BVLGARI ブルガリ
130年を超えるブルガリの歴史
130年を超える伝統の裏には何が?
(出典:http://www.bulgari.com/)
ブルガリは、1884年に創業したとても歴史ある由緒正しき宝飾品ブランドです。
フランスではカルティエが、アメリカではティファニーが、そしてイタリアではブルガリがそれぞれの個性を発揮し、世界中に美しいジュエリーを展開してきました。
しかし、ブルガリはジュエリーだけではなく、高級腕時計ブランドとしても超一流なのです。
また、香水、レザーアイテムとその製品ラインナップを広げ、ホテル事業の展開、近年ではチョコレートを販売するなどブランドとしての幅を広げています。
ここではそんなブルガリの歴史を紐解き、どのようにして今の地位を築いたのか、時代を追いながら見ていきたいと思います。
ブルガリ(BVLGARI)という名の伝説の序章
(出典:http://www.bulgari.com/)
ブルガリの創業者は、ソティリオ・ブルガリという人物です。
現存する大抵のラグジュアリーブランドの名前は創業者から付けられており、ブルガリもその例外ではないということですね。
ソティリオ・ブルガリは1857年にギリシャのエピルスという街で生まれました。(ブルガリはイタリア発祥のブランドですが、創業者はギリシャ出身です。)
エピルスという街は古代ローマの時代から銀細工が盛んで、ソティリオの家も代々銀細工師の家系でした。
そうした家庭環境に育ったソティリオは遅ない頃からその才能をいかんなく発揮し、将来を嘱望されていました。
ある意味運がよかったのかもしれませんし、必然だったのかもしれませんが、バチカン戦争が勃発したことをきっかけとして一家はイタリアに移住することになります。
イタリアに移ったソティリオは銀細工の制作を続け、彼の作ったシルバーオーナメントが人気を呼んだことで、1884年にローマのヴィア・システィーナに最初の店を出すことなりました。
これが、現在も続くブルガリ(BVLGARI)のスタートとなったのです。
卓越したビジネスセンスで独自のスタイルを確立
(出典:http://www.bulgari.com/)
ソティリオのアクセサリーは、エピルスに伝わる伝統的なギリシャ建築の手法をベースとしながらも、先進的な技術を取り入れたことで独自のスタイルを確立し、革新的なモダンイタリアンジュエリーの礎を築き上げていったのです。
しばらくして20世紀に入ると、息子のコンスタンティノとジョルジョも経営に加わり、本店を現在のコンドッティ通りに移転します。
ソティリオが1932年に死去するまで、2人の息子はソティリオから宝石、ジュエリー制作のノウハウを学ぶ一方でビジネスに関しても才能を発揮していきます。
ソティリオもアメリカやイギリスなどの英語圏からの旅行者を意識して店名を英語で「Old Curiosity Shop(骨董屋)」としたり、富裕層が避暑地として利用するスイスのサンモリッツに店舗を開くなど商才にあふれた人物でした。
息子たちにおいてもその才能は受け継がれ、ソティリオ亡き後もブルガリは後退することなく、躍進を続けることになります。
20世紀の初頭にはカルティエの主導したガーランド様式を中心とするアール・デコやアール・ヌーヴォーが世界の宝飾デザインを席巻していました。
この時代にはブルガリも創業当時のギリシャ建築様式をベースにしたデザインから、アール・デコにインスパイアされたジュエリーに転換していました。
しかし、ブルガリはここで世界のトレンドに対して待ったをかけます。
流行の最先端を走っていたアールデコ、アール・ヌーヴォー、ロココといったフランスの様式から創業時代の伝統に立ち返り、ソティリオの提唱したギリシャ建築様式や古代ローマ様式を再度デザインに取り入れました。
東洋文化に影響を受けているこれら古典様式はカラーストーン使いが特徴的で、「色石といえばブルガリ」と言われるほどの地位を確立しました。
さらに重厚なデザインが特徴であるルネサンス様式も取り入れ、流行からは一線を画した独自のブルガリ様式を作り上げたのです。
明らかに時代と逆行するカタチではありましたが、シンプルなデザインに傾斜していた時代に「華やかで見栄えのする」ブルガリジュエリーが人気化するのは必然だったのです。
視野を世界に、そしてジュエリーから多角化へ
(出典:http://www.bulgari.com/)
1950年代から60年代にかけては『ドルチェ・ヴィータ(甘い生活)』と呼ばれる時代に入り、ローマのブルガリ本店には著名なアーティスト、俳優、作家などが集まります。
そして、その豊かな色彩感覚、贅沢なボリューム感をもった独特のジュエリーは、世界のセレブリティをも魅了するブランドとなり、オードリー・ヘップバーンやエリザベス・テイラーといった世界のファッショニスタもブルガリのファンとなりました。
もはやイタリアだけにとどまらない、世界の富裕層を虜にするジュエラーとなったのです。
1970年代に入り、満を持して世界へと打って出ます。
さらに時計製造にも参入し、1980年には時計のメッカ スイスに”ブルガリタイム”を設立しました。
ブルガリの時計は、ジュエリーと並びとても人気のあるアイテムとなっていますが、1970年代からスタートしていたのです。
さらに1993年にはスイスに”ブルガリ・パフューム”を設立し、最初の香水となる「オ・パフメ オーテヴェール」を発表。
1996年には初のスカーフライン「アクエレッリ」、翌1997年には、初のスキンケア製品「イドラ・デ・ヴィタリザン」と立て続けに製品ラインナップを拡充していきます。
2000年のミレニアムには、スイスの高級腕時計メーカーのジェラルド・ジェンタ、ダニエル・ロート、そしてマニュファクチュール・オート・オルロジュリーを買収し、ダニエル・ロート&ジェラルド・ジェンタ オート・オルロジュリーを設立しました。
そして、ホテル事業への進出では、ミラノ、バリ島、ロンドンにジュエラーならではラグジュアリーな感性を詰め込んだ最高のホテル&リゾートを創りだします。
ジュエリーに始まり、時計、香水、アパレル、ホテルと世界を視野に入れながら次々と事業を拡大し、単なるジュエラーではない総合的なブランドとしての基盤を盤石にしました。
2011年にはベルナール・アルノーの率いる世界最大のブランドコングロマリット LVMH(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー)の傘下に入り、その成長に拍車をかけています。
他の追従ではない独自のスタイルを築き上げることで差別化を図り、ブランド力と伝統に裏付けられた確かな技術力、加えて類まれなるビジネスセンスによってこれほどまでのブランドへと成長してきたのです。
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ラグジュアリーブランド・ハイファッション調査部門
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