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キモノについて

日本の伝統文化「着物」からインスピレーション

　 2016年にルイ・ヴィトンから登場した魅惑のライン『キモノ』
このラインはその名前の通り、日本の着物からインスピレーションを得て生み出されています。

ルイ・ヴィトンの伝統的なシグネチャーであるモノグラムとカラーレザーの組み合わせは、まるで着物を羽織るかのようにV字に交差しています。さらに襟元ともいうべき位置にはゴールドのVメタル。
まさに美しい着物の織り成す芸術性をレザー製品の中に昇華させている素晴らしい逸品です。

ニコラ・ジェスキエールはここ最近、モノグラムやエピを再解釈したデザインを多数発表しています。
そしてヴィトンの伝統でもあるモノグラムと日本という国における伝統的な文化「着物」を融合させてこの芸術を創り出したのです。

もう一つの着眼点は『V』ですね。
モノグラムやエピといったクラシックなラインと共に強調されているのが、ヴィトンの頭文字でもあう『V』。
着物の重なりがまさにVのラインに見えることからこうしたラインが“今”出てきたというのはうなずけますね。

トートタイプのバッグの他にもポルトフォイユ・キモノと名付けられたウォレットやカードケースなど美しいV字を描くアイテムがリリースされています。


　 モノグラムとコントラストを描くカラーレザーにはブラックやレッド、ブルーだけではなく、いかにも日本の着物を連想させるような鮮やかなパターンも発表されています。

デザイン性や話題性だけではなく機能性や芸術性までも兼ね備えたユニークなラインなので、ヴィトンコレクターだけではなく、初めてのヴィトンであっても十分に納得できる作品といえるでしょう。

この記事を監修しているのは？

ラグジュアリーブランド・ハイファッション調査部門

ラグジュアリーブランドやハイブランドでの勤務経験者、雑誌編集者、とにかくラグジュアリーブランドやハイブランドが好きなメンバーで編成。
好みや主観が入ったり、否定的な意見が存在するのは、ハイブランド.comの味であり、外部からの影響から独立しているからこそ出来ること。
世の中のトレンドや流れを敏感に察知し、常に新しい情報を発信出来るように奮闘しています。

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