HERMES エルメス
職人の技こそがエルメスを屋台骨
職人はエルメスの生命線
エルメスというのが素晴らしいブランドであるというのは、やはりその生み出される”モノ”が素晴らしいからに他なりません。
であれば、そのモノを作る職人というのはいわばエルメスを支える生命線となっているわけですよね。
エルメスというのはそんな職人をとても尊重するブランドなのです。
エルメスで働く職人はとてもイキイキとした表情をし、心からモノづくりを楽しんでいるのです。
現在の大量生産の時代の中でも卓越した職人の技術と手作りにこだわるエルメスならではことで、職人というのを本当に大事にしている企業なのが伝わってきます。
効率だけを考えれば機械化をしたり、生産拠点を海外に移したりと大量生産に対応したほうが企業としての利益にはいいかもしれない、しかしエルメスはそういった利益を追求することはしません。馬具製造から始まったエルメスは、フランスの職人文化の中にあるという意識を持ち、メイド・イン・フランスにとことんまでこだわっています。
ひとりでひとつの作品を作り上げる職人の技
エルメスのバッグの作り方でとてもおもしろいところは、職人が最初から最後までのその工程のすべてを一人で行うというところです。
バーキンやケリーのような人気のバッグというのはどんなに優秀な職人が作っても感性までに20時間程度かかるそうです。要するに一人の職人が担当するということはひとつのバッグが完成するまでに2日以上かけているということです。
こうした一人の職人がひとつのモノを作ることによってそこに愛情が注ぎ込まれ、一点ものに近いこだわりの作品となるのです。
また、こうした一人の手によって手作業でおこなっているのは人気のバーキンやケリーだけではありません。様々なモデルに対してこうした一人で完成させるプロセスが使われているのです。この利点は職人の技術の幅を広げたり、新しい知識を常にインプットできることで職人の技術力の維持、向上にもつながっています。
現在のエルメスの人気を考えれば、オーダーに応えるだけの職人を確保するのは至難の業です。なので納品まで数年待ちといった状態まで発生したりします。買いたいのに作ってもくれないと上から目線のように見えますが、職人の手作業という伝統を貫くエルメスからしてみれば作りたくても作れないのです。
ブランドではなく、シグニチャー(署名)
エルメスのコレクションは、基本的にワンシーズンや数シーズン程度で終わってしまうような短期的なサイクルの流行を考えていません。すべてロングセラーとなるようにひとつひとつの商品を丁寧に開発しています。
エルメスのロゴが大きく目立つように付けられた商品というのは殆ど無いと思います。
高度な職人技と控えめな主張によって、さりげなくエルメスだとわかってもらえるようになっています。
なのでエルメスではブランドというよりもシグニチャーという言葉を用い、自分たちが行った素晴らしい仕事に対する成果としてそこに名前(ブランド)を刻みこむことができるという考え方です。
この名前を刻みこむというのはとても名誉なことだと考えられていて、世界のどこかを旅して、誰かの手によって使われる、それが職人としての誇りなのです。
新しい発見を目的としたグローバル研修
エルメスというブランドを維持するためには、高い技術力とともに常に新しい何かを発信していかなければなりません。なので、エルメスでは職人に対して常に新しいアイデアを得てもらおうと異文化と交流するためのグローバル研修を行っています。
例えば、アマゾンの部族を訪ねてみたり、インドの砂漠にいる遊牧民を訪ねてみたりといった感じです。
この意味というのは、全く異なる文化の中で生活をしている人たちが暮らしの中でどういった道具を使っているのか、また素材を使っているのかを知り、新しい着想を得て欲しいという考えからです。
この研修の中では過去に日本文化との交流も行われ、博多人形職人とエルメス職人との交流も行われたことがあります。職人同士がお互いの技を披露しあうことによって新しい発想を生み出すチャンスとなっています。
こうした経験を重ねることにより、例えばサハラの遊牧民都の交流からバックルや留め具に使う銀の加工技術やインディゴとの交流から新しい天然ゴム製品の開発が行われたりと高い効果を挙げています。
エルメスでも多種多様な人種、民族の方が職人としては垂らしていますが、職人というのはどこの国に行ってもやはり職人です。言語や文化の壁を超えてもお互いに交流し、その熱い魂を交わすことが出来るのです。
職人であり、商人であれ
元来職人というものは、非常に頭の堅い印象があります。
いわゆる技術一辺倒で周りの話には耳をかさない、売れるものを作るのではなく、自分の作りたいものを作るといった印象が少なからずあるのではないでしょうか?
エルメスでは新しい商品を開発するときには、デザイナー、職人、販売担当が一堂に介し、技術とデザインとお客様の声を鑑みながらモノ作りを考えます。
こういった体制というのは一般的ではありますが、なかなかうまくいきません。なぜかというと縦割り組織の中で職人とデザイナーとの仲が悪かったり、売れないことをお互いの責任にしてしまったりとなかなか円滑なコラボレーションが図られないからです。
しかし、エルメスではこの関係がとてもうまくいっています。
職人がよいと思うものを作り、その結果としてのお客様の声を販売担当者から聞き、それを真摯に受け止め新しい製品に反映させるということを繰り返し続けてきたからです。
それぞれの立場の関係者がお互いを尊重し、お客様のことを考え、できるだけ近い目線でモノづくりを考えるというエルメスの哲学が表れているのです。
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ラグジュアリーブランド・ハイファッション調査部門
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