BURBERRY バーバリー
「洋服の革新家」バーバリーの歴史
洋服の革新を進めるために21歳の青年が起業
(出典:https://jp.burberry.com)
バーバリーは1856年にトーマス・バーバリーによってイギリスのベイジングストークで設立されました。
この時トーマス・バーバリーはまだ21歳、才能にあふれる若者が洋服店を立ち上げたというレベルの話でした。
しかし、当の本人は単なる洋服屋で終わるという気はさらさらなく、自らのことを「洋服の革新家」と呼んでいたのです。
こうした野心と類まれなる才能によって、後に世界中を虜にするほどのスーパーブランドを作り上げていくのです。
創業して間もなくするとバーバリーのお店はすぐに頭角を現しだします。
アウターウェアの品揃えの良さが評判を呼び、イギリス全土に評価を得だしたのです。
バーバリーのあったベイジングストークは交通の便がよい土地だったので、イギリス各地からバーバリーの服を求めてお客さんが来るようになりました。
この頃の娯楽といえばスポーツや狩りだったので、そういったアウトドアウェアを買いに来る人達は一度に多くの品物を買い込むために遠方からもやってくるというほどでした。
バーバリーはこうした人気の後押しを得て、1970年代には取り扱い商品を増やし、一気に大型商店へと成長していくのです。
洋服の革新、それは素材の革新でもある
(出典:https://jp.burberry.com)
バーバリーは服を作って売るというだけではなく、その服自体の機能性を改善するということにも力を入れていきました。
そうした探求心から生み出されたのが、「ギャバジン」という素材。
1979年に開発されたものですが、これは農民が汚れを防ぐために服の上に羽織っていた上着からインスピレーションを得たものですが、長い繊維のエジプト綿を細く織った耐久性、防水性に優れた革新的な新素材でした。
この素材を用いて軍人や冒険家、登山家のための機能的な服を作り、一般にも雨風や寒さから身を守るため服を作ったのです。
これまでの重く、着心地の悪かったアウターに革命をもたらしたといわれるほどのことだったのです。
1888年には特許も取得しています。
世界から望まれたロンドンへの進出
(出典:https://jp.burberry.com)
ギャバジン効果のおかげでバーバリーの名声はイギリスだけではなく、世界に広がっていきました。
そしてこれまでハンプシャー州のベイジングストークに店舗を構えていたところから、ロンドンへの進出を強く望まれるようになりました。
そして1891年、満を持してロンドンのヘイマーケット30番地に新店舗をオープンするに至ったのです。
1900年になると建築家ウォルター・ケイブが手掛けた建物に移転し、現在でもバーバリーの本社、そしてショールームとしても使われ続けています。
この頃からバーバリーというブランドがかなりの知名度になり、よりバーバリーというブランドを広くし単身でもらうということで今も使われているバーバリーのシンボル的な馬に乗った騎士のロゴが考案されました。
バーバリーの代名詞「トレンチコート」の誕生
(出典:https://jp.burberry.com)
トレンチコートの前身となったのは「タイロッケン」というコート。
1912年にバーバリーが特許を取得したものですが、素材はもちろんギャバジンでボタンを使わずにベルトで開閉するというのが特徴的なデザインです。
実はトレンチコート自体のきっかけは1914年から開戦した第一次世界大戦です。
現在、世界中で愛されるトレンチコートが戦争がきっかけというのは驚きですが、バーバリーの全天候型ギャバジンコートが連合国の将校の間で着られていたのです。
トレンチコートという名前の由来は将校が塹壕(トレンチ)での戦闘に耐えうるように依頼され改良を加えたもので、この戦争中になんと50万着という量のトレンチコートを生産したのです。
特徴としては手りゅう弾やカバンなどの軍事用品を固定するためのメタル製Dリング、双眼鏡のストラップなどを通すための肩章、エポレットは将校の階級を表しました。
こうして軍事行動に適した形で改良を加えられたトレンチコートでしたが、戦後には独立心や優雅さ、色あせないスタイルの象徴として人々の記憶の中に刻まれていったのです。
バーバリーチェックはこの時代に生まれた
(出典:https://jp.burberry.com)
バーバリーと聞くと誰もが思いうかべる黒、キャメル、赤、白のチェック柄。
バーバリーチェックとしてあまりにも一般的に浸透してしまったこのチェック柄ですが、初めてこのバーバリーチェックが登場したのが1920年です。
この時はトレンチコートの裏地として使われていたので、まだ今のように人々の注目を浴びるようなものではありませんでした。
1924年には「カントリー・タータン」としてバーバリーチェックを全面に押し出しています。
実はバーバリーチェックが世の中に広く知れ渡ることになったのはずっと後のことで1964年になります。
この年は東京オリンピックが開催された年でイギリスの女子オリンピック代表チームが飛行機に乗り込む際に腕にかけていたトレンチコートの裏地(バーバリーチェック)がちら見えしたときに一気に脚光を浴びることになったのです。
1967年のコレクションでは初めてバーバリーチェックを裏地以外に使用し、その後マフラーやバッグなどバーバリーチェックがアイコンとして存在価値をどんどん高めていったのです。
バーバリーは王室御用達のブランドへ
(出典:https://jp.burberry.com)
バーバリーは王室御用達のブランドとして有名ですが、その栄誉を受けたのはかなり前のことです。
1919年にはトレンチコートが英国軍に正式採用されたことによってジョージ5世からコート・ジャケットのイギリス王室の郷用足しになっています。
その後も1955年のことでエリザベス2世より、王室御用達許可証(ロイヤルワラント)が授与されました。
さらに1989年にはチャールズ皇太子より、2つめの王室御用達許可証(プリンス・オブ・ウェールズ)を授与されます。
バーバリーはかなり早い段階から世界のトップブランドとしてその地位を確立してきましたが、この頃からさらにその名声は加速します。
各界の著名人、芸術、文化、スポーツ、政治など様々な分野での有力者がバーバリーのお得意様としてバーバリーを愛したのです。
例えば顧客リストにはジョージ・バーナード・ショーやW・サマセット・モーム、ウイストン・チャーチル、A.A.ミルトン、ラドヤード・キップリングなど誰もが知る名前が並んでいたのです。
こうした実績からバーバリーはイギリスではアクアスキュータムと並ぶ権威あるブランドとなっていきました。
老若男女問わないハイブランドとして更なる成長を遂げる
(出典:https://jp.burberry.com)
日本では三陽商会とのライセンス契約によって独自の路線を歩んでいましたが、バーバリー本家では様々な変化と成長を遂げていきました。
1999年にはバーバリーの高級ラインとして「バーバリープローサム」を発表しました。
このプロ―サムの発表にはジル・サンダーのアシスタントデザイナーを務めていたにロベルト・メニケッティがクリエイティブ・ディレクターに就任しており、2000年にはメンズコレクションも発表しました。
プロ―サムというのはラテン語「前進」という意味があり、まさにバーバリーがこれから向かおうとしていたモダンスタイルを体現するものです。
このタイミングでブランド名が『Burberry‘S』から『BURBERRY』へと変わりました。
2001年にはロベルト・メニケッティがクリエイティブ・ディレクターを退任し、ダナ・キャラン、そしてグッチのレディース部門のシニアデザイナーを務めていたクリストファー・ベイリーが後任としてクリエイティブ・ディレクターに就任します。
クリストファー・ベイリーのコレクションからはこれまでバーバリーを支えてきた「バーバリーチェック」を一掃し、全く新しいブランドイメージを構築することに成功し、そのクオリティの高さから世界で最も影響力のあるデザイナーと言われるほどになりました。
その後2014年にクリストファー・ベイリーがCEOに就任したことで日本の三陽商会とのライセンス契約を終了させ、日本独自の展開であったブルーレーベルやブラックレーベルが終了し、日本でもイギリス本国主導のブランド展開が始まります。
さらにロンドン、プロ―サム、ブリットなど、これまで展開してきた様々なレーベルを統合し、『バーバリー』というブランドイメージを統一していきました。
よりモダンへ、よりストリートへ、よりオープンへ
(出典:https://jp.burberry.com)
クリストファー・ベイリーの退任後、次なる新しいクリエイティブ・ディレクターとしてジバンシィを12年間率いてきたリカルド・ティッシが就任しました。
リカルド・ティッシの就任というのは、英国伝統ブランドであるバーバリーにとってはかなり意外な人選となりましたが、そうした不安も2018年9月のファーストコレクションで吹っ飛ばしました。
ジバンシィでは小悪魔的な女性の魅力を引き出すような洋服を生み出してきたリカルド・ティッシが、英国を象徴するブランドとして女王陛下の服や兵士の身を包んだトレンチコート、ジョージ・ロマリーのエベレスト登頂など支えた重みを受け止められるのかに注目が集まりましたが、ロンドンのセントラル・セント・マーティンズでファッションを学んだリカルドにとっては、実はなじみ深い街。
イギリスの伝統とラグジュアリーをモード、ストリートと遊び心を加えたリカルド流のスタイルによって英国スタイルというアイデンティティ自体が危ぶまれる時代の中でよりオープンなバーバリーというブランドが創り出されつつあります。
ブランドロゴの刷新やバーバリーチェックに変わる新しいTBロゴのモノグラムスタイルなどを立て続けに発表し、リカルド旋風は続くでしょう。
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ラグジュアリーブランド・ハイファッション調査部門
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