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ダミエ・コバルトについて

ダミエに登場した注目を浴びるニューメンズライン

ダミエというとルイ・ヴィトンの中でもモノグラムに次ぐ定番ラインです。
メンズラインという点ではダミエ、そしてダミエ・グラフィットが最も定番のラインとして定着しているように思います。
こんなダミエ・ラインに2014年新作コレクションが発表されました。その名も「ダミエ・コバルト」。

2014ー2015の秋冬メンズ・コレクションを発表するパリ・メンズ・コレクションでのお披露目でデザインは、メンズスタイル・ディレクターのキム・ジョーンズです。
発表はライブ映像で中継されるほどの注目度で、発表からすぐにオンラインでの2週間先行販売が行われます。なんと160年以上の歴史を持つヴィトンにおいても初の試みだったのです。
こうして考えるとダミエ・コバルトがいかに特別な存在かというのがわかると思います。

イメージは深海のコバルトブルー。紳士に贈る洗練されたブルーの衝撃といった感じで間違いなく今後のメンズ・コレクションを引っ張っていくラインとなることでしょう。

100年以上の時を経てダミエからダミエ・コバルトへ

ダミエは元々1888年に発表されたとても歴史あるラインです。
実際には1888年の発表時にはトランクケースに採用されており、シンプル過ぎて模倣されやすいということからモノブラムの登場後廃盤となっていました。

しかし、モノグラム100周年記念として復活し、その後マーク・ジェイコブスによって定番ラインとして完全復活を遂げ、現在ではヴィトンを代表する主力ラインとして威風堂々とした佇まいを見せています。

定番のエベヌ（茶）をはじめ、女性に人気の白を貴重としたアズール、メンズラインとしてエベヌとともに人気を集めているブラックラインのグラフィットなど様々な人気ラインを生み出してきました。

そして、コバルトは爽やかなジェントルマンを意識したブルーで登場し、グラフィットやエベヌと比較されることも多くなるでしょう。

コバルトとグラフィットの違いって？

（左がコバルト、右がグラフィット） 実際にコバルトとグラフィットを見比べてみるとコレクションの違いはあるものの、同じ型で見比べると色の違いなどもほとんどないくらい似ています。
コバルトはブルーといってもブラックとブルーの組み合わせですし、グラフィットはブラックとグレーなので実はそれほど差がでないのです。

最も大きな違いは内側の革で、これまでのヴィトンは細かく型押しされたクロス・グレイン・レザーを使っており、どちらかと言うと硬めでゴツゴツした質感でしたが、コバルトではカウハイド･レザーを採用したことでとても柔らかい質感となったのです。
どちらがいいかは好みの問題もありますので一概には言えませんが、印象的にはスタイリッシュさが増したような気がします。

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ラグジュアリーブランド・ハイファッション調査部門

ラグジュアリーブランドやハイブランドでの勤務経験者、雑誌編集者、とにかくラグジュアリーブランドやハイブランドが好きなメンバーで編成。
好みや主観が入ったり、否定的な意見が存在するのは、ハイブランド.comの味であり、外部からの影響から独立しているからこそ出来ること。
世の中のトレンドや流れを敏感に察知し、常に新しい情報を発信出来るように奮闘しています。

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