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若者を虜にする粋なコラボ

暴動が起きるほどの人気を博したH＆Mとのコラボレーション

(出典:http://balmain.co.jp/) BALMAINの人気を象徴する上で記憶に新しいのが、ファストファッションのH＆M（ヘネス・アンド・モーリッツ）とのコラボレーションで発表した「BALMAIN ☓ H＆M」。

最初のコレクションの発表日が2015年11月5日で、世界の250店舗で同時発売となり、バルマンを象徴するようなバイカージャケットやミリタリーシャツ、BALMAINのロゴがプリントされたTシャツなどといったアイテムが販売されました。

このコラボレーションの何がすごいかというと、商品を手に入れることが普通ではできないから。
おそらく事情を知らない方からすると意味が分からないかもしれませんが、あまりにも人気すぎて、並んでも買えないくらいの事態になってしまったのです。

状況としては、１日前から並ぶくらいでは遅いくらいで、前日の閉店前に並んでも欲しいものが買えるかどうかというレベルです。
当然こうした状況になった背景には転売をする輩の存在もあるのですが、とはいえこの人気っぷりは凄まじいものがあります。

服を買うために乱闘騒ぎになるなんて聞いたことがありません。

現地でそのまま価格を上乗せで取引するようなこともあったようですし、オークションやフリマアプリなどでの転売が盛んに行われたのです。

BALMAIN ☓ H＆Mのコラボアイテムは？

メンズ、レディースともにかなりエッジの効いた個性的なアイテムが目を引きます。
もちろん価格的に見るとファストファッション価格ではありませんが、バルマンとして買うよりはかなり格安になっており、このクオリティのアイテムであれば長蛇の列ができるのも納得です。

バルマン×H＆Mのアイテム

メンズ

赤と黒のバイカージャケット、ミリタリーウールコート、エボレット付きミリタリーシャツ、ハイカットスニーカー 　

レディース

ホワイトのジャケット、ロープのレースアップシューズ、ストライプパンツ、イエローノースリーブ 　

H＆Mでの過去のコラボも大人気だった

　 実はH＆Mは過去にも様々なブランドとコラボレーションをしていますが、どれもこれもスマッシュヒットになっています。

代表的なのは、2014年のアレキサンダー・ワンとのコラボレーション。
この時もまるで戦場のような雰囲気の中、発売した商品は即完売という人気となりました。

この争奪戦があったからこそ、余計にバルマンの時は争奪戦が過激になったといえるかもしれません。

H＆Mのコラボは、このアレキサンダー・ワン以外にもコム・デ・ギャルソンやジミーチュウ、カール・ラガーフェルドやランバン、ヴェルサーチといった超一流ブランドとも行ってきています。

バルマンの次は、KENZO（ケンゾー）とのコラボとなっています。

やはり世界を代表するファストファッションブランドなので、こういった事ができるのですね。
最近だとユニクロがルメールとコラボするなど、ファストファッションと一流メゾンの間の垣根がなくなってきている気がします。

と言うのもファストファッションブランドが潤沢な資金を武器にデザイナーをうまく口説いているというのが実情かなとと思いますが。
今後もこうしたコラボは増えていきそうですね。

バルマンはナイキとのスポーツコラボも展開

(出典:http://balmain.co.jp/) さらにバルマンのクリエイティブ・ディレクター オリヴィエ・ルステンがナイキラボ（NikeLab）のコラボも開始し、「NikeLab x オリヴィエ・ルスタン：フットボール ヌーボー コレクション」として2016年6月に発表されました。

メンズ、レディースともに発表され、黒を基調としたジャケットやシューズがラインナップ。
「マーキュリアル」「マジスタ」「ハイパーヴェノム」「ティエンポ」からインスピレーションをえたシューズはブラックとゴールドのコンビネーションで機能性とデザイン性を兼ね備えた素晴らしいモデルになっています。

ディテールにまで完璧にこだわって作られたシューズは、ナイキのシューズに新しい表情を生み出しています。


(出典:http://balmain.co.jp/) また、ウェアの方も独創的でスポーティな素材とスリムなラインに、バルマンらしいトラッドな雰囲気が存分に作りこまれています。

ナイキとのコラボも品切れ続出の超人気アイテムとなりました。

バルマン×NIKEのアイテム

オリヴィエ・ルステンになってからというもの、バルマンはこうしたコラボレーションを使ってブランドイメージを着実に向上させてきていますね。
オートクチュールメゾンであったバルマンが今では若者、メンズから絶大な支持を得ているのは、こうした露出の増加が大きいと思います。

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この記事を監修しているのは？

ラグジュアリーブランド・ハイファッション調査部門

ラグジュアリーブランドやハイブランドでの勤務経験者、雑誌編集者、とにかくラグジュアリーブランドやハイブランドが好きなメンバーで編成。
好みや主観が入ったり、否定的な意見が存在するのは、ハイブランド.comの味であり、外部からの影響から独立しているからこそ出来ること。
世の中のトレンドや流れを敏感に察知し、常に新しい情報を発信出来るように奮闘しています。

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