムが現代の女性たちに力と勇気を与えてくれます。

個性が重要視される時代に自分のアイデンティティを主張するには持って来いのスタイルです。
ロックテイストに合わせてもいいですし、エレガントなフェミニンな装いに合わせてみても実は違和感なくフィットするという不思議なアクセサリーになっているのです。

つける人の個性を引き出す魅惑的なデザインをぜひ試してみてください。

この記事を監修しているのは？

ラグジュアリーブランド・ハイファッション調査部門

ラグジュアリーブランドやハイブランドでの勤務経験者、雑誌編集者、とにかくラグジュアリーブランドやハイブランドが好きなメンバーで編成。
好みや主観が入ったり、否定的な意見が存在するのは、ハイブランド.comの味であり、外部からの影響から独立しているからこそ出来ること。
世の中のトレンドや流れを敏感に察知し、常に新しい情報を発信出来るように奮闘しています。

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