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ジュエリーの枠を超えた多角化戦略

革新のジュエラーはラグジュアリーブランドの枠を超える事業を展開

ブルガリ（BVLGARI）は皆さんご存知ですよね？
世界屈指のジュエラーであり、高級腕時計やレザーアイテム、香水など様々なジャンルに挑戦し成功を収めているトップブランドです。

ブルガリと同じくジュエラーとしてはカルティエやティファニーなども腕時計や香水、レザーアイテムなどは発表していますし、ブランドの多角化としては既定路線だと思います。

特にハンドバッグというのはブランドの稼ぎ頭にもなりますので、オートクチュールブランドのディオールやサンローランはもちろんのこと、シューズから端を発したジミーチュウやクリスチャン・ルブタンでもハンドバッグを始めとしたレザーアイテムは積極展開されています。

しかし、ブルガリほどブランド展開を多角化しているのはなかなかないのではないでしょうか？

最高のブランドが最高の空間をつくる

（出典:http://www.bulgari.com/） まずはホテル展開。 ルイ・ヴィトンのホテルとかティファニーのホテルなんて聞いたことが無いですよね？
でもブルガリはホテル事業まで展開しているのです。

最初は2004年に始まりました。
ブルガリの母国であるイタリアのミラノに最初のホテルをオープンします。
その後もロンドン、バリ、そして上海、北京、ドバイといったアジア、中東圏にまでその範囲を拡大しています。



（出典:http://www.bulgari.com/） 特に有名で日本人にも馴染み深いのが2006年に開業したインドネシア・バリ島のホテル。
やはりラグジュアリーブランドのブルガリが展開しているだけあって高級感は他のラグジュアリーホテルと比べても抜きん出ているレベルです。

特にバリらしいアジアンリゾートの雰囲気とイタリアンスタイルの融合から生み出される洗練されたコンテンポラリーデザインと美しい自然との関係は素晴らしいの一言です。

周囲を囲まれた要塞のような断崖の上にあり、それぞれのヴィラにはプライベートガーデン、プール、アウトドアリビングがあります。
300㎡という広大な空間でココナッツの藁屋根になっていてるのが特徴です。

一度でいいから泊まってみたいと思わせてくれるそんな雰囲気です。



（出典:http://www.bulgari.com/） 実は日本でもブルガリ ホテル＆リゾートのレストランがあります。
残念ながらホテルではありませんが、銀座のイタリアンレストランと大阪梅田のカフェです。

ラグジュアリーな雰囲気は十分に体験できますが、それほど肩肘張らずに利用出来るようなスペースになっていますのでご興味ある方はぜひ一度お試しください。

ブルガリ ホテルズ＆リゾーツ・東京レストラン
ブルガリ銀座タワー　8F/9F/10F/11F
〒104-0061東京都中央区銀座2-7-12
Tel/03-6362-0555

大阪 「ブルガリ イル・カフェ」
〒150-0001
大阪市北区角田町8-7阪急うめだ本店 5F
Tel/06-6313-1575

宝石のようなチョコレート

（出典:http://www.bulgari.com/） ホテルよりもさらに驚きなのはチョコレートです。
ご存じの方も多いと思いますが、知らない方からするとブルガリがチョコレート？？という感じですよね。

ブルガリのチョコレートは2007年にデビューをしました。
ある意味ラグジュアリーブランドからチョコレートというのも衝撃的ですが、すでにブルガリ・ホテル＆リゾートがあり、レストランも運営していたのでその延長線上と考えれば納得です。

ただ、普通のチョコレートとは違います。
ブルガリは、チョコレートのことをジェム（宝石）と呼びます。

さすがにジュエラーらしく、チョコレートも宝石を磨き上げるようにひとつひとつ丁寧に手作りしているのです。
日本ではブルガリ銀座タワーの中で作られているそうです。

専属のショコラティエが伝統的な技術を用いて、視覚と味覚の両方を満足させるためのジェムを作っていきます。
そして、ショップではブラック系の樹脂製カウンターにディスプレイされるのですが、これはもう宝石を店舗に並べているのとおなじ感覚です。

また、チョコレートを入れるケースもジュエリーボックスを彷彿とさせる上品なデザインで、見た目も味の最高なのです。

贈り物としてもとても喜ばれるものですし、バレンタインデーにブルガリのチョコレートを贈ると本気度がお相手にも伝わりますね。


このようにブルガリは、高級ブランドとしての足場をしっかり固めながらも他のブランドが進出していないような領域にまで手を伸ばして成功を収めている稀有なブランドなのです。

昨今では家具やインテリア、レストラン展開のようにブランドの多角化が進んできている状況ではありますが、ブルガリは最先端をいっていることは明らかですね。

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この記事を監修しているのは？

ラグジュアリーブランド・ハイファッション調査部門

ラグジュアリーブランドやハイブランドでの勤務経験者、雑誌編集者、とにかくラグジュアリーブランドやハイブランドが好きなメンバーで編成。
好みや主観が入ったり、否定的な意見が存在するのは、ハイブランド.comの味であり、外部からの影響から独立しているからこそ出来ること。
世の中のトレンドや流れを敏感に察知し、常に新しい情報を発信出来るように奮闘しています。

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