NEIL BARRETT ニールバレット
成功すべくして成功したニールバレットの歴史
成るべくして成ったデザイナーへの道
Neil Barrett(ニール・バレット)は、1965年にイギリスのデヴォンで代々テーラーである家庭に生まれました。
デザイナーの血統に生まれたニールは当然のごとくファッションへの道をこころざし、ジョン・ガリアーノやファービー・ファイロ、アレキサンダー・マックイーンなどファッション界の大物も卒業したイギリスの名門セントラル・セントマーチンズで学び、在学中にはジョン・ガリアーノの卒業コレクションを手伝ったりもしていました。
さらにロイヤル・カレッジ・オブ・アートでメンズファッションの修士を取得し、その卒業コレクションがGUCCI(グッチ)の目に留まったことにより、いきなりグッチのシニアメンズウェアデザイナーに抜擢されることになり、トム・フォードによるグッチ再生時期に貴重な5年を過ごすのです。
ニールは自らプラダのCEOパトリツィオ・ベルテッリにメンズウェアラインを提案し、1994年にプラダに移籍。
8か月後にはプラダのメンズウェアを立ち上げ、クリエイティブ・ディレクターとして非常に大きな影響力を発揮し、テーラードを神髄としたミニマルかつ先進的なハイテクウェアというアプローチによってひとつの時代を創り上げました。
その後は1998年にスーツケースやバッグなどをメインとするサムソナイトでアクティブウェアのデザイナーに就任しましたが、1年ほどで退任し、満を持して自身の名を冠したシグネチャーブランドの立ち上げを決意したのです。
デビュー直後からの人気も当然の結果
1999年にブランド「Neil Barrett(ニールバレット)」を立ち上げ、その年のA/Wミラノコレクションにてメンズウェアを発表し、翌2000年にはイタリアのフィレンツェで行われるメンズでは世界最大のプレタポルテ見本市であるPITTI IMMAGINE UOMO(ピッティ・イマージネ・ウオモ)でランウェイデビューを果たしました。
イギリス出身のニール・バレットですが、なぜかコレクション発表の場はイタリアが中心となりブランドとしてはイタリアンブランドとして認識されています。
2000年にレディースコレクションを発表し、2001年にはサン・フルールが総代理店として間を取り持ち東京 南青山の骨董通りにショップをオープンするなど日本への進出はブランド設立からかなり早い時期に行われました。
これまでの経験、そしてプラダのメンズウェアへのアプローチをそのままに生地の開発とフィット感に細心の注意を払い、合理化されたモダンなスタイリングは、国際的なマーケットにおいてもその多様性に対応しながら絶大な支持を集めました。
急速な成長に満足しないブランドの土台作り
2003年からはPUMA(プーマ)のテクニカルコレクションのクリエイティブ・ディレクターを務め、「プーマ・バイ・ニールバレット」を展開します。
同時にイタリア代表のユニフォームを手掛け始め、2006年のワールドカップで優勝した時のユニフォームもニール・バレットがデザインしたものです。
この頃からハリウッドセレブの間でも御用達のブランドとなり、オーランド・ブルームやユアン・マクレガー、そしてブラッド・ピットなどが愛用し、よりその人気と知名度を高めていきました。
映画「スパイダーマン2」への衣装協力も行い、多方面へと活躍の場を広げていき、この後も様々な映画への衣装提供を行っていきました。
2006年にはレディースウェアの拡大に乗り出し、メンズウェア同様のきめ細かなオーダーメイド品質のモダンでミニマルなアイテムを展開し、人気を博していきます。
2007年には過去にバーバリーのブラックレーベル、ブルーレーベルを展開し日本でのバーバリー人気を不動のものにした三陽商会とライセンス契約を行い、Blackbarrett by Neil Barrett(ブラックバレット・バイ・ニールバレット)をスタートさせました。
そして、翌年には日本の代理店がサン・フレールからPMD JAPANに移管され、それを機に骨董通りにあった店舗をリニューアルし、青山にフラッグシップショップをオープンさせました。
2009年には生産部門をトスカーナに設立し、すべての生産、流通の拠点とする決定をしました。
昨今の一般的なブランド戦略はアジアなどに生産をアウトソースしたり、拠点を移すというのがトレンドの中、その真逆の発想でコレクションの大半がMade in Italyとなっています。
これは、品質を上げるという側面もありますが、それ以上にイタリアの織物工場や職人や生産者などに焦点を当て、そして保護していくという信念のもとに成り立っています。
2010年には日本の代理店がPMD JAPANから株式会社アオイへと移管されています。
2011年には今度は流通の強化を始めます。
香港のランドマークにブティックをオープンし、さらに韓国にも2店舗をオープン。
さらに北京、上海、杭州、マカオといった中国本土にもブティックをオープンすることで、今後の重要なマーケットとなるアジア地域へと積極的な展開を行っていったのです。
店舗コンセプトに関しては、ザハ・ハディッドとのパートナーシップが成り立っています。
2018年にはキッズラインもスタートさせ、シンプルながらもアーバンなスタイルのニールバレットのキッズウェアはセレブリティの間で話題となりました。
1999年にブランドスタートをさせ、ここまで順風満帆なストーリーを歩むブランドというのは珍しいかもしれません。
常に成長を続け、新しいコレクションの展開、生産や販売の強化などブランドとしての土台もしっかりと固め、今後もニールバレットの人気は続いていくでしょう。
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ラグジュアリーブランド・ハイファッション調査部門
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